内向的恐妻家の日記

   
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2004年12月05日(日) アメリカンパーティ(その1)

こんばんは、こうです。

アメリカの1ヶ月半にわたる出張で、私がどんな事を感じ、
どれだけの事を身につけたかをまとめたいと思っているのですが、
少々時間がかかっています。

今日と次回の日記は、少々お時間を頂いて、帰国直前の
サンクスギビングパーティについて、書きたいと思います。

それは、帰国を控えたサンクスギビング前日の日の話しでした。

向こうで、お世話になっている日系の方(以下、ジョンさん)から、
こんな言葉を頂いたのです。

「明日のサンクスギビングは、何か予定ありますか?」

「。。。いえ。何も。。。」

「そうですか。それなら、是非、うちで行うパーティに来て下さい。」

「。。。はい。ありがとうございます。」

と、断る暇もなく、パーティに強制的に参加する事となってしまったのです。

皆さんは、アメリカのホームパーティというと、どんなイメージを思い浮かばれるで
しょうか。

 広い室内に、豪華なご馳走。

 ワインを片手に和やかな会話。

そんな所でしょうか。

そんなパーティに参加した私を、皆さんは羨ましく思われるのですかねぇ。。。

しかし当然の如く、会話は英語です。

内向的でしゃべりべた + 英語がほとんどできない + 当然皆初対面

というヘレンケラーも真っ青な3重苦を抱えている私にとって、
このパーティは拷問以外の何者でもありません。。。

私は、重い気持ちを抱えたまま、当日を迎えました。

当日、英語ペラペラの後輩とアパートを出発し、途中のスーパーで
土産のワインを購入しようとしたものの、サンクスギビングで町は、
ゴーストタウンと化していました。

アパートに戻り、日本向けのお土産を手にし、待ち合わせ場所に
向かったもの、約束の時間に30分程、遅れてしまいました。

「ノープロブレム!!」

待ち合わせ場所で待っていてくれたジョンさんは、心からの笑顔で
こう言ってくれて、大遅刻したものの、アメリカ流のその言葉に
救われた気持ちでした。

そうして、ジョンさんの車でパーティ会場へ。

家に入って感想。

広い。。。

とにかく、皆様が想像されるアメリカの家通りだと思います。

暖炉、プール、広い庭、たわむれるペットの犬、でかいソファー。

とにかく何でもあります。

遅刻した私達は、早速、皆に一人づつ紹介されました。

皆さん、一応バイリンガルの方ばかりで、15人程いたでしょうか。

ただ、場所が場所だけに、メインの会話は皆英語です。

紹介された後は、食事の時間までソファーでくつろいでいたのですが、
当然の如く英語で色々と話し掛けられます。

「。。。パードンミー?」

分からない場合は、上記の切り札を多用すれば、大抵の場合、
日本語で言い直してくれます。

日本語がしゃべれるなら、最初から日本語で話し掛けてくれれば良いように
思うのですが、それは私のわがままでしょうね。。。

何とか、最初の質問攻撃をあしらっていると、食事の時間になりました。

30人は座れるであろう長机に、ご馳走が山のように並んでいます。

サンクスギビングという事で、メインはターキーですが、日系の方が
多いという事で、ひじきやインゲンの胡麻和え等の、和風の渋い料理も
並んでおりました。(わさび漬けまでありました)

でかいターキーの周りに、ひじきが並んでいる光景は、なかなかシュールです。

するとすぐさま、会食が始まり、楽しい食事と楽しい会話(当然英語)という
和やかな風景が展開されました。

その中で、会話についていけず、黙々と料理に集中する私。

居心地の悪さ満点です。

神様は、こんな広いアメリカの大地の上でさえ、私の内向的性格を世間に
認知させようというのでしょうか。。。

私も会話に割り込もうとするのですが、しゃべりたくても英語で簡単な
相槌をうつのが精一杯です。

一応、それなりに会話について行こうとしましたので、皆さん、
お許し下さい。。。

ようやく会食が終わり、時間的には昼の3時頃となりました。

開放されるかも、、、という喜びも束の間。ジョンさんは、こう言いました。

「それじゃ、若いものは、一緒に映画でも見に行こうか。」

若いものに私が含まれていたのは、いうまでもありません。


後半に続く。。。


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