Diary




2006年05月05日(金)
僕の腕は

透明なのに
こんなにも歪ませて
すくすくと 這う

空間が 満たされて
密度が 上限値を超えようとしている

今にも

僕の腕は すうっと持ち上げられて
指先が伸ばされて
もう 自分など失ってしまいたいよ

引き金が ひかれる予感の中で
胸が痛いから
落として割れるように 壊れてしまいたいよ

透明な 光の中で
きつく目を閉じる


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