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2004年11月17日(水) 帰宅しました(カーナビで見る被災状況など) / 〆張鶴大吟醸金ラベル

実家の用事が済んで、親戚の家へ行き野菜や米を分けて貰いました。その量は何というか「商売ができるほど」という表現がちょうど良いかもしれません。私の郷里は「少し」という概念がないというか、豪快を潔しとするというか、たとえばご飯もほんの少しちょうだいと茶碗を預けてしまうと、帰ってきた椀には山盛りのご飯がのっているし、おかずもテーブル一杯に並ばないともてなしたことにならない。そんな風習のあるところです。今回も「少しで良いんです」と言ったんですが、長ネギが30〜40本、白菜3玉、キャベツ3玉、大根5本、水菜一抱え、アロエ一鉢、ジャガイモ、里芋、玉ねぎで段ボール一杯、山芋にニンジン4〜5本、干し柿が一抱え、そして米(玄米)が一俵にせんべいが一袋と言う布陣。黙っていたらこの倍は出ていたことでしょう。これで「少なくて悪いね」と言われた日にはねぇ…

車に積んだネギの匂いにくらくらしながら、結局、家の近くにたどり着いたのは昨日の20時頃でした。後少しで家と言う時に、その食べきれるはずのない大量の野菜を配って歩くとしたら、今日行った方が良いだろうとその足で行商に出かけ、帰宅したのは結局22時を少し回ったところでした。あの大量の野菜を写真に撮っておけば良かったと少し後悔しています。

それにしても、帰り道も関越自動車道を使って帰ってきた訳ですが、途中カーナビの画面がすごいことになっていました。(クリックするともう少し大きい画像が出ます)

災害の爪痕

カーナビの画面ですが、画面の中心付近が山古志村。右側を上下に走る白い点々が関越自動車道で上が東京方面、下が新潟に通じます(右下にコンパスが表示されていますから参考にしてください)。高速道路付近を通る幹線国道も工事で片側交互通行があちこちでなされていますし、高速道路自体も結局その凸凹を解消するために全面再舗装をしている状態です。そして山古志村に向かう道に至ってはこれだけの箇所で通行止め(災害箇所と見て良いでしょう)がある訳です。
私が新潟に入った時、中上越地方には大雨洪水警報が出ていましたし、夜はとても冷え込んでいました。そして、帰り道「バケツをひっくり返したような」という表現がぴったりの大雨が降っていました。私はたまたまこの前の旅行に行った後、ガソリンスタンドで洗車と一緒にガラスの撥水加工を頼んでいたので、高速道路で走っている限りは視界は良好だったのですが、ほかの車はかなり大変だったみたいです。テントは一応防水ではありましょうけれど、雨が続けば水がしみてきます。テントの上にブルーシートを掛けてしのいでいても、今度は排水が間に合わなくて床がぬれてしまいますし、その湿度で不快な思いをしていくんですよね。私もテント愛用者ですからその辺りの辛さは分かるつもりです。私の場合はテント生活を楽しみに行くのでその苦労も楽しみですが、否応なくその生活をしなければならないというのは憂鬱以外何者でもないでしょう。雪がいつ降ってもおかしくない季節ですから、はやく仮設住宅などが割り当てられると良いと思いますが、それに加えてニュースで、「全壊」と判断された住居への国からの援助金は「撤去作業費用のみ」なんだそうです。使い物にならなくなった家のローンがまだ何十年も残っていても、それは知らんぷり。そして件からの災害補助金は100万円だそうで、集団でホームレスにでもなれと言うことなんでしょうかねぇ。どこかの添加を牛耳ったつもりになって無駄な投資をした結果傾いた会社に資金を投入するなら、こういう国民を助けてほしい物だなと私は思うのです。まぁ、どちらもなくてはならないものと言う意味では同じですから、そんな阿呆企業を助ける公的資金投入と同じ金額は特別枠として用立ててほしいと思いますよ(当然、新潟だけではなく、豊岡や出石などの方へもね)。

帰宅して、風呂を用意して、お湯がたまるのを待つ間にメールをチェックしたりしていました。「ふぅ疲れた」と風呂に入る前に少し横になったのは覚えているんです。で、気づいたら朝の6時前でした。横になってから寝るまでに3秒あったとは思いません。それくらい電光石火の早業で寝てしまったみたいです。眠れないっていう人が良くいますけど、車を5時間とか10時間とか運転してみては如何ですかね。というか、余りやりなれない作業をし続けると緊張で疲れて熟睡できると思います。役に立たない意見だったらごめんなさい。



〆張鶴大吟醸金ラベル

今日、田舎の酒屋から電話がありました。「あのーご予約いただいていた、〆張鶴大吟醸ですが…出荷の準備が整いましたが、送って宜しいですか?」だそうです。

はぁ…私、お酒飲まないんですけれどねぇ。「おつきあいで仕方なく買っています。」とか「使い道がないから料理に入れちゃおうかな。」なんて言ったら、「このバカモノー」と騒ぐ人が多いでしょうね。
そんなに多くの酒屋には出回る酒ではありません。楽天などの通販ショップでも販売はされているようですが、基本的には地元やその付近の酒屋にお願いをして漸く手に入る代物で、手に入れるのが困難なお酒の一つと言うことらしいです。もっとも私はあんまり苦労したことはないんですけれどね。いや、嫌みでとかで言っているんじゃなくて事実を申しているんですよ。(むにゃむにゃの方に「趣味が昂じると…同じかも」という物を書いたので参照いただければ幸いです。もしかして、1億円の犬の人と同じ事を言っているのかもしれません)

兎に角です、私は基本的に酒は飲みません。一番の理由はこの辺で流通しているお酒においしい物がないからです。おいしくない物に金を出すなんてバカらしいじゃないですか。お酒は(最近は飲んでいませんが)熊本の香露とか、静岡の富士錦、新潟の久保田(翠寿)辺りなら喜んで少しは飲みますけれどね。口に含んでべったりする酒は飲みたくないんですよ。いや、もっとおいしいお酒はあちこちにゴロゴロしているとは思います。でも、そんなに飲めないので力を入れて探していないのが実情です。で、この〆張鶴は、一年前から予約は必要ですが、予約さえしておけば酒屋さんの力関係か何かで必ず手に入ります。そんな訳で今年の分を去年予約しちゃった次第。それも楽天とかでは「限定品ですからお一人様一本でお願いします」なんて書いてありますけれど、私は二本買っているんです。
本当はもっと華やかな正月になる予定で、その席で出そうと思っていたんですけれどね、2月に母が他界したものですから、華やかな正月なんかあるはずないじゃないですか。果たしてどうしたものでしょうね。私はお酒はコップ1〜2杯あれば充分なんですよね。かといって余ったものを捨てるのも、料理に使うのも、腐らせるのも、私の周りの「酒だったら何でもいい」と言う大酒飲みに飲ませるのも罰当たりのような気がします。

さてさて、どうやって消費したら良いものやら…


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