内向的恐妻家の日記

   
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2004年04月08日(木) 夫婦別姓

こんばんは、こうです。

ちょっと前の話しになりますが、夫婦別姓に関する法案は、
今国会でも通らなかったそうですね。

今までずっと日記で言いそびれてきてしまいましたが、
結婚して苗字を変えたのは、実は私の方なのです。

とはいえ、それもすんなりと私が姓を変える事に決まったのではなく、
それが決まるまでには、かなりの紆余曲折がありました。

その時の事を簡単に書くと、私がつれと婚約した当時、長男だった私は、
当然つれが苗字を変えるものと思っていました。
ですがある日つれから、私に苗字を変えて欲しいと、頼みこまれたのです。
(理由としては、つれが一人っ子だった事をあげられました)

それまで、私自身が苗字を変えるなんて事は一度も考えた事がなく、
つれの言葉を聞いて、自分が名前を変える事に対して非常に大きな抵抗感を
もっている事にわれながら驚いたものです。

当然の如く私は反発し、私の両親やつれの両親までそれに反対しました。

しかしつれから別れ話とかまで切り出され、結局、押し切られる形で、
私が苗字を変える事となってしまいました。

せめて、社内呼称ぐらい残して欲しかったのですが、当時は、夫婦別姓への
意識がようやく世に浸透し始めたぐらいの頃で、社内に旧姓呼称の使用は
認められておらず、それ以降、私が旧姓で呼ばれる事は、一切なくなりました。

私は、旧姓で呼ばれなくなる事に、今までの私の人生がすべてなくなってしまう、
と思ってしまったり、新姓をなかなか受け入れられず、私自身は私の事を旧姓で
呼んだりしたりなど、大変苦しんだ事を覚えています。

まあでも、今になって思えば、何をあんなに苦しんだんでしょうね。

今では、名前なんて結局、呼称にしかすぎず、私は私でここに存在している事に
気付き、ようやく新姓を受け入れる事ができました。

当時の私は、名前なんて結局ボトルについたラベルだ、っていう事に気づかず、
名前だけが唯一、自分のアイデンティティだったんでしょう。

ただ、仕事とかを頑張っている女性や、そんな人に限らなくとも自分の名前に
誇りをもっている人に、私みたいな思いをさせない為にも、ぜひとも夫婦別姓法案は、
早く可決してもらいたいと思います。

反対する議員さんには、一度自分の姓を変えてもらって、どういう思いをするかを
体験してもらってから、賛成するか反対するかを選んでもらいたいものです。
(はっきり言いますが、想像だけじゃわかりませんよ)

それでも私の周りには、「早く彼氏の姓になりた〜い(はぁと)」なんて人や、
「自分から妻の姓になりました。」なんて人が多くて、私の意見はあまり受け入れて
くれないんですけどね。。。


そしてつれ曰く、

「そんなに旧姓が良ければ、離婚っていう手もあるよ。」


。。。

。。。いえいえ、滅相もありません。。。


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