♡ Smile ♡
Rei



 手術

朝6時、採血。
私は血管が細い。
適当に両腕を見せて選んでもらう。
今回は左腕。
針を抜いた跡腕に激痛。
良くあることなのだが原因は不明。

手術なので朝食は抜き。
お腹は空くし、果てしなく暇だ。

暇だったことは覚えているが、手術までの時間、一体何をしていたのかは思い出せない。
12時、手術室へ向かう。
手術着のマジックテープがはがれやすくて困った。
相変わらず採血後の腕が痛かった。
手術台に乗り、点滴を受ける。
手術部位は目。
瞼の内側。
麻酔がとてつもなく痛かった。
「目を開けてください」と言われたが怖かった。
そりゃ怖いだろ・・・
頑張って目を開けたがあまり良く見えなかった。
見ようと思わなかった。
いつ切除したのかはわからなかった。
ただ縫われているのは感じた。
引っ張られていた。
何時間かかるかはわからないと脅されていたが、20分で手術は終わった。
病室に戻り、点滴が終わるまで寝ていた。
点滴が終わってすぐに看護婦サンに昼食を要求。
食べ終わると速攻で喫煙所へ。
幸せだった(謎)
病室に戻ると麻酔が切れていることに気付く。
痛かったので痛み止めを貰う。
そしてまた果てしなく暇な時間がやってきた。
片目が見えないので、本を読むことも出来ない。
出来ないわけではないがかなり疲れる。
1階と7階を行ったり着たりするが時間は経たず。
やることもないのでベットに横になった。
ふと目が覚めるとベットの横に、彼と彼のお母さんがいた。
めちゃくちゃ驚いた。
寝ている私を見物するなっ!(笑)
「なんか病人に見えたよ(笑)」
笑い事じゃないぞ・・・(汗)
6時が夕食なので早々に追い返す。
あっという間に食べ終わる・・・ことは出来なかった。
距離感がいつもと違うので私にしては随分ゆっくりの食事だった。
食べ終わるとコミュニケーションタイム。
さっさと部屋を後にし喫煙所へ向かう。
目を覆ったガーゼのおかげで、他の重病人たちになんとなくまぎれていた。
沢山の人達と話をした。
昨日初めに話しかけてくれた人と、次に何時に来るか決めて喫煙所を後にした。

8時過ぎと9時半、それぞれ約束した頃の時間に一緒に喫煙所に向かった。
おしゃべりをし病室に戻る。

もう明日は退院だ。

・・・なので緊張はしていない。
しかし眠れず。
またしても眠剤のお世話になった。

2003年04月08日(火)
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