The Green Hills of Earth
私は家でEPSONのPM-950Cと言うプリンタと、同じくEPSONのGT-X700と言うスキャナを使っています。
プリンタの方は2001年の暮れに発売された物で、既にEPSONのページでは写真すらお目にかかれなくなっているみたいですが、「つよインク」が出る前のフラグシップモデルですね。7色インクで写真画質が売り物です。スキャナはいま現時点でのフラグシップモデルで、4800dpiのフィルムスキャナにもなるものです。私としてはフィルムスキャナとしての用途を主に考えて購入しました。
このプリンタとスキャナがあれば、スキャナで取り込んでプリンタで印刷をする。かなりこう詳細なコピー機にすることが出来るんです。が、私には、何年にもわたって撮りためたフィルムがありまして、それをパソコンに取り込んでデジタルデータとして保存すると言う事をやっております。そんな訳でスキャナは蓋の裏のマットを取り外して透過原稿ユニット仕様にしているのが通常なんですよ。
先日コピーをしようとしたのです。コピーをするためにはスキャナの透過ユニットを隠すため、スキャナの蓋にスポンジつきの白いマットをつけるのですが、部屋中…いや、家中を探してもそのマットがないんです。ちょっと大事な資料のコピーなので、早く部品を見つけねばと焦り、それでも見つからないので仕方なくEPSONに電話をして部品で取り寄せられないか確認しました。そうしたら「\273です」と言うではありませんか。へ?ってなもんですよね。今時\273で変える部品があるんですか。いや、ねじ一本とかなら話は別ですけれど、大きさで言えばA4サイズくらいあるんですよ。ま、殆どがスポンジですけれどね。はじめは取り寄せてもらって、入荷次第引き取りに行くつもりだったのですが、都合が悪くなり部品代より高い送料\525を払って配送してもらいました。
「今日発送しますので、明日には届くと思います」と電話を受けたその日、配送はヤマト運輸さんなので多分うちには時間指定をしていなくても午前9時過ぎにはつくでしょう。待ち遠しいですよね。早くつかないかなぁと思いつつ、横の棚にあるストック箱の中を見たら、隅に何か黒いものがあります。「ん?」と思いつつ手にとって見ると、それはスキャナのブローニー用フィルムホルダでした。「えぇぇぇ!!!」と思いつつ、その一連の塊を引き出すと、まぁ定石通りなんですけれど、その塊の中に探していたマットもあったんですよ。回りをフィルムホルダに囲まれていたので真っ黒に見えたと言うか、見えなかったんですよ。「ああどうしよう」と思っていると、それを待っていたかのように、インターホンが鳴って「こんにちはー。ヤマトでーす」って元気良く挨拶してくれる訳です。間違いなくついさっきまではあなたを待っていたんですよ。その時のままだったら天使に見えていたはず。でも、いまは不要なものを運んでくる悪魔に見えるんですよ。ええ、恨みはないんですけれどね。
どうしてこんな事になるんでしょうねぇ。
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