日記
INDEX past will

2005年12月24日(土) らくだ?

あまりの楽しさにもう一度プラート展へ イタリア行くより全然近い しかも今思えば混んでなくていい
しかし今回来たら寒いです 何と日陰には雪積もってます やばい パンプスで来ちゃった

聖女カテリナの殉教 という題で 嫌な感じに刃の付いた車輪に挟まれたりしつつ祈っている絵を以前何度か見ました
そして元気であっても カテリナであるということを示すために
刃の付いた車輪を持っていたり それが添えられたりしていることもあるので
これはその嫌な感じの拷問器具で殉教しちゃったってことか と Kと話していたんですが
でもたまに気になるのが車輪が壊れてることがあること 天使がいたりすることがあること
もしかして死にそうになったけど天使が来て助けてくれたとかそういうオチ逸話でも?という疑いも
縛り付けられていっぱい矢が刺さってる絵ばかり見るけどセバスチャンも矢では死んでないそうで 昔の方って丈夫だ
あっ おれいつかハリネズミ飼うことがあったらセバスチャンて名前にしよう

カテリナの死亡原因が結局これまでよくわからなかったので この機会に教えていただく
半端も半端すぎて訊くの恥ずかしいような気もして躊躇われたんですが
学芸員さんだってせっかく知ってるんだからきっと訊かれたら嬉しいよ とKにも励まされ
伺ったらちゃんと詳しい方を連れてきてくれて教えてくれました ありがとうございます
そしたら学芸員さん曰く カテリナはあの刃の付いた車輪で殉教しちゃったわけではなく
殺されそうになったんだけれど天使が降りてその車輪を壊してくれて助かったそうで
そしてユリアヌスの解説文で「巡礼者の補助」という一文があって気になったんですが
これも訊いてみると 自分では巡礼をした訳ではないらしいです 渡し守をして巡礼を助けたり
あれ?旅篭はやってなかったんだっけ やばい せっかく聞いたのにもうわかんなくなってます
とりあえずあまりの楽しさに図録2冊購入 2冊ともこの時に買ったんだったか1冊目は前買ったんだったか
1冊はKにあげるつもり これ見て話してよ!
なんだか盛り上がったあまり過去の展覧会の図録も1冊購入 イタリア絵画名品展 これもたんのしいよ!

ところで人名がおそらくイタリア語英語ラテン語その他全く統一性がないという感じじゃないかと
それどころかどこの国の言葉でもない呼び方をしている可能性すら 愛称?
知っているのがどこの読みなのか意識が薄い上に 同じ人をジョバンニと呼んだりヨハネと呼んだり気分で変わります
申し訳ありませんが全体的に 日本語 ということで この日記がそういう仕様であるということで
でもこれもまた楽しく 何が楽しいって意外な人が意外な名前だったりするあたり
絵とか見ながらぼちぼち考えたり覚えたり推測したりしているので間違いも多いかと思われますが
ヒエロニムスはたぶんジローラモ そしておそらく何とジェロニモ 多分だが
ヒエロニムスさんというのは聖人で よくライオンと一緒に描かれています
なので ヒエロニムス だとライオン連れたかっこいい爺のイメージなんだが
ジローラモだと某ちょい不良オヤジ(不良 はもちろんワルと読んでください)が真っ先に出てしまい
いや2005年12月時点ではまだ彼はちょい不良オヤジの代名詞ではないですが つい未来の話を
ジェロニモだとライオン素手で倒しそう それ聖人じゃなくて超人
カテリナは多分キャサリン
ジョバンニがヨハネでジョンで って フランス語だったら ジャン ですか?

もう知ってる人には基本的すぎてどうでもよく 知らない人にはよりどうでもいいことばかり
切りがないのでちょっと自分用にとってきたメモだけ置いておく この紙もなくしちゃいそうだし

●フランチェスコの幻視→翼に覆われた磔刑像
●枢機卿の帽子 このときはまだあの赤いのが枢機卿の帽子だということも知らなかった
●「盲目の父(←商人)の貸金を取り戻すため」? トビアスのことだと思われます
●アダムとイヴの原罪からバラに棘 聖母→原罪を免れている→棘のないバラ
●三日間→御眠り マリアが死んでから復活昇天するまでのことかと
●プラート=草むら 草原
●ビゼンツィオ川のもたらす豊穣
●ユリアヌス 鷹と剣 「巡礼者の補助」?
●聖アウグスティヌス 北アフリカ ヒッポで司教
●四大ラテン教父→ヒエロニムス グレゴリウス アウグスティヌス あと一人は?
●プラートの守護聖人 ヨハネとステパノ
●フラーテ(修道士)の略→フラ そうかそれでフラ・ディアマンテとかフラ・フィリッポ・リッピとかか
●鹿?
●ステパノ(使徒任命)最初の助祭 最初の殉教者
●1469年(フィリッポ・リッピ死亡)リッピの工房→フラ・ディアマンテが引継(フィリッピーノ後見人)
 当時フィリッピーノ12歳 後ボッティチェッリの工房へ(今見つけたが1472年だそうだ)
 フィリッピーノとボッティチェルリはフィリッポ・リッピの息子と弟子 そうか直接の同僚もしくは師弟でもあったのか
 いつかフィレンツェで見たボッティチェルリとフィリッピーノ展は改めて楽しい企画だったんだなあ
●シメオン 救世主を一目見ないうちには死ぬことができないというお告げを受けていた
●古代宗教の母性信仰を克服するためにマリア信仰←一般的になるのは12世紀(十字軍)以降
●ミケランジェロ、ラファエロ等を完成 その手法(マニエーラ)を手本として優雅・洗練・技巧を追求→マニエリスム
●教育・科学・哲学→カテリナ
●神秘の結婚→キリスト教に帰依 
 ん?キリスト教を既に信仰していて祈ってる時に神秘の結婚が来たわけじゃないのか?
 何だこの順番 実質的には信仰してても洗礼を受けてなかったとかそういうことか?
●イエスに頬を寄せる聖母→東方(ビザンティン)に古くから伝わる
●12〜13世紀 聖母崇拝運動
●らくだ
●ドメニコ→異教徒に対する説教に天職を見出す
●聖レオナルドゥス 6世紀フランク王国宮廷の一員 
 森の中で産気づいた王妃を助ける→褒美に森→修道会建設
 囚人を釈放する特権あり→囚人・産婦の守護聖人→首輪 足枷
●プレデッラ
●ロッコ→巡礼杖
●「太陽神アポロンの矢によってペストが起こる」とされていた→セバスチャン
 アポロンを認めちゃっていいのか いることはいるが良くないとか弱いとかそういう方向か
●切れ目ない永遠
●女子修道院創始者St.クララ(キアラ)−フランチェスコの最初の女弟子 黒ヴェール+白頭巾
 あれか 説教聞いてヒステリー起こして倒れちゃった子か
●(元?)サン・ステファノ聖堂→プラート大聖堂 1653年司教区へ昇格 都市
●7歳時に荒野へ→修行中に天使から洗礼者としての使命を告げられる

鹿? って一体何のことかと思いました 自分の取ったメモながら おそらくユリアヌスかな
ユリアヌスはあるとき追い立てた鹿から将来自分の両親を殺すだろうとの預言を聞き
そんなことになるのを怖れて遠国に逃げるそうです 両親はいなくなった息子を探して巡礼の旅に出
ユリアヌスの留守に妻がその二人を迎えて主人の部屋に泊まらせるのですが
家に戻って寝室に男女が寝ているのを見たユリアヌスは妻が不貞を働いたものと勘違いして二人とも殺してしまいます
という話があるそうです ふーん なるほど
ところで 鹿? と思ったんでしょうね

それはまあ思い出せるんだが らくだ がわからない これなんだっけ

夜はHちゃんとMちゃんと焼肉お誘いが だが指定の時間に戻れるかどうか分からない
ごめん遅くなるかも 先やってて というメールを打ったのだが遅いよ何やってんのと電話でお叱りを受ける
焼肉食いながら 遅くなってごめん でも遅くなるってメールしたじゃん とか言ってたら
…打っただけで送信してなかった… すみません
のあと飲み行ったんだっけ?

 


 

鈴木  MAIL

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