内向的恐妻家の日記
こんばんは、こうです。
ようやく待ち焦がれていた冬のボーナスを頂く事ができました。
とはいえ、冬のボーナスも夏のボーナスと同様、もらった瞬間、
「なんだ、こりゃ〜。。。」
と、叫びたくなる程の金額でした。
これでは相変わらず、この明細を胸を張ってつれに突きつける事もできません。
ボーナス支給日というのは、本来、恐妻家がえばる事のできる唯一の日であって、 世の恐妻家はこの日の為に日々虐げられながらも働いているのです。
それを、、、その楽しみを、、、えぐっ、えぐっ。。。
。。。
失礼しました。つい、取り乱してしまいました。
とは言ってもこの明細を、つれに見せない訳にはいきません。
まあ、ボーナスがカットされた訳ではないですし、こんな世間の状況ですから、 その辺りの事はつれもわかってくれるでしょう。
「ただいま。。。」
いつもの通り、静かに帰宅した私。
普段は、帰宅した私を迎えに来る事などないつれが、今日に限って、 靴を脱いでいる私に近寄ってきます。
「おかえり。ねぇ、ボーナスどうだった?」
「まあまあかな。」
そう言って、明細をつれに手渡しました。
さっそく中を空け、難しい顔をして明細に目を通すつれ。
「。。。まあ、仕方ない、かな。。。」
なんか、夏のボーナスの明細を渡した時と同じパターンですが、こんなちょっと さみしげにしているつれを見ると、何か申し訳ない気分になってきます。
しかし、そんなさみしげな私に、つれはこう言いました。
「まあ、私の隠し口座にお金が溜まってきてるからいいか。」
え〜!!、いつのまに。。。
どうも、その後のつれの話によると、つれが働いた分の給料は自分の口座に貯めておいて、 仕事に必要な必要経費は、すべて家族口座の方から引き出しているそうです。
そりゃ、たまりますわな。。。
ふと、私の周りをたくさんの鵜飼い鵜が取り囲み、
「そんなもんさ。おいらたちは。。。」
と、次々に慰められているような気がしてきました。。。
・・・神様、いつか魚を自分で食べる事のできる日は、来るのでしょうか?
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