補完日記
DiaryINDEXpastwillHome
...blog


2001年12月11日(火) 昨日のつづき。プロモ場面に突入(笑)

episode2 ボス ガス 爆発


ボスが起きて来る前に。

しかしマンスーが転げるようにして事務所の扉を開けた時には
部屋の一番奥にある真っ黒のーーいわゆる社長椅子に埋もれる
ようにしてボスが座っていた。
部屋の空気は既に居たたまれないものになっている。

息を整えつつボスをチラッと見やると、彼のオ−ラが
『不機嫌』という文字になって目に見えそうである。

「遅い」

「スミマセン」

謝ったものの、いつもよりは1時間も早い時間である。
キャンディーの用意だってまだしていない。

チッと低い舌打ちが部屋に響く。
「で、何やねん」

マンスーはおさまり始めた汗がまただらだらと身体を流れて
行くような心地になった。
どうやら何があったかまだ話していないようではないか・・。

部下達は激しく目配せし合い、誰が口火を切るか互いに押し付け
あった・・・・・・。


−−−−−−−−−−−−−−−−−


「何やこのザマは」

マンスーがポケットに突っ込んで来たキャンディーの
一本目をボスに渡してすぐのことだ。
いつもだったら、一本目を舐めている頃は起ききって
ないこともあって、大人しくさえしてれば彼の怒りが飛んでくる
ことはあまりない。


眼前には見事にカラっぽになった金庫。
と、縛られた仲間が二人。

「何やこれ」
どこをどう見ても何一つ入っていない金庫を覗き込んで
ボスが言った。

上手く説明する言葉が浮かばず、咄嗟に見たままのこと
を言ってしまう。
「キ、金庫デショ」

言った瞬間マズイ!と思ったが、幸い自分はボスから少し
距離のある場所にいたので、そのとばっちりは彼のすぐ傍に
立っていた仲間が受けることになった。

「分かっとるわ!!そんなもん」
「はよ金探さんかいっ!!−−−はよ行けや!」

怒号を浴びて蹴られる仲間を悪いと思いつつも、
ホッとした顔をしていると
「何ニヤニヤしとんじゃ」
「お前もや!!!はよ行けやっ!!」

ボスの足が入った場所は丁度スーツのポケットだった。
今日2本目のキャンディーが無惨にも割れたであろう
感触がマンスーの気分を更に鬱にさせた。



ボスは言うまでもなく気付いていたに違いない。
誰がやったかなんて・・・・・。






夕 |MAILHome |...blog