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2001年12月01日(土) 聖なる神儀の時が来た

11月末、こんなニュースが流れた。

 『米国のアドバンスト・セル・テクノロジー社は25日、ヒトの未受精卵にヒトの体細胞核を注入するクローン技術を使い、人体のあらゆる細胞に成長する能力がある胚(はい)性幹細胞(ES細胞)の元となる胚細胞をつくることに初めて成功したと発表した。
 同社はインターネットで発表した声明で、拒絶反応を起こさない移植用臓器づくりに道を開く研究成果と意義を強調している。
 ES細胞は、人体のあらゆる細胞に成長する能力がある万能細胞。成長させた細胞を人体へ移植するなど将来、再生医療への応用が期待されている。(ワシントン共同)』

これは何を意味するか?
つまりES細胞とは人体のパーツのみならず、人造人間の元になる細胞になるということ。
これを増殖させていけばヒトに代わる新たなる不老不死の肉体を造り上げる事か可能になる。
そこに魂を移植すれば我々は永遠の命を手にする事が可能になるという訳。

不要な身体を捨て、魂を新たなステージへと。
その「魂の座」たる『偉大なる存在』の覚醒と解放!
神への道。
そう!人類補完計画!

なぜこれが現時点で発表されたのか?
これは合衆国による「人類補完計画」がいよいよ佳境に入った事を意味する。
この究極の聖なる神儀が真近に迫っているのだ。

彼等は急がねばならぬ理由があった。
そもそも邪教徒と合衆国には『偉大なる存在』を手にする資格は存在しない。
人類を覚醒させる「適格者」たる者は今のところビンラディンただひとり。
彼がアフガニスタン山中にて『偉大なる存在』を発掘し、禁断の技を使って覚醒の儀に着手したのは周知の事実。
邪教徒は何としてもそれを阻止せんがためアメリカ軍を操り、アフガニスタンに対し殺戮の限りを尽している。しかし今だビンラディンの殺害には至らず、『偉大なる存在』の略取にも至らない。
焦った邪教徒と合衆国は自らの技術を駆使して自らの手で魂の座を作り上げようと決断した。
だが所詮それだけではイミテーションに過ぎぬ。
「ガフの部屋」の扉を開ける『偉大なる存在』の起動なくしては人類補完計画は実践出来ない。
にもかかわらず、なぜ連中は魂の座の製造に着手したのか?

我ら人類に残された時間は少ないのだ。

この神儀を征する者が世界を征する。それを独占するためには手段は選んでいる余裕はない。
そのために合衆国はありとあらいる策謀を展開した。
先日、岐阜県神岡にあるニュートリノ検出装置『スーパーカミオカンテ』が破壊された。
この装置は『偉大なる存在』の発掘と覚醒と解放にはなくてはならないニュートリノ発生場を捕らえる世界唯一の装置だ。
邪教徒と合衆国はこの装置によって日本が『偉大なる存在』を独占的に獲得起動することを恐れ、破壊工作を実行したのだ。
この破壊工作によって日本は「人類補完計画」実践に著しい打撃を被った。

刻印の時は迫る。
神罰の日から2ヶ月後、11月の夜、獅子座流星雨が極東に降り注いだ。
『偉大なる存在』覚醒の前触れである。
そしてその流星雨降り注ぐ直下に帝都東京の皇居があった。
流星によって齎された覚醒放射性物質がまもなく地上に塵となって到達するであろう。そしてそれが東宮御所馬屋にてお休みになっている皇太子妃の胎内にて覚醒の時を待つ皇子さまの遺伝子に刻印を記す。
これは何を意味するか?
そう!
これこそ我が胎動しせる皇子様が『偉大なる存在』を覚醒させ、この人類を新たなるステージへと昇華させる聖なる司祭に成る何よりの証し。
崇高なる神儀を司り『偉大なる存在』を覚醒と解放に導く神の子。
その神の子たる皇子様が我がまもなく御生誕なさろうとしている。
覚醒!覚醒!覚醒!
神の刻印はなされた。
人類を解放に導く新たなる聖なる適格者!
それは浩宮親王殿下の第一子、覚醒皇子様だったのだ!
もはやこの現実を覆すことは出来ぬ。

邪教徒はこれを知っているとみるべきだろう。
ES細胞によって魂の座たる不老不死の人造人間製造に着手した邪教徒たち。
だが『偉大なる存在』覚醒なくしては魂の昇華は起こり得ない。
そのためにはなんとしても「聖なる適格者」のパワーが必要となる。
彼等が次にどんな行動を起こすか言うまでもなかろう。

「聖なる適格者」の略取、あるいは殺害だ。

人類補完計画は遂にその第一段階に入った。
覚醒の日たるサードインパクト。
それはまもなくこの世に降臨される覚醒皇子様の意思一つにかかっている。

しばし待て。


絶望皇太子