Diary




2005年04月23日(土)
きらきらひかる

 江國香織のきらきら光るを読む。
 何度も読んでいる本の中のひとつ。

 この本に出会ったのは、高校生のとき。
 江國香織には、図書館で借りて一、二冊短編集(確か、すいかの匂いとか)を読んだのが出会いなのだけれど。
 一番最初に自分で買ったのはきらきらひかるだった。文庫で。
 各章のタイトルがそれぞれあまりに素敵だったので、てっきり短編集だと思って買ったけれど、一つのお話だった。
 最初それで少し驚いてがっかりした記憶がある。勝手な話だ。(笑)

 読めば読むほど、好きになった。
 最初はそうでもなかったのだけれど。
 江國慣れしてきたのかなぁ。この人の小説は、空気に魅せられてしまったらもうすごく好きよね。好きです。
 何冊か手を出してから、読み返すたびに好きになった。

 最初は笑子ちゃんのことをよく理解できなかった。
 このこは、いったいどれくらい…どれくらいおかしいのかなぁが測れなくて。ちょっと怖かった。

 でも最近は、何度も読んで彼女と仲良くなったからなのか(笑)、なんとなくわかる。
 どれくらいなのか、が。

 似ているなーと思う。
 江國香織の小説を好きな人の多くが、そう感じるのかもしれないけれども。
 私も個人的に思う。思うぞ!!!
 熱く主張(笑)

 僕もこの程度には十分厄介だなぁと思うわけだ。
 愛すべき笑子ちゃん。愛すべき紺君。
 紺君すごーくいかしてるよね。
 睦月と瑞穂さんには気の毒かもしんないけど。(笑)
 破天荒な彼女彼らが僕は大好きだ。

 笑子ちゃんが好きだ。
 きらきらひかるの小説を好きになったのはつまり、そういうことなのだろう。
 笑子ちゃんの、ぎりぎりまで真剣に思いつめるところが大好きだ。



 たまには読書感想文など書いてみた。
 字にしてみると、あまり、くだらないなぁ。(笑)


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