|| 2003年10月29日(水) ハートはネットワーク ||
■榎田尤利の「普通の男」を読んだ。好みのリーマンモノだし、それなりに面白かったけれど、「普通」を連呼する件りは言いたいことがわかるだけに、ちょっと説教くさかった印象。でも、榎田作品に描かれている受けキャラは、やはり独特の可愛さというか不思議な魅力があって、やはり好きです。
■昨夜。ジャンプを読みながら亭主が一言。 「ここ、切り抜いてあるの、何?」 うるさい、ほっとけ。
■お昼過ぎ。娘がテレビのリモコンを持ってきて言った。 「ねえ、はーとはねっとわーくにして」 「ハートは・・ネットワーク・・?」 「うん、はーとはねっとわーく」 私の見るアニメは、夕方以降から深夜に集中しているので、日中彼女が見ているアニメは、正直、ほとんど把握していない。「ハートはネットワーク」なんて、聞いたこともないし、私は首を傾げた。だいたい、アニメのタイトルというよりは、まるでローカル局の地元密着型情報番組みたいな響きであり、更に困惑する。とりあえず、キッズとアニマックスの番組表を舐めるように見る。 「ハートはネットワーク・・ハートはネットワーク・・」 探してみたが、それらしい番組はやっていない。 「そんなの、やってないみたいよ?」 「はーとはねっとわーくだよ!」 娘は妙に自身有り気な様子。仕方がないのでチャンネルを次々に変えて尋ねていく。すると、「これ!これだよ!!」と娘。どうやらヒットしたらしい。やっていたのは、「タイニー・トゥーンズ」であり、私は訝しげに彼女の訊く。「ね?これ、“タイニー・トゥーン”だよね?」「そうだよ」そうだよ、ってあんた・・あ・・・!! 「もしかして、CARTOON NETWORK?」「うん」 とりあえず、謎は解けた。
■来春から幼稚園に行く予定の彼女。私はひとつ、危惧していることがある。 「せんせい、うちのままね、しーでぃーとごほん、いーっぱいもってるんだよ!!」 「へー、そうなのー、どんなの?先生に教えてくれる?」 少し思いを巡らせたあと、片仮名と平仮名しか読めない彼女が無邪気に言う。 「うんとねー、あふれそうなぷーる・・しょせんけだもの・・はめてやるっ!」
・・やはり、彼女が50音をマスターする前に、何とかしなくては。
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