The Green Hills of Earth
2004年06月24日(木) |
災い転じて? / 酢 |
今までは、とてもうまくやってきました。 もうだめだ。大穴を明けてしまったと思うような事態でも、こちらが謝る前に客先から「今日の予定、都合が悪くなっちゃったんだよ。ごめんね」なんて連絡が入ったりして。本当はそんなところに使う運を全部宝くじに振り向けて欲しい。そうなっていれば多分、今頃3億円が10本くらい当たっていたんじゃないかな...
今日お客様のところで現地調整という奴をしに出かけたんですが、よりにもよって、お客さんの会社に入ったところで、重大な仕様をひとつぽっかりとやり忘れている事に気付きました。もう真っ青です。足ががくがくぶるぶる震えます。どうやって切り出そう... とりあえず他の現地調整項目をはじめたら、バグではないのですが、対向機種の仕様の中でブラックボックスな部分に関わるところで不具合が出て、それへの対応も必要になってしまいました。どうしよー...あ、これのせいにすればいいじゃん。 そんな訳で、客にはその部分があるために、ちょっと遅れが生じる事を説明し命拾いをしました。まだ運はある。しかし、困った事がもうひとつ。今日の仕事のために提出した見積書。客が高すぎるというのです。
注 客:私の作ったシステムを買って、自分の機械と一緒に客先に売る会社。 客先:そのシステムを使う会社
は?と思って聞くと、私が7日と出した工数を、自分なら1時間でできること豪語するんですよ。私は言いましたとも「じゃあ、お願いします。やってください。賃金お支払いしますから」って。相手は客の部長さんです。さすがに怒りましたね。でも、そういう無責任な事を言うから悪いんです。だから謝りませんよ。 「部長のおっしゃる事を聞いていると、単に作れば良いやということに聞こえます。社内でいつでもすぐに対応ができるものならそれでもいいでしょう。しかし、私の作るものは遠い客先に納められ、そこで間違いなく動かなければなりません。テストもしなければなりませんし、マニュアルも作らなければなりません。その工数はこれで正しいのです」と説明しましたが、マニュアルは要らないとか、何でテストにそんな時間が掛かるんだと、さらには「他の会社に変えろ」という話もあるんだぞといい始めます。「では、部長の名前でマニュアルは御社で作ると宣言なさってください。こちらは一切関わらなくていいとおっしゃって下さい。こちらはそんな項目はなかったのに、いつの間にか増やされて閉口しています。テストの時間が多すぎるって言うなら、まともなテスト環境を作ってください。何にもそろえずに口だけはもうたくさんです。これ以上言うなら、こちらも仕事はできません。うちの会社でも、もうお付き合いは考えたほうが良いんじゃないかという話もありますから。」と切り替えしました。ま、そこでけんかするのは子供ですよね。「お互いに不満があるって言う事は、お互いに歩み寄るチャンスがあるって事ですね。今度話し合いをしませんか?」と言う事で、値引きに応じ、その代わりこちらの不満に対処をしてもらう約束をした次第。
災い転じて福となす。
これを如何に引き出せるかが、お取引の楽しさですね。
酢は健康に良いと言いますが、その酸っぱさに耐えられるのは女性だけというような話を聞きました。まぁ小心者のくせに天邪鬼な私は、そういうなら飲んでやろうじゃんとジムを本格化させた頃に飲み始めたのです。ま、丁度その頃何かのテレビ番組でそんな特集をしていたんだと思います。 あちこちで適当に集めた情報では「黒酢は健康にいいけど癖がある」と言う事でしたので、数年前に中央道の阿智PAで買い求めた柿酢(柿酢飴がとてもうまかったので、酢も買ってみたのです)と、黒酢を避けて「もろみ酢」を買い求めて飲み比べてみることにしました。 酢はそのままではとても飲めたものではありませんので、5倍かそれ以上に薄めて、蜂蜜を混ぜて飲んでいます。その二本が何とか空になって、今度は林檎酢と黒酢に挑戦してみています。
私の感想....黒酢はとってもおいしく感じます。確かに独特の癖がありますけれど、もろみ酢の味に比べたらもう天国です。 食べ物を捨てるのは最後の手段と思いますので、もろみ酢もまずいけど何とか飲んでいましたが、いつも飲んだ後に鼻をつまんで「うぉー」と叫んでいたんです。それに比べたら黒酢の何とかわいい事か。 健康のために黒酢を飲みたいけど、あの味は....と思われている方は、もろみ酢を飲んで耐性をつければ飲めるようになるんじゃないでしょうか....あんまり意味のある事じゃないですけれどね。ま、私はそう感じましたが、多分もろみ酢をおいしいと感じる人もいらっしゃるんでしょう。世の中広いですねぇ。
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