The Green Hills of Earth
- NHK特番の後にも600余通の意見届く
- NHKが先日放送した「NHKに言いたい」で言い足りなかったのか、放送翌日にも600件あまりの意見が届いたそうです。
テレビでの街頭インタビューなどを見ていると、「NHKは見ているけど、せっかく払ったお金が何に使われているか分からないから払いたくない」という頓珍漢な意見が結構多いのにびっくりしました。いや、言っていることはなんとなく分かります。少なくとも国民の金を預かって、国民のために番組を作ると言う使命がある以上、それで私服を肥やすことはまかりなら無いという怒りはもっともだし、はやっているからと言う理由でべらぼうに高い番組を買い付けるのも如何なものかという意見もある意味では納得します。 しかし、規模はかなり違うでしょうけれど、どの会社を見てもせこく出張費や交通費をごまかす人はかなり多くいますよ。金額の規模の差こそあれ、やっていることは一緒ですよね。出張などお金を清算するときに、多少でもごまかしたことのある人は全体の過半数を占めるんじゃないですかね。そういう人はしてやったりと思って「たかがこれくらい」と思うかもしれませんが、出張する機会の無い人にしてみれば、その「たかが」が塵も積もれば山となるわけで、「あんたたちがそんなごまかしをしなければ、みんなのボーナスがもう少し上がるんだぞ」とか苦々しく思っていてもおかしくないですよね。実際にはそれは横領行為って事になるのでしょうから、規模が小さいからいいって物でもないと思いますが、では、やったことがある人をすべて懲戒免職にすると言われたらかなりの当事者およびその家族が困るのではないでしょうか。 そのNHKのプロデューサーが正しいとか、どうせみんなやってんじゃんとか、大した事した訳じゃなかろうもんとか思っているわけではありません。やはりその立場を悪用して甘い汁を吸った分は責任を撮るべきだと思いますが、それだから「金を払いたくない」って言うのは筋が違うんじゃないかなと思った次第。それを再発しない仕組みを作るべきだと言うのが論理的な展開なんじゃないですか。「金を払いたくない」に結びつくのはただの屁理屈に思いました。
- 松本被告の公判は停止せず
- 元オウム真理教教祖の松本被告について、弁護人が「心身の状態が正常ではなく、訴訟に耐えられない」と主張していたのですが、東京高裁は弁護人に対し公判を停止する考えが無いことを伝えたそうです。
もう、サリン事件などがおきてから何年が経ちますか。裁判が長すぎますね。 もし、松本被告が清浄ではなくなっているとしたら、それは単なる死刑に対する恐怖から必死に狂人を装っているだけではないでしょうか。捕まるまでは、その幼稚さは別にして、きちんと行動をしていた訳でしょ。それともその時から既におかしいのを幹部たちが隠して教祖が言ったことにしていたとでも言うのでしょうか。それは違うように思います。捕まるまでは正常だったのに、捕まったとたん奇行に走るなんてそんな都合のいい話はないでしょう。もう被害者の人たちもくたびれているんじゃないでしょうか。まともな対応ができない不利をするだけで何年も税金で無駄飯を食べさせてくれると言う前例を作ったら、これからみんながまねをするでしょうね。 頭が正常であろうが無かろうが、その罪を犯した時には責任能力は十分あったはずです。どうか早く決着をつけて欲しいものです。もし、彼が死刑になるのなら、電気椅子や絞首刑ではなく、サリンやマスタードガス吸引での死刑が妥当だと思うんですけれどねぇ。
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