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2005年04月24日(日)
コスト



無題ドキュメント




ドラマを紹介するときに、


「総制作費7億円の超大作」など言う事があります。


 


働く前は、「すげぇ〜、7億円もかけているなんて、豪華だな」


などと思っていたわけですが、最近は違います。


 


「7億円〜??無駄なコストかけすぎじゃないのか?」


と思うようになりました。


 


さらに、「日本だけではなく、雄大な中国でもロケを敢行!」


などと紹介することもあります。


 


この言葉を鵜呑みにして、「気合が入っているなぁ」と思ったこともあるのですが、


「移動にビジネスクラスとか使っているから、制作費が高騰してんじゃないの?」


と思うようになりました。


 


コストダウンという言葉が完全に地位を得たのは、カルロス・ゴーン氏が


日産のCEOについたあたりだと思います。


コストを下げれば、会社の利益が上がる。コストを下げたことによって日産は


完全に復活を遂げた。コストダウンは必要なことなんだ!


 


でも、新車を紹介するときに、


「総制作費2000億円!!従来の30パーセントものコストダウンを実現」


などと高らかに紹介する車は見たことがありません。


 


それに、「初めて中国での生産を敢行!」などと言われれば、


「豪華〜」と思うよりも、「思い切ったコストダウンだな!」と感じます。


 


利益を上げなくてはいけない、企業に勤めているわけですから、


コスト意識を持っている自分の考えは間違ってはいないと思います。


 


ただ、コストがかかりやすい日本で働いていると、コストを削っていくという作業がとても


苦痛に感じます。そのコストを削った先には、企業の利益が保証されるかもしれない。


でも、私たちの生活は圧迫している気がしてならないのです。


 


競争なんだから、生き残らないといけないだろう!!


 


でも、廃墟しか残らない場所で生き残っても、生き残ることに価値はあるのでしょうか?



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