The Green Hills of Earth
ちょっとローカルネタなんですけど....
近鉄がオリックスとの合併を検討しているとのことですね。 どの球団にも熱烈なファンはいらっしゃるのでしょうが、巨人以外に集客力のあるチームがあるのでしょうか。阪神は、相手がどこだろうと甲子園を満杯にする力はありますか?他の球団ではどうでしょう。いくつかの球団は、本拠地を変えたりして集客に躍起になっているようですが、思うようには行っていないように思います。プロ野球で数万人を収容できる球場に観客が数千人。こんな状況は冷静な目で見たら「失敗興行」以外の何ものでもありません。映画だって芝居だって、多分早々に打ち切られるでしょう。 車のレースに例えるなら、今のプロ野球はF1に似ているのではないでしょうか。 一部のチームだけに潤沢な資金があって、常に上位を占めている。上位と下位のチームには明確な差がある。という感じです。ただ、F1は今フェラーリの一人勝ちの状態ですが、それでも数チームがいつ状況をひっくり返してもおかしくない位置にいるから面白く見ていられますが、プロ野球は巨人とそれ以外の差がありすぎるように思います。 12球団を比べてみれば、資金の潤沢なチーム、貧乏なチームの差はかなり大きいのではないでしょうか。資金の差が選手層の差になり、ファンの偏りに繋がるようにも思います。今時点での野球のファンサービスも内容が薄くて、集客力がないように思います。選手はタレントではないのですから、選手のルックスなどではなく、野球または球場でのファンサービスなどで客を呼べなければならないでしょう。そういう興行の企画も必要ですが、本当に面白い野球を楽しむのであれば、アメリカのインディレースのように、どのチームでも公平に勝つチャンスがある、規格がきっちり決まったものが面白いのではないかと思います。つまり、運用できる資金を決めて、その中で経営をするなど、全ての球団が同じ力で競争できる規格が試合をより面白くするように思います。 私は、近鉄がオリックスと合併するより、巨人が解体されて消滅する方が野球の将来のためになると思います。 自由競争の企業が経営する球団ですから、潤沢な資金を得る努力をして、その見せ金で選手を吊り上げるのは正当な手段であると思います。しかし、それによって戦力が偏ってしまうのは、野球全体の反映には繋がらないように思います。巨人を解体することにより、巨人ファンは野球を離れるか別球団のファンに鞍替えするかを迫られます。そして、その何百万、何千万といるであろう(巨人ファンならそういうでしょう)「元」巨人ファンを吸収できる球団を作ることで、改めて横一線に並んだ形からスタートができるのではないかと思えるのです。もし、巨人が消滅したことで、野球自体の人気が衰退したとしたら、それはそれで仕方のないことです。ひとつのカリスマ球団より全てのチームが拮抗してこそ、本当に面白い野球が見られる環境に繋がると思います。今のままでは選手もファンも皆メジャーに目が向いてしまいます。考えるなら今の内ではないですかね。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |