内向的恐妻家の日記

   
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2004年08月28日(土) やすらぎの家

こんばんは、こうです。

昨日、飲み会行ってきました。

今日の日記は、その時の話を書きたいのですが、またもや内向的性格についてなんで、
当然の如く、愚痴モードというか自己嫌悪モードの日記になるかと思いますので、
お嫌いな方は見ない方が良いかもしれません。

しかし、それにしても何で私はしゃべれないんでしょうか。。。

昨日の飲み会は、私にとってみれば話しやすい人同士が8人程集まったのですが、
しゃべった量の割合は、

10、8、8、8、8、6、4、1

てな感じで、私はもちろん、1の人でした。。。

本当は、私も色々と皆と会話して、楽しい時間を持ちたいと思うのですが、
なかなか、うまく人の会話に口を挟めないんですよね。

私がしゃべれるのは、人から話題を振ってもらったりした時ぐらいで、それはその時で
多少は盛り上がるのですが、またざっくばらんな会話になってしまうと完全な聞き役に
回ってしまいます。

そういった聞き役の人も、一人ぐらいいても良いように思うのですが、いざ、自分が
そういう役割になってしまうとちょっと悲しいですね。

真面目に、会話講座とか通ってしまおうかと真剣に考えてしまっています。

そんな中、帰り道、ちょっと面白い出来事がありました。

支払いも済み、三々五々に駅へと向かう途中、いつもの如く、なんとなく一人だけ
あぶれてしまいました。

相変わらずの自分の性格に辟易しながらも、ばつの悪さに携帯を取り出し、さらに皆に
ちょっと遅れるようにして、メールをうってみたりなんかしました。

するとしばらくすると、いつの間にか隣に一番若い女の子が近寄って来ました。

「奥さんに、帰るメールですか?」

その子は、そう言うと、ちょっとお酒に酔った屈託のない笑顔を私に向けてきました。

「う〜ん、、、家庭持ちとなると色々と大変なんだよ。。。」

携帯の画面を難しい顔で睨みながらも、その子に少しだけはにかんだ笑顔を向け、
私はそう答えました。

「奥さんに、心配されているんですよ。
 うちもですねぇ。。両親が厳しくて厳しくて、、、」


「そっか。大変だね。」

(以下省略)

とまあ、駅まで着く間、私と会話を続けてもらってしまいました。

その子は、上記のしゃべった量の割合で言うと、私の次に少ない4ぐらいの子で、
まだ入社してから1年ぐらいしかたっていない若い子です。

別に特別な感情があるわけではないのですが、普段から礼儀正しい子で、ちょっとは
気になる存在の子でした。

ほんと、あまりにしゃべっていない私に気を使って話し掛けてくれたのかもしれませんが、
それはそれで、その時は本当にありがたかったですね。

そして、駅に着くと、皆は2次会の話で盛り上がっていました。

私は、はっきり言って2次会に行くつもりは全くなく、また遠距離通勤の私は物理的に
終電にも間に合わないので、言い出し難くもはっきり断ったのですが、なんとその子も、
2次会を断りました。

結局、私とその子だけが2次会には行かず、電車の方向も一緒だったので、さらに少しだけ、
電車の中で会話を続ける事ができました。

「こう先輩って、同期の方と結婚されたんですよねぇ。」

「うん。そうだよ。」

「研修中から、すでにつばを付けていたって、本当ですか?」

「ゲホッ。。。まぁ、、、表現は良くないけど、そんな所かな。」

「素敵ですよねぇ。」

「(そうか???)、でも、何かと大変だよ。
 同じ会社だと、会社の規則とか賃金体系に詳しいから色々とごまかせないし。。。」


「ふふふ。。。」

「○○さんも、同期は止めておいた方がよいかもね。」

「私は実はダメなんですよ。
 実はもう3ヶ月前ぐらいから同期と付き合い始めてしまって。。。
 このままいったら、こうさんみたいな家庭になってしまいますね。」


「。。。そっか。」

「はい。」


とまあ、彼氏がいる事が分かったりしたのですが、今日の飲み会の収穫は、この子と
しゃべれた事だけですね。。。
(付き合っている事も私だけに教えてくれたのかもしれませんし。。。)

でも、本当に、こんなにしゃべれなくて、飲み会とかも断ってばかりで人脈なんて、
絶対に作れそうにありません。

最近は、会社の中に居場所が感じられない事も多く、ちょいと悩みがちです。。。

そんな思いの中、日付もあと数分で変わる、という頃に帰宅したのですが、
私を迎えてくれたのは、難しい顔でテレビを凝視しているつれでした。

「おかえり。今、せかちゅーの録画見てるとこ。
 物音立てたら殺すからね。」


等と物騒な事を言われ、ティッシュを片手に鼻をすすっているつれの横で、
静かに室内着に着替えました。
(それにしても、綾瀬はるかのあの髪型にはびっくりしましたね。)

着替えが終わると何も言わずつれの横に座り、その後も静かに、つれとせかちゅーの
録画を一緒に見たのですが、こういった何気ないいつも通りの時間が、私の厭世感に
溢れた心を癒していってくれたのでした。

見終わった後、

「レトルトカレー残っているけど食べる?
 激辛だよ。」


等と言われ、飲み会の後に激辛カレーという、道場六三郎も思いつかないような
フルコースを味わさせて頂いたのですが、それでもやはり私にはこの家が一番のようです。

私の心の逃げ場になってはいけないですが、ほんと日々、私の心の痛みを癒してくれるのは、
この家庭だけですね。

そろそろ、私も本当に頑張らなくてはいけないですよ。

ちょっと古いですが、『変わらなきゃ(by イチロー)』、ですかね。

もしくは、『頑張ろう、こう(べ)』、かな。。。うっ苦しい。。。


そんな訳で、いつもは少々うざったいと思う、寝る前のつれとの会話も今夜はいとしく、
残暑に苦しみながらも普段よりも長く会話を続け、お互い眠りについたのでありました。

まる。




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