陰陽寮(6)(7)

日本一のリーダビリティ作家富樫倫太郎の「陰陽寮」シリーズもとうとう7巻まで来ました。しかし読み出したら止まらないのは相変わらず。けっこう厚いノベルスなのに,ほんの数日で読み切ってしまう。

平安時代の「刀伊」と呼ばれる異国の兵団と,安倍晴明を中心とする平安の人々との戦いがメインの物語だけど,とにかくわんさか出てくるキャラがどれもこれも濃すぎるのが特徴ですね。"神の罰"を受けて千年の間不死となった一族,死から蘇った始皇帝の使者除福,盗賊,浮浪児,超能力者シヴァ,陰陽師の面々,そして安倍晴明。さらに政争にあけくれる平安貴族たちがからんで,いったい話はどこに行くのか。まったく。
2003年10月10日(金)

ま2の本日記 / ま2