英語通訳の極道
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2003年03月24日(月) いまの気分は…

だめだ。軽いコラムを書く気になれない。

ということで、アップするつもりだったコラムはたまっているが、とても、発表する気になれない。

9/11の後しばらく、アメリカのコメディアンやトークショーホスト達も、とても冗談を言ったり、ニューヨークや大統領をネタにする気になれなかったという。私が大好きな、常識破りのDavid Lettermanでさえ、ピリピリしていた。

私は、コメディアンではないんだけれど。コラムを書くときの気分は、大して違わない。

既に、多くの死傷者が出た。名もないイラクの市民にも。そして、名もない英米の兵士達にも。

非力な自分ではあるが、戦争反対の声を上げ続けることはできる。署名することはできる。こうして、自分の意見を発表することもできる。できることは続けていきたい。

きょうのアカデミー賞で、長編ドキュメンタリー賞を獲得したMichael Mooreのスピーチは、観衆から拍手とブーイングで迎えられた。

"We live in the time where we have fictitious election results that elect a fictitious president. ... We have a man sending us to war for fictitious reasons. We are against this war, Mr. Bush. Shame on you, Mr. Bush, shame on you."

アカデミー賞主演男優賞を獲得したAdrien Brodyのスピーチは、胸を打った。私もまったく同じ気持ちだ。

"Whether you believe in Allah or God, may he watch over you, and pray for a peaceful and swift resolution to this war."


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