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2005年07月24日(日) 地震の跡 / 代証屋 / あるある…

昨日の地震、鉄道会社はうまく対応できたのか興味があると書いたのですが

電車が動かないことに腹を立て、緑の窓口の窓を壊した会社員を逮捕
と言うことが千葉県木更津であったようです。

千葉は震源地ですから、かなり長い間調査などのために止まったみたいですね。突然の交通マヒですから自分の思い通りにならないことも仕方ないと腹をくくるしかないと思うんですが、それでもその地震までも駅員のせいにしようって言うのは大人気ないんじゃないかなぁと思います。ただ、私が昨日心配していたのは、八つ当たりしたくなる人が増えるのは当然だから、それを逆撫でしない対応を心がける準備、訓練はできているんだろうかと言う心配だった訳です。

例えば「バイクに乗った少年が車に轢かれて死亡。車の運転手は業務上過失致死で書類送検」なんてニュースの見出し、それだけを見ると車の運転手が悪者です。しかし良く見ると「バイクに無免許で3人乗りしていた15歳の少年が、暴走の末車にぶつかって死亡した」なんてことだったりして、なんだ車の運転手は被害者じゃないのって事も良くあります。
車を運転している以上、そこにバイクがぶつかって人が死んだら業務上過失致死とかで書類送検されるのは仕方ないことです。しかし、この場合悪いのは車の運転手ではなく、無免許で三人乗りで暴走をした少年であり、車の運転手こそ被害者ではないでしょうか。
今回の事件でも同様に、罪を科せられるのは会社員ですが、本当の被害者はどっちだったのかは注目されたのでしょうか。調査もせず「逮捕されました」だけで終わってしまっては、何が悪いのかがまったく違っている結果にもなりかねません。
そういうところに踏み込んで「駅員の対応もきちんとしていた。彼1人がヒステリーを起こしていた」なのか「駅員の対応が悪く、ひとつ間違えば暴動がおきていたかもしれない」なのか、それをきちんと記事に明記することこそが報道のあり方なんじゃないのかなぁと私は思うのですが如何なものでしょうね。単に「会社員が逮捕された」なんて小学生でも記事にできる話は「報道」と呼ぶ価値があるとは思えませんが、果たしてこの記事はどっちなんでしょうね。


代証屋

私が初めて免許を取得してからン十年が経過しました。そして今日、何回目かの更新をしてきました。

もしかして前回もそうだったような気がしますが、今は代証屋さんで申請書をタイプするってことがなくなっているんですね。もしかして今の若い人はそういうのを知らないのでしょうか。
昔は免許センターや警察の近くに代証屋さんがあり、元気に呼び込みをしていました。中に入ると「免許センターで何をするのか」を聞かれ、それぞれの目的に応じた申請書に必要事項をタイプしてくれるのです。それを持って免許センターなり警察に行って処理をしてもらうのです。一度私は代証屋を使わず、自分の手書きで申請書を書いて免許を更新したことがありました。当時の私は今と違って「きれいな字を書く」と言われていまして(コーディング用紙の共通部分の原紙を清書してくれと良く頼まれていたものです←若い人はこういう話も分からないでしょうかね。昔は今みたいにパソコンで気軽にプログラムをタイプするなんてことはできなくて、プログラムを書くときはコーディング用紙という紙に手書きでプログラムを書いていたのです。それをパンチ屋で紙カードにパンチしてもらって読み込ませたりするんです。そのコーディング用紙の共通部分(見出しとか)は最初に手書きしたものをコピーして使いまわすのですが、その全員が使うことになる原紙の文字を書いてくれといわれていたという事です)が、そんな私の字でも免許証になると情けない汚い頼りない字面で、ものすごく格好悪いと感じました。次の免許更新が待ち遠しかったですね。まぁ話しのネタにはなりましたがね。しかし、今は免許センタに行くと最初に免許証をコピー機でコピーした申請書を作ります。そこから先は機械で読み込んでいるのか、手作業で打ち込んでいるのか分かりませんが(手作業で打ち込みだったら何のためにコンピュータが入っているのか分からないですね)、兎に角そのデータを基に新しい免許証ができなす。その所要時間も5年前(一応ゴールド免許だったので)より格段に早くなっていると思われます。

電気が普及したときには石油ランプの会社はかなり倒産したでしょう。自動車が普及したときには馬車を作る会社がそうだったでしょう。新しいものが普及する時、どうしても古い何かが壊れていく、つぶれていくのは仕方のないことではあります。しかし、長年慣れ親しんできたものがある日突然なくなっているのに気付いた時、一抹の寂しさを感じますね。
果たしてあれらの代証屋さんは今どうなっているんでしょうねぇ…



あるある…

しばらく前からうちではspamとして分類しているメールの中に「今日テレビで放送された…」とか「テレビで人気の…」というようなタイトルのメールが入っていることに気付いていました。私は殆どそのメールも、そのメールがさしているらしい「あるある大辞典」とか言う番組も見ていないのですが、私の友人は一家そろって熱烈なファンのようです。マグロ(かつおだったか?)にこんな効果があるといえばすぐにそれを取り入れ、納豆がいいと放送されたら次の日から食卓にあがる。そんな感じらしいです。先日はたまたま私もテレビをつけていたらその番組をやっていて、中で「寒天が健康に良い」と言う話がされていたようです。そして案の定翌日からスーパーなどの売り場から寒天が消えてしまったそうで、私の友人も「うちの近くのスーパーの寒天はうちが買い占めた」なんて言っていましたし、寒天自体が量産のできるものではないのでもう欠品状態という事のようです。という事はこれから産地荒らしも増えるだろうし、得体の知れないものが「寒天」と称して売られ始めることを示しているように思えます。

食事は常にバランスが取れていることが大事なのではないでしょうか、毎週のように「これが健康に良い」とあれもこれも紹介し続けているようですが、それはどれだけバランスを考えているのでしょう。ファッション雑誌が「今年の夏はやるのはこれだ」「今年の夏はこれを買え」と言っているのと同じでかなり無責任なように思えます。この番組で「あれが健康に良い」「これが健康に良い」というのを鵜呑みにして、それだけをしていれば健康になれると思うことこそ健康になることへの障害になるのではないかと心配をしてしまいます。
人間は科学的な根拠ではなく、長い間の経験による知恵をもって生き延びてきました。他の人が何を信じるかにまで干渉したり批判をしたりするつもり歯もとうとうありませんが、私はその知恵を大事にしたいと思います。そしてマスメディアに踊らされることのないよう静観していたいと思って居る次第です。


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