■ ヘッド・フォンから石田彰
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|| 2006年05月21日(日) マドカさんの今日の憂鬱 ||


■BLCDレビュー、昨日1件アップしています。辛辣なレビューには、必ず良作のレビューをセットでアップするように心がけていたりするのだけれど(笑)、今回は間に合いませんでした、すみません。

■「神様家族」第1話を観る。ギャグもつまらないし絵もキャラも設定もそれほど魅力的には思えなかったので、もういいかな?とも思ったが、最後に登場した女の子の存在で、ちょっとだけテンションが上がる。思い切りトライアングルな展開を予感させる典型的なプロセスだが、そういうのは結構嫌いじゃない。全何話なのかは知らないが、とりあえず来週も観てから考えよう。

■「デモンベイン」の第1話を観る。ゲームをちびちびと進めている身としては、展開早っ!!とも思ったが、九郎が大学で魔術理論を学んでいたことなどがウィンフィールドの口から語られたのでもうどうでもいいです。今後もそのように、端折りたい部分はすべてウィンフィールドのセリフに乗っけてくれるようなシナリオならば、私は何も言うことはありません。

■「涼宮ハルヒの憂鬱」と「涼宮ハルヒの溜息」、更に「涼宮ハルヒの退屈」を一気に読む。別に一気に読もうと思っていたわけでもなかったが、結果的に「一気に読まされてしまった」という感じだろうか。
そしてその1冊目、「憂鬱」のプロローグで早くも泣いた。「涼宮ハルヒ」って、泣くような話なの?と思われるかもしれないが、現在の私の感受性が勝手に涙腺を緩ませたのだから仕方が無い。私は最近、特に涙もろい。もしかしたら更年期障害、いや、一応「若年性」と付け加えておこう、若年性更年期障害なのかもしれない。顔がほてり、汗をかきやすく、腰や手足が冷え、息切れ・動悸がし、寝つきが悪く、しかも浅く、わけもなくイライラし、頭痛とめまい、吐き気に悩まされ、とても疲れやすい・・更年期障害指数のチェック項目オールクリア、昨日亭主に「病院に行け」と言われた。真面目に更年期障害・・いや、若年性更年期障害を疑い、鬱々としていたら、なんだか亭主がいつも以上に優しくするので、ちょっと気味が悪い。私の実母はウチの亭主のことを「仏様みたいな人だ」とよく言うが、それは私も時々そう思う。私が言うのもなんだが、ウチの亭主はとてもいいヤツだ。来月で結婚10年目に突入するが、亭主と出会ったことで自分の一生の運を使い切ってしまったのではないかと思うほどには。
・・などと、そんなことを私が考えてしまうのも、もしかしたら自分の死期が近付いているからなのではないかと、どこまでもネガティブな思考に陥っていくのだが、これも症状のひとつなのだろうか。まあ、そんなことはどうでもよい。さて、「涼宮ハルヒ」だが。
プロローグでキョンの独白を読むにつけ、この「キョン」は自分だ、という「懐かしさ」にも似た感情が溢れてきて止まらない。キョンがキョンとして語っているそれは、嘗て自分が懐いていた感情そのものなのに、自分ではない物語上の少年のまるで見透かしていたかのような代弁に不思議な気持ちが湧き上がる一方、ある意味ひどく純粋なその独り言を、どういう媒体であれ具現しているのが自分ではないという事実に、妙な腹立たしささえ覚える。そしておそらく、この小説を読んだ読者の多くが、当たらずとも遠からず、多少の差異はあれ、「懐かしさにも似た感情」を懐くのではないだろうか、と推察する。子供の頃、日常の中に非日常を望む自分がいて、でもそれは歳を重ねる度に稀薄に、そして諦めへと変貌していく。けれどその名残は意識のどこかへ必ず残っていて、だからこそ今になってその感受性を激しく揺さぶり起こすのだろう。日常と非日常、常識と非常識、現実と非現実、その狭間で得体の知れない「何か」と闘う術すらなく足掻く主人公の、なんと等身大で清々しいことか。 
そして今日のアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の「孤島症候群/後編」で。事件に対して意外にも真摯なハルヒが、真犯人?に気付いて狼狽する件りと、帰りのフェリーで思いがけずキョンがハルヒを信頼していた、という事実に、素直に心打たれた。いつもがメチャクチャなだけに、ハルヒのこういう可愛らしさはたまらない。「憂鬱」のラストで見せた、あの「不恰好なちょんまげ」みたいにね。

涼宮ハルヒの憂鬱 涼宮ハルヒの溜息 涼宮ハルヒの退屈

■一応報告すれば、「EVE」は2作目、3作目をクリア、「ルール・ブルー」の方はEDをとりあえず4つ観たので、あとはTRUE ENDかな?とにかくそれを観たら「ZERO」やって「TFA」な予定。そしたら、書きたいこともあるので雑記の方へ「何か」書きます。

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