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2002年09月15日(日)
「コンプレックスの翼」 Vol.2



無題ドキュメント




最初に断っておきたいことがあります。


 


私はこの話で、「戦争の善悪」をやるつもりはありません。


戦争論を説いたところで、戦争を体験していない私が語ることはできません。


 


その点はご了承ください。


 


 


 


戦後、日本人は何も無いところから、再出発を余儀なくされたわけです。


体験者の話を聞くと、本当に大変だったみたいです。


 


でも、「今を乗り切らないと、未来は無い」と言う思い・・・


みんなで豊かになりたいと言う思いが、全国民一つとなって、


それこそ、信じられないような努力ができたのだと思います。


 


「目標があった」


 


どうも、これだけ頑張れた理由の一つには、


豊かになりたいと言う、抽象的だけど、実感することができる目標があったから、


頑張りきることができたと思います。


 


と、ここまで書いて、この文章を続けていく難しさを痛感しました。


 


 






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と言うわけで、申し訳ないのですが、ここからはちょっと論調が変わります。


 


私は今、結構仕事を頑張っています。自主的か、業務命令かはここでは問いませんが、


残業時間を含めて、自分の能力をはるかに超える仕事をこなしている自負があります。


 


どうして、そこまで頑張るのか・・・


 


仕事を始めた当初は、失職が怖くてとりあえず、頑張っていました。


この不況下、今仕事を失うことは、永久的に正社員の座を失う可能性が高い・・・


この恐怖感から、歯を食いしばって仕事を頑張っていました。


 


でも、最近の私はちょっと違います。


職を失うことは、怖いことは怖いのですが、以前ほどの恐怖がありません。


では、なぜ、以前以上に厳しい仕事を続けているのか・・・


 


それは、「逃げる自分」を実感して「自分に絶望」したくないからです。


 


私は今、社会人になるための一番最初の試練を迎えていると思っています。


その試練に、今逃げてしまったら、きっとこれから先、私は社会人として生きていけないでしょう。


 


人間って、誰でも大なり小なり、「コンプレックス」を持っていると思います。


私は特に、その傾向が強いと感じています。


 


今ここで、社会人を放棄することによって、人生最大のコンプレックスを背負い込みたくないのです。


 


私は社会人としては、まだまだ成長段階です。これからだと思います。


 


これから羽ばたこうとしている、まさにそのとき、


「コンプレックスを翼にして」飛んでしまったら、人と自分を比べるだけしかできない、


小さな人間になってしまう。それが何より恐ろしいのです。


 


 


続く。