語学とアジアと趣味のつれづれ/英語&中国語ノート

2003年04月08日(火) 山の郵便配達

去年読んだ小説『雲南の妻』(村田喜代子著)は、中国のある少数民族
の風習と、中国茶がキーワードになったようなお話でした。

現代的なお伽噺という感じがして、夢見ごこちな読後感がとても新鮮
でした。スピード感があるミステリーやコメディーが好きだったけれ
ど、その後、そのフワフワ感が癖になったみたい。

もっとあんな気分になりたいからと、村田喜代子さんの小説を図書館
で読み漁ったのですが、ゾクリとする恐怖感も含め、静かでも独特の
後味を残す方なんですよね。すっかりファンになりました。
中国をモチーフとしたものは、『雲南の妻』だけだったけれど・・・。

レンタルビデオで、中国映画の『山の郵便配達』を選んで借りてきた
のも、そんな気分を期待したからだったのですが、これが大当たりで
した。不思議な光が織り込まれた映像や、お父さんの笑顔によるとこ
ろが大きいのかもしれないけれど、映画や本を選ぶのがあまり上手く
ないので、とっても感激でした。

もしも中国小説を読むんなら、こんな感じのまったりしたものがいい
なぁーと思っていたのですが、『山の郵便配達』の原作『那山那人那
狗』の朗読CDと原文コピーが販売されているのを見つけてしまいま
した〜〜。う、嬉しい。
http://www.long-net.com/chineseworld/shopping/nsnrng_mosikomi.htm

応用編の『射調英雄伝』の受講に挫折した私には、読んでも聴いても
わからないだろうけど、でも、欲しい。すでにストーリーはわかって
いるけど、自分にとって「初めて読む原書」ってことにしたいなあ。

昨夜は、飲み会に誘われて行ってしまったから、夜聴く予定だったラ
ジオも見る予定だったテレビもパスしてしまいました(^^;)。誘惑に
弱いっ。
今日は朝から中国語を聴き(どさくさでフランス語・スペイン語講座)、
昼にはドイツ語講座を聴いてました(爆)。


 < 過去  INDEX  未来 >


珊瑚 [MAIL]

My追加