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2004年10月19日(火) ペット立ち入り禁止法案に反対の意見はないのか…(09:23半分書き直しました) / それにしても / KOSS The Plug

9月25日に「国立・国定公園にペット同伴は正しいか?」を書きました。それ以来その手の記事を結構あちこちで眺めているのですが、この法案に反対される人の意見で「なるほど」と思われる意見が少ないように思います。それが即「国立・国定公園に犬猫などペットを入れる事が間違っているのだから、反論できるはずがないのだ」と短絡されるものではないとは重々承知しておりますし、私自身が「早く規制されるべきだ」との意見を持っていますので、反対意見を色眼鏡で見ているのかもしれませんが、どちらかと言うと感情論が多いように思います。
例えを思いつくままに揚げてみれば次の通りです。(字下げ下部分はその意見に対する私の意見です)

犬ははるか昔から人間と一緒にいる。なんで今更拒否するのか。
昔から一緒にいても、ここ10年でペットを外に連れ出す件数が急増しているのです。もともと国定公園にはペットはいません。そして、ペットの出入りが急増して生態系が壊れたモデルもあります。だからペットを連れて行ってはいけないのです。

公園に犬と一緒に行けないと出かけられない。人権蹂躙だ。
ペットを連れてこなければ規制はされません。人権蹂躙とか自由を侵しているなんて事には全然ならないでしょう。25日にも書きましたが、遊園地のアトラクションで子供の身長や年齢で制限されているのと一緒です。主役である、公園内の動植物の安全のため禁止にしている事を守ってくださいというだけです。

犬だって運動する場所が必要だ。
それを国立・国定公園に求める必要はないでしょう。ほかの迷惑にならない場所を探していただければ良いのではないでしょうか。

それは犬を飼う人の問題で犬に罪はない。
犬を飼う人のモラルの問題です。それが問題だから犬を連れてこないでくれと言っているのです。犬さえいなければ人は来ても構わないでしょう。でも、ゴミを平気で投げ散らかせる人を禁止する法案も早く作って欲しいものだと思いますよ。高山植物を勝手に採取したり、写真をとるんだとその辺りを踏み潰していく人もね。
国立・国定公園は、本来は人間だって出入りすべき場所じゃないと思うべきでしょう。主役は保護されるべき動植物であって、人間ではないのです。どうしても来るならせめて規則は守ってねというのが公園法だと思います。

なぜ、犬を禁止するのか理解できない。
それは勉強不足。勉強してから意見しましょう。

大きな犬は分かる。でも私の犬は小型で迷惑をかけない筈だ。
自分の犬だけは…ペットを飼う人が陥る一種の病気かと思います。自分の犬は誰の迷惑にもならない。自分のペットは他の人より人間らしい。家族と一緒だ。それが通じるのは自分の身内だけです。身内以外にその法則が通用するなんて考えてはいけませんよ。小型だろうが言葉の通じないペットは人間ではありません。ペットはペット。自分のだけはと思うのは間違いの元です。

家の犬はかわいい。周囲の人にも安らぎを与えるのになんで?
犬が嫌いな人もたくさんいらっしゃいますし、アレルギーをもつ人もいます。安らぎを与えるとしても、それが国立・国定公園にペットを持ち込む理由にはならないですね。国立・国定公園はペットで安らぐ場所ではないですから。

犬が嫌いな人とはエリアを区切って共存すればいい
意味のない話ですね。犬を連れて行くという行為自体に必然性がないというか、犬が環境を破壊する事への対応になっていません。
今回の規制の趣旨が公園の保護を目的としている事を全く理解していない意見だと思われます。

役所はいつもいい加減な事をしている(お役所仕事だね〜)
そういう言葉に安易に逃げているようでは、まともな議論はできないでしょうね。(主に)犬を連れ込んだら生態系を壊される可能性が高い。だからまずは規制してしまおうというのは、生態系を早急に保護するという意味で、一番効果的な方法です。緩和するのは後からゆっくり吟味してやればいいのです。まずは臭い匂いの元を断つ。それは正しい行動なんじゃないですかね。その結果自分に不利があるからそういうだけでしょう。ちょっと見苦しいと思いますよ。

まぁこんな感じでしょうか。
犬を飼っておられる方の中でも、一部心ない飼い主達の横暴をみて「これは禁止になっても仕方ない」と言う意見を述べられる方もいらっしゃいます。それに対して、横暴だ。反対だと叫ぶ方の意見の多くは上に挙げたようなものです。上の意見でペットを国立・国定公園に連れて行く必然性の説明になっている意見があるでしょうか。残念ながらそうは思えませんでした。
ペットを飼っていてこの法案に反対している方は、ペットは家族同然だからと言うのが話の前提にあるようです。翻って賛成している人はペットはペット、人間じゃないという前提で話をしようとしています。接点がないですね。ですから多分ペットを連れて行きたいと思う人と、それはだめだと思う人の意見は常に平行線でしかないのだろうなと思います。

国立・国定公園のペット禁止だけではなく、多くの公園が「ペット禁止」を謳っています。それについて反対を声高に叫んでいる人たちもいらっしゃいます。でも、公園はペットのためにあるのではなく、赤ちゃんから老人まで人が安心して過ごせる場所であるべきで、やはり犬がいるべき場所ではないと思います。本当にきちんとリードをつけて、糞の始末もしますという方は多いのですが、一部のそういうモラルの欠如した人のために多くの(マナーを守る)人が迷惑をしているのかもしれません。そうだとしても、糞を始末しなかったり、リードを外して迷惑をかける人が目立つ限り、そしてそれを簡単に排除できる仕組みができない限り公園に犬は連れ入るべきじゃないと思います。犬を飼う人には厳しい環境でしょうね。
環境が厳しくなる→「私だけは」と思う人が出てくる→ペットを飼う人のモラルが問題になる→(最初へ戻る)
と悪循環をしていく気がします。どこかで断ち切って良い方へ向かう日が来るのでしょうか。私は都市部には犬を放し飼いにできる場所を作るべきだと思うんですよ。放し飼いのできる場所を提供してもなお、禁止される場所で禁止された事をする人を罰するのが正しい規制でしょう。禁止だけして、その逃げ道を用意しないというのは正しくないですよねぇ。でも、ペットを飼うのは義務でもなんでもないですから税金を投入することではないのも事実。ペットを飼う人から一定額の料金を徴収して土地を購入して運用するのが良いと思いますけれどね。料金の徴収は予防接種の金額にでも上乗せすれば取りはぐれも少ないのではないでしょうか。ナイスアイデアだと思うんですけれど如何ですか?まぁ、これもペットを連れて旅行に出かけられないと言う事の解決にはなっていないんですけれどね。



最初に書いたのは夜明け前だったのですが、ちょっと寝ぼけていたのかもしれません。恥かしいので書き直しました。ごめんなさい。


それにしても

途中でちょっと(多分柔らかめに)性的表現が出てきますから、嫌いな人は読み飛ばしてくださいね。



超大型の台風23号が沖縄本島を暴風圏に巻き込みつつ、明日には九州へ上陸の模様なんだそうです。今年は本島に台風が多いですね。

「それにしても」が二つ。

一つ目の「それにしても」
それにしても、毎回の如く「超大型の台風が…」といわれると、その感覚が麻痺してきたように思います。確かに今年の台風は大型が多かったし、各地で大きな被害をもたらしているので、「超」がつくのも納得は納得なんですけれどね。でも、その昔最高難度を表す言葉だった「ウルトラC」が、今では誰でもが出来る入門みたいな立場になっているように、その昔は大きければ皆「Dカップ」だった乳房の表現が(はるか昔、印刷会社でバイトをしていたのですが、そこである日「Dカップ」と言う非芸術的な海外女性の裸を掲載した雑誌を印刷していたのです。両の乳房を交差して肩に掛けるような巨乳が所狭しと写っていました。が…これでもタイトルは「Dカップ」だったんです)、今ではEだのFだの、果てはHカップだのIカップだのと競うようになったように、今の台風の規模を表す表現はもう古臭いのかもしれません。
毎回毎回「ちょー大型の」なんていわれても、もう「またかよ」という感じですよね。「また、狼少年が叫んでいるぞー」そう思われたくなければ、「超」はとっておきの特別のために取って置くのが宜しかろうと思います。

二つ目の「それにしても」
それにしても、この台風の名前は「トカゲ」なんだそうです。2000年から、船舶情報などに各国が登録した140個余りの名前を順に使うようにしたそうですが、日本は星座にちなんで、順にテンビン、ヤギ、ウサギ、カジキ、カンムリ、クジラ、コップ、コンパス、トカゲ、ワシと登録しました。今回はその中の「トカゲ」が使われたと言う事です。どれを見てもなんか台風らしい名前じゃないですよね

(関係ないけど)オリンピック(シンクロ等)であれだけ「日本」にこだわったのですから、ここも「エビス、ベンザイテン、ビシャモンテン、フクロクジュ、ホテイ、ジュロウジン」とか「家康、秀忠、家光、家綱、綱吉、家宣…」とか「伊藤、黒田、山県、松方、大隈、桂、西園寺、山本…」(歴代総理大臣の名前)なんてつけたらよかったのに。まぁ総理大臣の名前なんか付けたら海外から苦情が来るかもしれませんけどね。
そのうちクイズで「台風『トカゲ』と台風『ウサギ』はどっちが先に来たか?」なんて問題が出てきそうですね。やはり、私は「台風23号」とか数字で言う方が良いです。



KOSS The Plug

iPodを持ち歩く時に、純正のヘッドフォンではなくKOSSのThe Plugを使っています。普通のインナー・イヤー型ヘッドフォンと違うのは、耳に入れる部分が柔らかい耳栓のようになっていて耳道を塞いでしまうので、外からの音も入ってこないし中の音も漏らさないため、小さな音でも効率よく聞くことができることと、多少大きな音で聞いても周囲の人に迷惑をかけないことですかね。自分が気持ちよく音楽を聞く周囲でその騒音に迷惑をしている人がいるというのは、私のような小心者には一番怖い状況なので、周囲を気にしなくて済むというのはとても大切な条件である訳ですよ。しかし、今までそれを実現しようとすれば密閉型という耳を覆う大きなものを持ち歩くしかなく、現実的ではありませんでした。それがこんな小さな物で実現できるのですから、飛びつかないはずがありません。値段も2,000円を切る値段ですからね。音は賛否両論あるようですが、私はヘッドフォンに音を求めません。普段家で聞いている音は、LUXのL500と言うプリメインアンプでTANNOYのArdenという38cmウーハーを持つスピーカーを駆動しているので、ヘッドフォンがどんなに頑張っても、このArdenの出す重低音や艶やかな中音域を再生できるとは思えないからです。低音だけぼこぼこバランスを崩して出したって良い音になるはずがありません。それなりの音で鳴ってくれたら満足です。そして満足していました。

ただ、使用頻度はそんなに多くないので今までもっていたのですが、この耳栓にあたる部分が毎回指でつまんで縮めて耳に押し込む事になるので傷みが激しいんですよ。この部品だけ別に購入できるという事なのですが、某所で有名になったSONYのNUDEというヘッドフォンのイアーパッドをつける改造をしてみようかなとも考えていたのです。そうしましたところ、先日、オークションでそのギボシを使って改造しなければならない部分をプラスチックで加工して作って販売されているのを発見して、まぁ値段も安かったのでついつい購入してしまったんですよ。それが今日届いたので、早速つけてみました。

KOSS The Plug改造

これで耳にはめる時間はかなり節約できるようになりました。そして音の方も低音がきっちり出てきて、中音域の定位もしっかりしたように思います。しかし、問題がありました。今回落札したものはイヤーピースにSONYのEP-EX1がセットになっていました。そして、心配していた通りなんですが、三種類(大・中・小)あるイヤーピースのどれもが私の耳の大きさに合いませんでした。小は小さすぎ、中は大きすぎです。小だと音が逃げるのか低音が殆どでなくなってしまい、音の状態としては中が一番いいのですが、耳が痛くなってしまってはねぇ…更に一番の問題は、一応耳が痛くなることを我慢して使うとしても、ノーマルの時よりかなり音が漏れ出してきているようなのです。音が外に漏れ出さないから買ったはずなのに漏れてしまうのでは意味がなくなってしまいます。まぁ、いろいろ組み合わせたりして調整をしてみようとは思いますが、果たしてどうなる事でしょうね。


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