The Green Hills of Earth
いつの間にか、オリンピックが始まるまで30日余りになってきましたね。
国土交通省は、リコール対象でありながら、まだ点検を受けていない三菱自動車ユーザー6万5千台に対し、点検を受けるよう呼びかける文章を作り、近日中に発送する予定だそうです。 ある地方の運送屋にシステムを導入するために常駐したことがありますが、「プロの運転手は事故を起こしません。起こさないからプロなんです」と業務用トラックは任意保険に加入していませんでしたし、それ以外にも、中小だから労組がないからと労働条件は劣悪。まぁ私はただのシステム屋ですから、野次馬の目で見ていただけでしたが、その経験から言うと、上層部は大体「そんなことで車を休ませたら儲けがなくなってしまう」と考えるんじゃないですかね。そう思います。 個人事業主だって、燃えたとしても逃げればいいし、タイヤが外れたとしても、転がってぶつかるのは自分じゃないし、ブレーキが利かなくてぶつかったって、こちとら大型トラックでぃ。壊れるのは相手でおれじゃぁねぇや。第一、保険も入っているから問題ねぇだろうがよ。そんなことより、仕事を休んだり出来るけぇ。そんなおきるかどうかの事故のために、なんで俺が仕事を休まなきゃならねぇんだよ。わりいのは三菱で俺じゃねぇや。てやんでぇい。って考えるんじゃないですかね。 先日も書きましたが、三菱の車に横に並ばれたり、対向してこられたりすると一気に緊張してしまいます。ジムやスーパーの駐車場など誰が隣に来るか分からない場所では、隣に三菱車がいると、燃えなければいいけどと考えてしまいます。 ある統計によると、放火なども含めて一年間で炎上する車の台数から言えば、たとえ欠陥問題がなくても、一日に一台か二台くらい三菱の車が燃えていてもおかしくはないのだそうです。戦争のない日本でも、平和だと思っていても、老衰や交通事故などで相当数の人が亡くなっていますから、どの都道府県でも死者0の日はないでしょう。それと同じなのかもしれませんが、それでもきちんと安全対策を施した上での、最善の処置を施したにも拘らずおきた事故と、安全対策を放り出し、何の処置もしないで起きた事故を同次元で語る訳にも行かないでしょうね。 兎に角です、国土交通省から「点検してね」と言うお願いをする事自体が異例で、そのことの重大さを物語ってはいますけれど、どうなんでしょうね、送るべき相手が分かっているなら、勧告に切り替えるべきなんじゃないですかね。本当人の命が懸かっているんですよ。 「富士山が七合目まで雪化粧」.... おいおい、連日こんなに暑い日が続いているのに、いつのニュースを書いているんだよ!と言いたくなるのはもっともなんですが、まじめに2004年7月12日(今日)の朝、富士山は七合目まで冠雪したそうです。さすがに日本一の山ですね。下界の暑さなどどこ吹く風のようです。富士登山したいです....いや、登山はしたくない。そんな涼しい場所に苦労せず行きたいです。 東京江戸川区の男性職員が区に対して、受動喫煙の治療費や慰謝料を求めていた裁判で、東京地裁は「区は一定の範囲で受動喫煙の危険から保護する義務があった」と区に5万円の慰謝料の支払いを認めたそうです。 これはまずい判例なんじゃないかな。ま、地方裁判所の判決ですから、上告してひっくり返ると思いますけれど、国が認めている嗜好品について、それを愛好している人たちを蔑ろにする事自身質な差別だと思うのですが如何でしょう。 嫌煙権を声高に主張する人は、殆どの人が「タバコなんて吸った事もない」と言うのが自慢でしょう。経験していないから相手の立場を理解しない。自分が「嫌煙権」という「正義」の旗を持っていると勘違いして高飛車になる。私は正直にいって嫌煙権を叫ぶ人は苦手です。病気や国籍などで差別をすることは忌むべき事だという認識は漸く後進国日本の国民にも薄皮一枚くらい浸透してきたようですが、その人の体質や喫煙件については差別とも思っていない思慮の浅い人が存在しているのです。 仕事の手を休めるのは、仕事をする上で一番の大敵です。しかし、タバコを吸わない人のためにタバコを吸う人が喫煙室にタバコを吸いに行かなければならないのであれば、当然ながら仕事の効率が落ちるのです。では、喫煙者と非喫煙者では仕事のノルマに差があるでしょうか。多分ないでしょう。これはおかしい話ではないでしょうかね。また、平等だというなら、喫煙室をつくって分煙をする月と禁煙室を作って吸わない人が逃げ込む月を交互に作ったらどうですか。どうしていつも喫煙者が差別をされなければならないのでしょうね。 この裁判は裁判官が人気取りを狙ったか、それとも自身が「嫌煙は正義」と声高に叫ぶヒステリックな人なのかも知れません。しかし、国が嗜好品と認めたタバコを差別の道具として認めるようなこの判決がそのまま通ってしまうのは納得が出来ません。 私自身タバコをやめて3年経過しましたし、もうタバコのにおいはかなりきついです。ですから禁煙の場所で吸っているのに出会うと腹を立てる方ではありますが、認められた権利を蔑ろにすることは、それが自分に有利かどうかではなく許せない気持ちで一杯になります。 嫌煙権に正義を認め、分煙し、喫煙者はタバコを吸う事に対して差別を受け入れるべきだという判決がまかり通るなら、区の対応に対して慰謝料を云々するのではなく、その前に国がタバコの販売を認めたことに対して有罪の断を下し、タバコを大麻などと同様の麻薬に指定するのが筋ではないですかね。 長野県の安曇野村にある白骨温泉公共野天風呂で、「白骨温泉=乳白色の湯」のイメージを守るため、数年前から浴場に草津温泉の成分が入った入浴剤を混ぜていた事が分かったそうです。 94年にオープンした公共野天風呂ですが、97年頃には既に湯がねずみ色になってしまい、イメージを壊すわけには行かないと試行錯誤の結果、入浴剤を入れて対応していたそうです。 「イメージを壊したくない」この気持ちは重々分かりますが、入浴剤を入れて嘘をついていたって言うのは、やっぱり良くないですよね。三菱のリコール隠しとある意味一緒。ま、そこまで悪質ではなかったと思いますけれどね。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |