The Green Hills of Earth

日記内検索は目次ページにあります。
☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2004年07月20日(火) 個人情報を持ち出して酒を飲む人の気持ちは....

7日、名古屋市内の税務署員が、同僚と酒を飲んだ挙句、ビルの階段で寝てしまい、その間に自宅のパソコンでデータを整理するために、本来は禁止されている個人データをメモリに入れたカバンごと盗まれてしまったそうです。

それこそ量子暗号通信でも実現したならある程度はデータの漏洩はなくなるかもしれませんが、それでも、システム課で一週間に一度違うパスワードを全社員に配布する会社で、パソコンの横にパスワードをメモして貼り付けている人がいたり、メールなどで暗号化もせずパスワードを送ったりする危機意識のない人がそこにいる限り、それでも安心は出来ない。つまり、いつまでたってもデータの漏洩はなくならないだろうとは思っているのですが、それでも、このように明示的に禁止されているはずの個人データの持ち出しをしているのに酒を飲みに立ち寄ったりするのは果たしてどんなものでしょうね。

この署員に対する処分とはどれくらいでしょう。減給1/10一ヶ月とかそんなものですか?それとも単なる戒告でしょうか。
例えそれが住所と氏名だけでも、私は知らなくていい人には知ってほしくありません。自分の個人の情報は必要とされるところには仕方なく教えますが、そこに教えたからといってそれを自由に扱っていいというものではありません。
コンピュータ上での情報漏洩は防げないと思います。しかし、人が持ち出すことに対しては、それが盗み目的でないならば、意識の改革でかなり防げるはずです。そして、この重要性を軽んじたがための盗難、紛失がかなり多いのが実情ではないかと思います。カバンを盗んでいく人は、多分財布など金目のものが目的であろうとは思います。しかし、どんな情報がどこに売られてしまうか判らないのです。
どうか、今回の事件は軽い処分でお茶を濁すのではなく、その重要性を認識して、全国の先鞭を告げるべく厳重処分を下してほしいと思います。多分そんなことにはならないでしょうけれどね。

それにしても、本当、この禁止されているにもかかわらず個人情報を持ち出した上、途中で寝てしまうような深酒をしてしまう人をなぜかばうのでしょうか。よもや未青年というわけでもないでしょう。きちんと実名を出すべきじゃないのですかね。ま、個人情報を紛失しただけでは犯罪者ではないって事なのでしょうけど、それはおかしいんじゃないのかなと思います。そして、それだけの深酒をした当人は、このことについて実際にはどう思っているんでしょう。単に「処分されるのは辛い」という気持ち以外に、やるべきではなかったという反省はあるのでしょうか。心の中を覗いてみたい気持ちで一杯です。


目次(検索)前へ後へHomePage


リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。
mail address
COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010