KIKI’S DIARY

2003年03月24日(月) 千と千尋の神隠し!オスカー受賞


九州の方では雨が降っていたようですが、東京は小春日和。
とても暖かな1日でした。花粉も少なかったような?
おかげでアイス屋は繁盛。4時間で五万円の売上。信じられない…

昼頃アカデミー賞の発表が行われ、宮崎駿監督作品の「千と千尋の神隠し」
が見事オスカーを受賞する事ができましたっ☆今回は戦争の最中行われた
授賞式でした。そのため、いつもの様な華やかさが無かったですが
それが平和を訴える事に繋がれば今回の授賞式も作品評価だけではなく、
2重の意味を持つことになるのではないでしょうか。
一先ずよかったよかった。
私の卒論は今回のアカデミー賞は確実!という形で終らせている
ので、命拾いしたというか、なんというか(笑)とにかく
嬉しいの一言です☆サンキューハリウッド!!!

私の予想は監督賞をスカしたものの、作品、主演女優&男優・・もちろん
長編アニメ賞見事当てたりです。最初から宣伝方法等からで推測できるもの
なのですねぇぇぇ。。。んなこたぁないか。
☆☆☆

受賞の瞬間、「スタジオジブリ」に拍手と歓声

 宮崎アニメが、ベルリンに続いて、映画の都ハリウッドでも頂点を極めた。24日(日本時間)発表された米アカデミー賞での「千と千尋の神隠し」の長編アニメ映画賞受賞。ディズニー作品など力作が並ぶ中での栄冠だけに、意義は大きい。

 東京都小金井市の宮崎駿監督の製作拠点「スタジオジブリ」には、この日、朝から約30人の報道陣が集まった。スタジオ2階の事務室では若手スタッフらがテレビの生中継を見守り、午前10時48分に結果が発表された瞬間、拍手と歓声がわいた。宮崎監督は来夏公開予定の次回作「ハウルの動く城」の製作に既に入っているため渡米せず、鈴木敏夫プロデューサーもイラク戦争の緊迫化を受け、22日になって授賞式への出席を取りやめていた。

 受賞の知らせを受けて午前11時過ぎから、鈴木プロデューサーと、宮崎監督の長男で三鷹の森ジブリ美術館の宮崎吾朗館長がスタジオ内で会見。鈴木プロデューサーは淡々とした表情で「アメリカの映画会社に公開の相談を持ちかけたところ、どこへ行っても『この内容では無理』と断られ続けただけに感慨深い」と、喜びを語った。

 また、宮崎館長は「『千と千尋』の製作と、ジブリ美術館の準備が重なったので、この作品と美術館は双子のようなもの。どちらにも宮崎監督の理念が同じようにこもっている。本当にうれしい」と話していた。

 受賞について、映画関係者の間からは「作品のレベルを考えると、受賞は当然」といった声が上がっている。アカデミー賞に詳しい映画評論家の渡辺祥子さんは「受賞作は日本的色彩を強く持つ作品だけに、その世界観を米国人に理解してもらえるか心配だったが、質の高さが壁を打ち破った。甘ったれの少女が、苦労と共にきりりと引き締まった表情になる過程など、描写の細やかさも評価されたのではないか」と語る。

 長編アニメ部門がアカデミー賞に設けられたのは昨年からで、大人の鑑賞にも堪えうる作品が増えてきたことが理由とされる。その一端を支えてきたのが、日本の作家たちだ。

 これまでの宮崎作品を見ても、アクション性と現代文明への警鐘を両立させた「風の谷のナウシカ」、家族愛と自然賛歌をうたいあげた「となりのトトロ」、圧倒的な迫力を持つ「もののけ姫」など、娯楽性を保ちつつ、深遠な世界を築き上げてきた。(読売新聞)


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