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2001年12月02日(日)  酒と私

上手く付き合えば、とてもいいパートナー。
時々たしなむ程度が最高のようです。
(長寿に効くかどうかはまだ実証されておりませんが。)
本当に相性の悪い人も、たまにはいるかと思います。

ところが、浸かってしまう人がいるのですね。
どっぷりと。のめり込んでしまうのですね。
嫌なことを忘れさせてほしい、と思ったり。
飲んでいるつもりで、飲まれていたり。
一度はまると、なかなか抜け出せないようなのです。

とどのつまりは依存症です。

朝から晩まで。昼夜を問わず。
何かにつけ、「そのこと」が思い出されます。

依存症は、不治の病です。
アルコールの依存症患者が死なないためには、
生涯、アルコールを断つしかないそうです。
トリガー。「引き金」のことですが、
酒を長らく断っていた人が再び飲んでしまった、
そのきっかけの、1杯のことです。
断酒を続けた期間が長ければ長いほど、
油断してもう1度触れようものなら、
反動が大きく、死亡率は高いのです。
歯止めが利かなくなってしまうのですね。
飲み続けることしかできなくなってしまうのですね。
それでしか、救われなくなってしまうのですね。

アルコール依存は、一生、それを断つしかない。

人間への依存は、一体、どうしたら治るのでしょう?


真 |MAIL