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2006年12月07日(木)   虚構。  

Zに久しぶりに会う。
何で会ったのかと問われると、微妙なところだ。


すっかり忘れてた、Zの性癖。


久しぶりに縛られ、虚構の世界に入り込む。
ああ、こうやって、自分の意識を飛ばしてたっけと思う。


恥ずかしさとか痛みとか、全く感じなくなる、
ただ一点だけを見つめて、通り過ぎてゆくのを待てばいい。



何で此処にいるのかとか昔のように考えては居なかった。
おそらくワタシも何かが溜まって居たのだろう。
Zは全く無抵抗のワタシを嬉しそうに遊んでいた。



思ったよりも早く満足されたのか、
日付が変わる前に帰された。
今後しばらくは、
以前のようなタイトロープ関係を望まれるんだろうか。



ゴリからの電話がひどく遠く感じた。
ちょっと過去の時間に戻りすぎたかもしれない。
現実味を失い、元気がないとゴリが電話口で心配そうな声を出す
元気、ゲンキ、げんき、言葉が頭の中をゆっくりと回る。




家に帰ってきて先ずしたことは、Zの体液を残らず洗うこと、
いやみなほど、臭いが残る、体中から。
訳のわからないガムの味も、見知らぬタバコも、臭いとしてまとわりつく。



体を洗い流して、気が付く痣
野郎、キツクやりやがったな、・・と舌打ちする。



無抵抗だから良くなかったのか。
だからもっとエスカレートされたのか。
腕に残った痣がとても忌々しい。








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どうせ腕に痣があったところで、
普段から体に傷や痣が絶えない私のからだ。
ひとつふたつ増えたところで別段おかしくない。



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