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2004年09月23日(木) 餃子食いてー

昨年の3月15日に餃子の早食い大会にいったんですよ。(link)
餃子7人前を早く食べられたら上位には食事券が商品として与えられます。上位に入らなくても普段1人前200円の餃子を7人前700円で食べられますし、食べ切れなかった場合はお持ち帰りができます。30分以内に食べきれば700円の食事券をもらえますので、要は30分以内に食べる事ができたらただ食いができると言うようなものです。
この餃子屋さんは余計な能書きを言わないし、とても安くておいしい餃子を食べさせてくれるので大好きです。たかだか餃子に「○△の肉」だの「○□にこだわった野菜」だのごちゃごちゃ言うのはやめろ!と思うんですよ。能書きをくどくど説明するより、黙って出せ。おいしければ「おっちゃん。うまかったで」とにこやかに言います。まずかったら箸を叩き折って皿の中に投げ捨てて帰るか、見込みがありそうなら「まずかった」と不機嫌に言って帰るだけです。どんなに能書きが立派でも、やる事は変わりません。それなら黙って出せよ。能書きなんか注文しておらんっちゅーの。って言う事です。餃子に限らず、最近は能書きの多い店が多くなって無性に腹立たしいです。個性と称して突拍子もない事をするとかね。餃子に限らず庶民の食べ物なんて、如何に安く、如何に早く、如何においしく提供するかだけでしょう。素材にこだわって食べるって言うのは、要は普段一食何十万円かをかけて平気な人が食べる料理と同じような気分を味わいたい。「これは○△産のとても貴重なものです」と言われて優越感に浸りたい。そんな気持ちの表れなんでしょうけれど、普通の乗用車にいくら「Ferrari」と書こうと、「Ferrariなんだ」と叫ぼうと、それがFerrariの車ではないように、所詮土台の違うものなのに背伸びをして同列に見られようとするなんて滑稽以外の何者でもないように思うんですよね。庶民の食べ物は先に書いた通り「安い、早い、うまい」が大原則。そこにどれだけの拘り食材を入れるかは料理人の意地というか表に出さなくていい部分であって、それを表に出さなければならないと言う時点でそれは食べ物勝負ではなく、単なる宣伝勝負になっているんだよねぇと思いませんかね。
私のお気に入りのトンカツ屋さんがあるんですけれどね、そこはそういう店でしたよ。店の造りも地味だし、何の能書きもありません。でも、食べてみたらすごくおいしいので何回か通って、それである程度店の人と親しくなってから、漸くその店の拘りを垣間見る事ができました。普通に話をしたって教えてくれません。自分がこう言う事にこだわっているから、ここのお店のこういうところがすごく気になっている。もしかして?などと口八丁手八丁でおだてたりお願いしたりして漸く口を開いてくれたんですよ。味噌や醤油への拘りや豚肉の産地とかをね。
最初から聞かれもしないのに「拘りの○□」なんて言う店の食材で本当にこだわったものを見たことがありません。「この程度なの?」って言うものが多いです。あ、何時間も行列をすると言うのは私のポリシーに反しますので、そういう店には素晴らしいものがあるかもしれませんね。でも、何時間も並ぶ人が毎日居るようなお店がそのレベルを維持できるのか、私はとても疑問です。そして、そういう釣り文句に引かれて行って楽しいですかね。私は自分の舌で見つける方が楽しいんですけれどね。

閑話休題

話が盛大に逸れました。兎に角、そのお店の系列店でまた食べ放題をするそうなんです。友達から「行かないか?」と誘われたのですが、物凄く悩んでいます。前回参加したときは3000円だったかの商品券までいただいてしまった訳ですけれど、今は食が物凄く細くなっていますのでね、間食できる自信がないんですよ。それに加えてそれだけ食べたらどれだけ体重が増えちゃう?と思うとおいそれと挑戦はできないですよね。でも、おいしい餃子を腹いっぱい食べるって、物凄くささやかですけれど、幸せを感じる瞬間だよねーと思って葛藤しているんですよ。


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