ふらりふらり帖
<< past index will >>


2004年12月12日(日)  音のシャワー

テレビで見たフィッシュマンズのライブ。
張りつめ、緩む、そのせめぎ合いに目が離せなかった。

フィッシュマンズのライブは一度だけ観たことがあります。
サポートメンバーのHONZIさんの真っ赤なバイオリンの音色に
こんなに美しい音が存在するのか、と泣きそうになった。

佐藤くんの音楽が目の前で奏でられることはもうないけれど
寂しさや悔しさは感じなかった。
そう思う余地すらない、神々しくて圧倒的なステージでした。
時間軸など関係なく、今でも彼はここに生きている。
いつまでも現在形の稀有な人。

それなのに、疲れていてライブの途中で寝てしまった。
いい音楽はどうして眠くなるのだろうな。
ずっと聴いていたいのに、いつのまにか音に包まれて
すやすやと寝息を立てている。あぁ。



furarifurari