僕の声は届いていますか…?
MUTSU



 ごめん…しか、言葉が出てこない。

本日、私信的日記につき心当たりない方はスルーでお願いします。









友人のブログを見て、愕然とした。

自分、知らずにとは言え酷い事…した。
大切な友達が、本当に 本当に尊敬していて大好きな友達の

大切にしていた者がいなくなった。

愛していた。大切だった。友達だった。楽しい話をいっぱい聞かせてもらった。
「愛犬」の命が消えた日…。

ブログを観て、息が出来なかった。

自分…その時、何をした…?
彼女が大切な「家族」との別れのその時…
自分は…なんて事をしたんだろう。
後悔…でもない…自己嫌悪。の嵐の中。

自分は、彼女に何て…言った?

能天気に、自分の事しか考えてなくて「誰かは暇だろう♪」なんて思って…メールした。

「緊急!明日遊べる人〜!挙手願います。」
いつものメンバーに一括送信。

…なんて、能天気もいいとこだ…

一応返信は貰ってた。
「もし行けそうな雰囲気だったらまた連絡します」

その返信の“雰囲気”をつかめていない自分は、何か予定があって来れそうなら来てくれるのかな?程度に思っていて…

当日、悲しみにくれる彼女にもまた、一括送信で
「自分●●にいるから〜適当に集まろう」的なメールして。

実際、この日みんなを集めたのは本当に個人的な「結婚式の案内状」を渡すためで…。

なんだ、この差。人の気持ちを考えないにも程がある…。

高校の頃から、みんなでその愛犬の話を聞いては笑っていた。
うちも、きっとみんなも大好きだったと思う。
本当に人事ではない。

馬鹿で変な泣き方して、彼女が散歩に連れて行ってる時、何かにビックリしていきなり走り出すから友達そのまま数メートル引きずられたりとか。
冬にはシベリアンハスキーだからというだけで「犬ぞり」やらせては失敗した話とか。
「言う事聞かない馬鹿な犬で〜」なんて皆に笑いながら話していても、愛のこもった話に、なぜかみんな癒されたりしてて。

自分が、葬祭業に携っていただけに、遺族の悲しみとか乗り越える姿とか、一番つらい時とか…知っていたはずなのに…。



本当に、「ごめん」しか、言葉が出ない。


自分の時はどうだったんだろう…大切で大好きな人が亡くなった時…とにかく泣いた。最初から最後まで泣いた。
嗚咽と鼻水垂れ流して、その人が灰になる前の最後の姿を見て、安心して、でも悲しくて。
ただただ、ひたすらに泣いた。気持ちは晴れなくても、涙枯れるまで泣き崩れてた。
そうしないと、もう次の日から歩けないような気がしたから…。

会社に戻ると、通常の仕事の毎日。
時間は待ってはくれなくて、普通に笑ってる自分もいたりして。

数年経ったら、その人も笑いのネタになってたり。(自分的にはちょっと複雑)

「今は、辛い時期だと思うけど」なんてありきたりな言葉は、正直どうなんだろうなぁ…
うちは、「その人が居ない」事はずっと悲しい。その時だけじゃなくて、思い出しては悲しくもなるし、後悔もするし。

みんなそうやって、生活していくのかな。
ただ、その「死」を受け入れてこその悲しみと言うか、思い出とか。

この歳になると、そういった別れが多くなる…。
どうか、その悲しみは忘れないでいてください。
愛していたから、悲しいんだよ。


あー…本当に、言葉が見つからない。。。ゴメンナサイ。





2006年08月05日(土)
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