日記
INDEX past will

2004年03月09日(火) 愛と死のバルコニー

あーあ名残惜しい 今日でまたウ゛ェネツィ了としばらくお別れ
幸い天気はまあまあ 薄曇りって感じです
集合場所のバス発着所あてもなく目印もなくふらふら歩いていたら現地係員のお姉さんとなぜか会えた 今回は日本人
「もう一人の方もお見えになりませんし、まだけっこう時間ありますんで。朝ごはんまだでしたらあの辺にバールありましたよ。」
じゃあお茶飲んできます ありがとうございます
…『もう一人』? ほかにいたのかツアー客 後に疑問が解けることになるが保留
ロータリーの外れにあるバール サンドイッチとクロワッサンとカプチーノ 実はバールは初めて入った 少々気遅れ気味
がなんとかなるじゃん 指差してウノと言っただけだがとりあえず食えたしうまかった

その後もう一人のおっちゃんと言うかお兄ちゃんというか 年上の男性が合流しウ゛ェネツィ了出発
これから車でウ゛ェ口ーナとパノレマを経由してフィレン゛ノェへ
我々とおっさん(仮)とお姉さんと運転手さんの計五人のみ バスではなくワゴン 聞けば運転手さんの車らしい
ということであくまで個人の車なので飲食喫煙等は禁止 途中で休憩とりつつ行く
運転手さんは小柄で笑顔のかわいい しかしお洒落でかっこいいイタリア人のおっちゃん
移動中は一応声量や話題に気を付けつつほぼずっと喋りながら景色を見て お姉さんの解説を聞いて たまに寝て
「みなさんウ゛ェネツィ了はいかがでした?何日くらいご滞在で?」えーと夜着いて3泊 今日も朝出発なので実質丸2日くらい
「僕は1日だけ」あれ? どうやら違うツアーで移動日移動場所が一緒のはまとめて運ぶってことですか
ところで途中の景色もいい しかも距離長いのでいろんなとこが見られます 途中のドライブインではなんとまだ雪景色
トイレに行こうとすると入口で座ってる人がいて彼の前の箱にチップを入れてトイレに入る
しかし相場がわからない 箱ちょっと覗いてなんか多そうなコインを財布から探す
ここは便座あったかな 考えれば当たり前だがトイレはみんな洋式 そしてなぜか時々便座がない
こう便器はあるんだが上にCの字型の平らなふたがあってそこにすわる よね あれがない
男性がトイレ使ったあとに便座が上がったままになってるの見たことありませんか ああいう状態で下げるもんがないんです
でも慣れます 壊れて外れたんではなくもともとないらしいとこもあり ホテルもそうだったり

ウ゛ェ口ーナではシ゛ュリ工ットの家 コ口ッセオにご案内
つうかあっちにありますって感じで あとは○時に集合 場所はえーとここにしましょうか みたいな ゆるい 好き
一応みんな と言っても3人だが 行くらしいのでそれじゃあって感じでシ゛ュリ工ットの家には一応普通に案内していただく
世紀の悲劇恋愛劇 あの口ミオとシ゛ュリ工ットのモデルになったという家 なんと物語そのままのバルコニーが!
というとこではあるんだが ようは見所はバルコニー 別に家の中にも入るわけでもなく
外からバルコニーを眺めシ゛ュリ工ット像をなでて土産物屋を見る
たしかシ゛ュリ工ット像の胸と腕を触ると幸福な結婚がかなうとか ちょっと待てシ゛ュリ工ット悲恋もの主人公の代名詞なのでは
どうしても突っ込まずにはいられない なぜかカップルの聖地とかいう観光名所 みんな死ぬ気か
バルコニーの回り いやそんな生易しいものではなく入口の門あたりから奥までどこもかしこも相合傘とハートの落書きだらけ
なんか既に名物らしいよ ハートで埋め尽くされた壁の絵葉書とか売ってます
もう書く場所がないので上にガム張ってまた書いて すみっこの隙間に書いて壁の高いところに書いて
ていうかいったいどのようにして どう見ても3メートル以上とかの高さにまでカップルの名前が
肩車したってムリ肩に立ってもムリ 脚立持参? それとも意気投合したきっかけは趣味のアクロバット?
幸せな結婚の予定も特にないがシ゛ュリ工ット像一応撫でておいた どこ撫でるんだかうろ覚えですが見ればわかります
若い頃の高屋敷先生の試験の牛のごとく てかてかに擦り減ってるとこを撫でれば正解
恋愛中の友人に何か土産でも と思ったが行き違いで別れたとか言うオチになってもおもし 大変なのでやめておく

コ口ッセオ アレーナ 正解は知りません 今度こそ自由行動になった我々が行った時にはガラ空き
あまり柵とかネットとか無いのでスリルが とりあえず闘技場の一番上ぐるっと歩き 客席座ってアリーナ眺めて
一番上歩いてると回りの街が見えます 近くの屋根に鳥が止まってたりします 向こうに教会の尖塔が見えたり鐘の音が聞こえたりします
いったいどうしましたか いやM崎駿かA野光雅の描く街がほんとにあるんですよ 思い付く例えはそれですか
だいたいそれで時間切れです また出発です

次のパノレマではお昼ご飯 オプショナルとしておっさん(仮)はお姉さんと一緒にレストランに行く模様
自由行動なんですがあまり時間が無いので店探してメニューで迷ってとかしてると食えなくなる
と思いそのレストランについてくことに 駅前の広場 オープンな席もあるが我々は一応ガラスと屋根で覆われた席へ
うまかったよここも…!
パノレマだし 前菜は生ハム類とチーズの盛り合わせ
ハムもうまいんだがあれ チーズが パノレマって音からしたらパノレミジャ―ノレジャ―ノとかの産地ですか 関係ありませんか
とりあえずそんな感じ硬質のチーズが添えてあったんですが旨いよ 香りがもんのすごいいいよ
微妙に酸味?というか ツンとくる味と香りで ハムとクラッカーといっしょに食うと超いい感じです
オリーブとペンネとトマトと茸ととうもろこしとちしゃとかエンダイブとかレタスっぽいすみませんわかりません薄緑の葉っぱのサラダ
日本のラーメン屋の醤油酢ラー油のセットのごとく サラダを頼むとたいがいオリーブオイルとワインビネガーのボトルがセットで出てきます
テーブルに最初っから置いてあるとこもあった気がします 適当にそれをかけて食います
俺もKも酸っぱいの好きなのでビネガーたっぷりかけて あっかけすぎ た と思ったらオイル追加して
サラダに入ってるペンネは冷たいのです 食感がいろいろの酸っぱいサラダ 旨い
ハムとチーズのクレープ
ハムとチーズ巻いたクレープに更にチーズかけてあってそれが溶けるが焦げないあたりまで皿ごと焼いたのかな あったかいの
おいしいですが感触のねっとり感もあってちょっと濃い
マチュドニア Kのオーダー 1口だけもらう 要は果物 足の青い高いグラス ただしでかい に入っててきれい
オレンジのクレープシュゼット
これが旨かった ていうか好き オレンジジュース吸って舌触りが柔らかくたっぷりした生地なので歯応えもっちり
書き方よくないが別に餅やチーズじゃないのでねちゃねちゃしたりもしませんよ
けっこうこれもでかくて食いでがあるんだが最後までうまかった

夕方早くくらいにフィレン゛ノェ着 ホテルに行く前にΞケランシ゛ェロ広場に寄ります
この広場で一昨日ウ゛ェネツィ了のサンマノレ⊃同様の感慨
また来れた…! あードゥ才モがポン〒ヴェッキオが またあそこを歩けるなんてあー
ホテルに向かう車から市場が見えました ちょっと今端っこにあったの古着屋じゃなかった!?
そうだよしかもいい感じだった!場所覚えといてよ! 日本で買っても同じとか言わない
おっさん(仮)と我々は違うホテル 一期一会
ホテルに荷物置いてさっそく市場ちょっと見て でももう夜で人がいない 古着屋は発見できず あとウフィッ゛ノィのポスト確認に
当然ウ゛ェッ‡オ宮前シ二ョ―リア広場を500人広間の窓を笑顔で見上げつつ通りました ああ博士があのバルコニーから刑事を
ウフィッ゛ノィはそうですレク夕ー博士がクラリスに手紙出してたとこ 後付けセットだったらしくポストはありませんでした
多分この日はホテル近くのパン屋みたいなとこ行ってタルト買って
あと小さいマーケットみたいなとこにも行ってジュースとかヨーグルトとか
ホテルの部屋で飲み食いできる食料を買って帰る
買い物システム分からないのは見よう見真似でなんとか あと注文は指差すとかしてなんとか
読んで分かるのも全然分からないのもある 英語と似てると漠然と分かるときもあるんだが (例:ポリツィア→ポリス→警察)
タルト注文時に必要になって旅行用ミニガイド辞書もどき大慌てで引いたら フラーゴレ→苺だそうだ
苺(日)→ストロベリー(英)→フラーゴレ(伊)?これは全然あたりがつけられない類の単語 と思いかけたんですが
苺(日)→フレーズ(仏)→フラーゴレ(伊) これだよ!こっちから行けば連想が可能です 面白い

ところで帰るとき「ええとホテルどっちだっけ?」たしかこうでこうでこっちだよ
ほらあった!方向音痴と言われがちなのに珍しく先導できたので意気揚揚とホテルに入
ろうとしたら慌てて止められる「ちょ!ちょっとここおっさん(仮)のホテルだよ!」
………………………ごめん……見覚えがあったから……………

 


 

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