火怨 (上・下)

蝦夷(といっても北海道ではなく,いまの東北地方)の英雄阿弖流為(アテルイ)の一生を描いた,血湧き肉躍る小説でごわす。いやー燃える。ときは平安,野蛮人と軽蔑されてきた蝦夷の地に黄金が出土して,朝廷は蝦夷征伐に乗り出します。これに立ち向かうのが,若きリーダー阿弖流為を頂点とする蝦夷の将たち。最初から男泣きシーン続出で(ってオレは泣かなかったが),分厚い文庫二冊があっちゅーまに読めてしまいます。
2003年02月17日(月)

ま2の本日記 / ま2