去年読んだ小説『雲南の妻』(村田喜代子著)は、中国のある少数民族 の風習と、中国茶がキーワードになったようなお話でした。
現代的なお伽噺という感じがして、夢見ごこちな読後感がとても新鮮 でした。スピード感があるミステリーやコメディーが好きだったけれ ど、その後、そのフワフワ感が癖になったみたい。
もっとあんな気分になりたいからと、村田喜代子さんの小説を図書館 で読み漁ったのですが、ゾクリとする恐怖感も含め、静かでも独特の 後味を残す方なんですよね。すっかりファンになりました。 中国をモチーフとしたものは、『雲南の妻』だけだったけれど・・・。
レンタルビデオで、中国映画の『山の郵便配達』を選んで借りてきた のも、そんな気分を期待したからだったのですが、これが大当たりで した。不思議な光が織り込まれた映像や、お父さんの笑顔によるとこ ろが大きいのかもしれないけれど、映画や本を選ぶのがあまり上手く ないので、とっても感激でした。
もしも中国小説を読むんなら、こんな感じのまったりしたものがいい なぁーと思っていたのですが、『山の郵便配達』の原作『那山那人那 狗』の朗読CDと原文コピーが販売されているのを見つけてしまいま した〜〜。う、嬉しい。 http://www.long-net.com/chineseworld/shopping/nsnrng_mosikomi.htm
応用編の『射調英雄伝』の受講に挫折した私には、読んでも聴いても わからないだろうけど、でも、欲しい。すでにストーリーはわかって いるけど、自分にとって「初めて読む原書」ってことにしたいなあ。
昨夜は、飲み会に誘われて行ってしまったから、夜聴く予定だったラ ジオも見る予定だったテレビもパスしてしまいました(^^;)。誘惑に 弱いっ。 今日は朝から中国語を聴き(どさくさでフランス語・スペイン語講座)、 昼にはドイツ語講座を聴いてました(爆)。
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