The Green Hills of Earth
「ないものねだり」「隣の芝が青く見える」なんて言葉がありますね。 これは、人間には多かれ少なかれついて回る言葉のように思います。
私が今の新築分譲集合住宅を購入した時、巷ではADSLが普及を始めた頃と言って良かったのではないでしょうか。もともと、私は「ADSLはつなぎ的な存在で、すぐに廃れるからお金をかけてまでADSLにする必要は無い」と思っていたのですが、思ったよりB FLET'Sの普及が遅く、周囲はどんどんADSLにする人が増え、更にはADSLの下り速度がどんどん上がっていくにつれ、「前言撤回。私も早い回線が欲しいよ」と少しは思ったのです。が、この集合住宅、ご丁寧にも光ファイバでNTTとつながっており、ADSLを導入するためにはメタルケーブルに戻すという工事が必要になります。つまり、せっかく電気が通っているのに、石油ランプの生活に戻すというような選択をしなければならないわけですね。そんな訳で待つこと3年。漸く一昨年BFLET'Sの開通と相成った訳です。なに、開通してしまえばADSLなんぞにしたいなんて思いませんって・・・隣の芝は隣が金持ちの時だけ青く見えるようです。
兎に角です、今私がとってもうらやましく思っていることがあるんです。 それは、もしかして何十年か後には自然と手に入るかもしれませんし、今でも幾ばくかの金を積めば手に入れることができるものなのかもしれません。が、そこまでして手に入れたいというほどのことでもないんです。でも、それがうらやましくってうらやましくって、つい親しい友人にはいつもリクエストをして、「どうしてそんなに簡単にできるのか!」と食い下がり煩がられている次第。 そのうらやましい事って・・・「おサルの顔をする事」「眉間にしわを寄せる事「眉を吊り上げる事」なんです。あ、「おサルの顔」って私が勝手に作った呼び名ですが、眉を上に上げびっくりした顔を作ると、額にしわが寄るじゃないですか。あれがうらやましいんです。「眉間にしわ」も単に目を細めて寄り目になる程度で、多少はしわらしいものができるらしいのですが、あの眉間に縦皺ができることはないのです。あれを簡単にできる人がうらやましい。そして「眉を吊り上げる」も、私がやっても少しは動くんですけれど、「良く見れば動いたかも」って程度らしいんですよ。
私には、それらをできる人がとってもとってもと〜ってもうらやましい。どうしたらそんな表情を作ることができるのでしょうか。 中には「皺ができない方がうらやましい」と言う人もいますけれど、私にとっては全く逆。だって、喜怒哀楽の表情を考えてみてくださいよ。眉毛がピクと跳ね上がったり、眉間に皺が寄ったり、額が皺で一杯になる方が表情が豊かだと思いませんか? そりゃ私がハードボイルド調の男ならポーカーフェイスでも構わないんですよ。そっちの方がむしろ良かったかもしれません。でも、私がそういう雰囲気に浸っていると、私の友人たちは決まって「おい、病気か?大丈夫か?」と聞いてくれるんですよね。「たまにはシリアスで迫りたいわい」と言ったって「柄じゃない」でおしまいです。ええ、私自身も自分がそんなキャラじゃないことは重々承知しておりますよ。体型から言ったって(三流以下で)三枚目のボケ役がいいところですから。だからその表現力が欲しいんですよ。「天は二物を与えず」と言いますが、私は一つ目のものももらっていないように思うんですけれどねぇ・・・
どなたかそういう表情を作る訓練などを紹介したページなどご存知でしたら教えてください。またはご自分が教授できると言う方も大歓迎です。
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