PIECE
 ※ past  ※ index  ※ will
2006年11月27日(月)   ちゃんと。  

土曜から日曜にかけての深夜、焼酎バーで。
酔いも回ったか。
結構真面目な話をしていたように思う。


マイナスをとことん嫌うのかと思って、
あまり切ないとか。寂しいとか言えなかったと告げると。


確かにマイナスな事は好きじゃない、けど、
ちゃんと考えてから話しているんだなと思うことに関しては
ちっとも嫌じゃないと言われた。


35歳という年齢が結婚したいと思う年齢だとゴリが昔話してたけど。
ワタシの気持ちが変わって、子供を産みたいと思うようになってから、
自分の体力や、心臓のことを考えると。
ワタシなりのリミットは32-3かもしれないと思う。
本当は、もうそろそろ、考えないといけないとも思うし、
だから、正直に言うと、結婚年齢に関してはゴリについていけないと話した。


怖くて言えなかった。


ワタシがかつて嫌だったように。
「結婚」の二文字を相手に言われるプレッシャー。
其処からドンドン言った相手と距離を取る様になって。


だから言えなかった。



ゴリは黙って聞いていて、答えた。



俺もたまに、シイナの身体を考えると、
結婚のことを考えたほうがいいと思う、
だけど、それに流されたくないと思ったりもする。


正直、昔は、女の子と付き合うと、直ぐに結婚を考えてた。
でも、それで結果としてうまくいかなかったわけだし、
今は、きちんと考えたいと思うようにもなったし、
逆に、あまり考えなくなった、ともいえるかな。




うん。
だからね、多分。
ワタシはゴリに「好きだ」といわれるたび、
嬉しいという気持ちと、寂しいという気持ちがあったのかな。
好いてくれているというのは、間違ってない、
だけど「恋愛」の好きであって、・・・・



それ以上は言えなかった。



言わなくても、お互い解ってたように思う。




きっとドンドン好きになっているのは私のほうなんだ。



ちょうどお店が三周年記念とかで、
店のオーナーが各テーブルにシャンパンを配ってて。



ちょっと話がそれて、
帰ろうかと言った矢先、
ゴリがぽつりと言った



ちゃんと好きだよ。




聞こえなかったフリをした。





この会話の後で、「好きだ」と言える気持ちが、
多分、ワタシの経験の中ではなかったことだし、
解らないというヒトコトで済ませてしまえば簡単なのだけれど、
まだワタシの知識や体験の中では「理解できない」が妥当というところか。


笑ったらいいのか、有難うといえばいいのか、
あるいは、ちょっと下をむけばいいのか、解らなかった。






店からゴリの家までの途中、
寒がりな奴にしては珍しく、遠回りして、
大きな銀杏の樹がたくさんそびえている気持ちの良い道を歩いた。





家について、まず、抱きしめられた。




ちゃんと好きだから、心配するな。




顔を覗かれて、キスされて、しばらく抱きしめられたままだった。




何を心配しなくていいの?





言葉に出来ない気持ちがぐるぐると渦巻いて。





本当に、こういうシチュエーションは苦手だ。
ワタシが作り出しておいて、無責任なのだけれども、
如何答えたらいいのか解らない。







翌日、目を覚ましたら、台所でコトコトと卵を煮る音がした。
そういえば、私が昨日の朝つくった卵サンドを喜んで。
美味しかったから又作ろうって、
昨日の帰り、パンを買ったんだった、と思い出した。



ふざけて、


じゃぁゴリが卵茹でて、
そしたら、あたし、また作るよ。


と話したんだっけ。




少しからだが冷えたゴリが布団の中に入ってくる。




卵茹でてるの?ありがとう。


おお、あと10分くらいだけどな。








何か、わからないけれど。
いや、「何を」か解らないけれど。






もう少し、この人を信じてみようと思った。













▲ 押すと文字が変わります ▲



きっとワタシは、マジで惚れてるんだ。ゴリラに。(やっぱ其処?





++++++++


何度か、ゴリは、と口に出して言いそうになってた。


危ない 危ない。




 ※ past  ※ index  ※ will