The Green Hills of Earth
2005年04月18日(月) |
スマートインターチェンジ / あなたは誰? |
国土交通省が「高速道路の有効活用」や「地域経済の活性化」を推進する「スマートIC」の社会実験を行っています。(link)
SAやPAの裏には、その施設に従事する人や業者のため、一般道からの出入り口があるのですが(そして、あるPAやSAではそこから不正に出入りする一般利用客(と言って良いのかどうか…)がいるのも事実)、それを利用して出入り口として利用しようとしている訳です。ゲートはETC専用として人件費を圧縮しています。
今までは通過されるだけだった地域にETC専用とはいえ出入り口ができるので、多少なりとも地域の活性化に繋がるとも言えるかもしれませんが、果たしてどうなのでしょうね。実は私の住む場所の近くにも一カ所この「スマートIC」の実験施設がありますので野次馬をかねて利用してみました。 一般の出入り口と違って業者が出入りするための出入り口付近と言うことで高速道路脇の一方通行でもおかしくない狭い測道を走ってたどり着いた先にゲートがありました。出入り口は通常のETC専用レーンの様に「ノンストップ」ではなく、ゲートの前で「一旦停止」が原則です。まぁそうしなければここを堂々と勝手に通過する車両で溢れかえるのかもしれませんので妥当な手段だと思います。一旦停止をして静止すること数秒でゲートが開き中にはいることができます。中にはいるとそこは当然ながらいきなりSA(PA)です。今回は野次馬なので一区間だけ乗って今度は反対車線に乗ってスマートICから出てみることも体験しました。 たった一区間の往復なんですけれど、出口を出る前にちょっとSA(PA)で休憩すると「なんか旅行した気分だねぇ」と言う錯覚に捕らわれますので、ある意味お得な遊びかもしれません。しかし、出口を出る時に今回の一区間の料金を見て思わず「ぼったくりだ」と叫んでしまいました。私の車はカーナビとETCのメーカーが違うのでETCは利用出来ますが、その情報をカーナビを通して表示する様な機能は利用出来ません。従って今回の利用金額はいくらだったか等はその場でゲートの表示を見なければ判らないのです。そして今回は見逃していて往路では料金がいくらだったのか判らなかったのです。でも、そのSAの先のICから一区間の料金よりは安いだろうと思っていたのに同じ料金なんですよ。まぁ距離による料金制ですからこのSAで降りても先のICまで行っても料金は一緒と言うことなのかもしれませんが、ちょっと高すぎるという感じがしましたね。
私の家から今までの最寄りICまでの距離より、今回のスマートICの出入り口の方が多少近いと思います。多分10分くらい違うんでしょうか。しかし、「近いから今後はこちらを利用しよう」と思うかと言うとちょっと複雑な気持ちです。
複雑な気持ちになる理由の1つは出入り口に向かう為の測道が狭すぎるのに一通じゃないって事ですね。事故の心配はあんまりしたくないですから。そして、もう一つは、実験だからということかもしれませんが、混雑している時にはとても利用しにくそうに感じたからです。 渋滞している時には普通の利用客でも混雑しているのに、このSA(PA)では、まぁ実験だからでしょうけれど、それに対処する努力が見えず、ただあるだけです。つまり混雑している時にはこの出入り口にたどり着くのも苦労しそうですし、ETC利用者がICの混雑を避けてここから降りようとしたらその一旦停止をしなければならないゲートが災いして大渋滞になりそうなんですよ。そして間の悪いことに、その路線で私が利用する時、今まで利用していたICがあって、その先にこのスマートICゲートがあります。つまり「スマートICが混雑しているからやめた」とは言えない状況にあるのです。確かに既存ICから自宅まではかなり渋滞する道でもありますが、そこは長年済んでいますので裏道やその裏の裏の裏道くらいまで知っていますし、本当に利用価値があるのかなぁと思っているのが正直なところです。でも、同じような場所に住んでいてもこのスマートICの先のICを利用していた人なら選択肢が増える事になる訳ですから「便利」とおもうかもしれませんね。 また、よく考えてみればこれは「実験」であって、半年ほどで終る予定なので、そんなに大々的な宣伝はしていないようです。と言うことは穴場的な便利な場所になる可能性もありますね。
なんだかんだと書きましたが、ETCが普及する、又はETCを持っている恩恵を享受できるよう、このような施設が増えることを切に願っています。
今日、ライブドアとニッポン放送、フジテレビの間で資本・業務提携に合意が見られ、共同記者会見が行われたとのことです。
その記者会見の席にあがった4人…ん?4人って? 一人はライブドアの堀江社長、一人はフジテレビの日枝会長、一人はニッポン放送の何とか社長…もう一人は誰? 誰?あのおっさん…ああ、フジテレビの社長ね。そんなのも居たのね、そうね、いるはずだよね。 ええ、わたしがあの画面を見て一番最初に思ったのはそんな事でした。はい。
兎に角、ようやく、これであのくだらない「報道」という名前ばかりのくだらないゴシップを見なくて済むと思うとホッとします。 この一件は、日本のテレビなどマスコミは「野次馬」「ゴシップ」と「報道」の違いが分からない三流発展途上非文明人的モラルしかないのが前面に出た様な気がします。でも、そんな事は、単に「以前と変わっていない」と言うだけで目新しいことではありませんのでこの件についてはこれでお終いにしましょう。
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