「原稿用紙20枚分を超えた」とかでエラーが出たので、翌日の日記に書いていく。 現在2014年2月25日13時38分。
昨日葬儀場で買ってきた数珠。
今後も数珠は必要だろうし、どうしても「親父の葬式で使った数珠」というのが欲しかったので、買う事にしたのだ。
昨日は葬儀場の喫煙所で空いた時間に、以前メッセの子に教えてもらった「耳かき(別)」というアプリで遊んでた。
現在午後13時56分。 折り返し、母親に電話を掛けた。 「さっき電話してきてたみたいやけど、何?」と。 母親は「間違えて掛けてしまったんやと思う」と。 俺は「留守電も入っててMさん(東京の叔母)と『大阪に買い物に行く?』って遠い声が小さく入ってたわ」と。 母親は「全然気づかんかったわw」と。 俺は「親父の遺骨とか、ちゃんと実家に安置してるん?」と。 母親は「昨日の人がやってくれた」と。 俺は「俺も行こうか?」と言うと「ええよ。あんたも鼻声やな、大丈夫?疲れてるやろうし、寝とき」と言ってきて、俺は「そうかな?」と。 続けて俺は「まだ疲れは溜まってる。足腰が疲れてる」と。 そんな感じのやり取りをした。
ソチの冬季オリンピックは2月23日で終わってしまったようだ。 親父のお通夜の日だな。 親父の病院にお見舞い通いして、よく病室のテレビで親父や母親と一緒にオリンピックのスノーボードやフィギュアスケートを観てたっけ。
昨日と比べ、気分は凄く落ち着いている。 また日常に戻っていくのかな、俺も。
4月12日が、親父の死から四十九日となる。
IEがちらついたので再起動。
俺は下着も服も数日ごとにローテーションして着替えているけど、親父の葬式の時に履いてた下着がローテーションで、ちょうど弟の結婚式の時用にと母親に買ってもらった下着だった。 弟の結婚式の時に履いてた下着を、親父の葬式でも履いていた。 凄い偶然だな。
現在午後16時30分。 切符が余っていたので、親父が入院していた病院に来ている。 今は病院のカフェに居る。 親父が居た場所を巡ってみたいと思って、まずは一番最初に親父が緊急入院となった3階のHCUがあるフロアに行った。 そしたら、親父の担当だった○×先生と遭遇。 俺は病院に入る前、事前に病院近くのスーパーでお菓子の詰め合わせみたいな物を買っていた。 ○×先生が忙しくて遭遇出来なかったら、親父が最後の1.2ヶ月入院していた7階の看護師さんに○×先生に渡してもらおうと思ってて。 でも、一番最初に俺が訪れた3階の廊下でいきなり○×先生とばったり遭遇。 ○×先生は「あ!」と。 俺は「こんにちは。最後に、父の居た病院を見ておこうと思って」と。 ○×先生は「そうでしたか。僕も一度お会いしたいと思ってたとこなんです」と。 俺は「父の葬儀も滞りなく無事に終わりました」と。 ○×先生は「僕も急だったんで(親父の死が)、寂しいな、思ってたとこなんです」と。 俺は「葬儀も沢山の方が来てくださって。あ、良かったらこれ(お菓子の詰め合わせ)、召し上がってください」と。 受け取ってくれない可能性も考えていた。 もしかしたら逆恨みした遺族が毒を入れて渡す可能性もあるだろうし。 でも○×先生は「え、いいんですか?ありがとうございます。頂きます」と受け取ってくれたので、それがめっちゃ嬉しかった。 俺は「良かったら看護師さんたちと一緒に食べてください」と。 ○×先生は「はい、7階で分けます」と言ってくれた。 俺は「最後まで大好きだった○×先生に見届けてもらえて、父も喜んでいると思います。本当にありがとうございました」とお辞儀した。 ○×先生は「いや、とんでもないです」と。 それから「何かあったら、また言ってください。お疲れ様です」と言ってくれたので、俺も「お疲れ様です」と返して、○×先生と別れた。 そんな感じ。
現在午後16時50分。 スマホから日記を更新して、自分が書いた日記を読んでいたら、突然母親から電話が着た。 出てみると「ごめん、また間違えて押してしまった」と。 俺は「今、◻︎×病院に来てんねん。最後、親父が居た病院見とこうと思って。切符も余ってるし」と。 母親は「えええ!?」と驚いていた。 ○×先生と遭遇して挨拶してお菓子を渡した事を話した。 「お菓子どこで買ったん?」と言ってきたので「ライフ(スーパー名)で買った」と。 母親は「そんなとこでw」と。 俺は「あそこしか知らんし。あそこで買ったやつなら、毒も入ってないって分かるし安心やろ」と。 母親は「何買ったん?」と言うので「バームクーヘンとか入ったやつ」と。 続けて「今、11階のカフェでコーヒー飲んでる」と。 母親はまたまた「えええ!?」と。 続けて「私、また他に電話せなあかんとこあるからまた」と言ってきたので、「バイバイ」と言って電話を切った。
現在午後18時45分。 病院から帰ってきた。 カフェを出て、タバコを吸いに一度外に出た。 それから病院に戻って、親父が入院していた7階まで行った。 親父の病室のドアを開けたら、既に別の患者さんが入ってた。 その患者さんは向こう側を向いてテレビを観ていて、電気も付いていなかったけど、部屋の雰囲気は親父が居た頃のまんまだった。 看護師さんたちの詰所、ナースステーションから一人の女の看護師さんが出てきて「あ」と言った。 俺は「こんにちは」と挨拶。 続けて、「最後に父が居た場所をもう一度見ておこうと思って来ました」と。 看護師さんは「そうだったんですか・・・。突然の事だったんで・・・」と。 俺は「父の葬儀も滞りなく終わりました。本当にありがとうございます」と、○×先生に言ったのと同じような事を言った。 看護師さんは「お母さんは大丈夫ですか?」と言い、俺は「悲しんでましたね・・・」と。 看護師さんは「お体に気をつけてください」と。 それからナースステーション前を通ったら、中に居る看護師さんの一人が「あ、□□さん(親父の名前)のところの」と言い、続けて「ほんまや」と言う声が上がった。 俺はそのまま素通りしたけど、今思うと、ナースステーションの方を向いてお辞儀の一つもすればよかったな・・・ 病棟内を歩いてて、病院は本当に親父が生きていた頃と全く変わっていなくて。 ただ、親父が居た部屋だけは別の人が入ってて、そこだけ違うけど。 でも、まるで親父が生きてた頃、俺がお見舞い通いしてた頃のような気分が蘇ってきて、何だか少し嬉しかった。 病院を出て、地下鉄で西梅田に向かい、その駅の近くの「ぶらり横丁」の「さぬきそば」で、また天丼のうどんセットを頼んで食べた。 それから地元に帰ってきて、スーパーでキムチと豆腐を買って帰った。 そんな感じ。
プログラムの更新とかで再起動させられた。
なんか、ネット接続が切れてリモホがまた変わってしまった。 親父が生きてた頃のリモホじゃなくなってしまった・・・
現在午後19時32分。 従兄のN君から電話が着た。 「○○君(俺の名前)、元気?」と言うので「さっき病院行ってきた。挨拶してきた」と。 そしたら「偉い偉い。○×先生には会えたん?」と言うので「会えた。お菓子渡してきたわ」と。 N君は「これからはお母さん一人になるけど、○○君と××ちゃん(弟の名前)でちゃんと支えたりや」と。 続けて「また何か困った事があったら電話して」と言ってくれた。 そんな感じのやり取りをした。
前までは見つかったのに、フェイスブックで○×先生のページが見つからなくなってしまった。 フルネームで検索したら、決まってトップに出てきていたのに・・・ お菓子の詰め合わせも「ライフ」みたいなとこで買うんじゃなく、もっとちゃんとした店で買えばよかったかな。 まあ、こういうのって気持ちだし、まあいいか。
現在午後21時09分。 今日から「英会話・ぜったい・音読」の勉強を再開。 22日に親父が死んで、23日、24日と通夜、葬式で勉強出来なかった。 3日間の遅れが出来たけど、しょうがない。 1分間で読めた単語数は138語だった。 前回、1週目の時は124語だったから、少しは上達したのだろうか。
親父が死んだ後、母親が「お父さんのこの飲みかけのビール、捨ててくるわ」と言って、洗面所にビールを流して捨てていた。 どうせなら、俺が残りも飲めば良かった。 親父が最後に口にした酒だし・・・
親父は結局、母親が買ったバレンタインデーチョコは食べなかったそうだ。 死んだ日に食べるつもりでいたみたいだけど。
今日病院に行った時、病院のゴミ箱に親父の面会通いの日々で溜まった携帯灰皿の中に入ったタバコのフィルター、まだ年が明ける前に病院で計った俺の血圧が記録されたレシートみたいな紙、あと、親父が死んだ時に涙を拭いたティッシュを捨てた。 どれも病院で生産された物だから、病院で捨てておこうと思ったのだ。
親父のお通夜でカーペンターズが流れていたので、これを聴いてる。 【Carpenters】人気曲詰め合わせ【カーペンターズ】 http://www.nicovideo.jp/watch/sm2871060 俺が会場に入って、一番最初に耳にしたのは「Superstar」という曲だ。 29:35くらいから始まる。 俺もコメントを残した。
ヤングマガジンは今月の24日に発売されたそうだ。 コンビニに行っても置いてなかったけど。 どうしよう。 明日にでも、遠くのコンビニまで行って読んでこようか。
Skype友達からスカチャが着た。 Skypeメッセージのところを、今「My father is dead...」にしてるから。 「お父さん亡くなったの?」と聞かれた。 俺は「うん」と。 「最近どうしてる?」と言われ「今日は親父が入院してた病院に行ってきた」と、今日の出来事を話した。 「病院に行って、気持ちの整理はついた?」と言われ「親父が生きてた頃、毎日お見舞い通いしてた頃の気分が蘇ってきた。まだ親父が生きてるような感覚で」みたいに言って、そこで涙が流れてきた。 そして、この日記のアドレスを教えた。 「ブログ書いてるんだ。いいね」と言われ「俺が10代の頃、親父に『日記付けてみたらどうや』って言われて、それ続けてる」と返した。 続けて「日記ってより、ブログみたいな感じだけど」と。
親父が大好きだった○×先生、真摯で正直で、本当に良い先生だったよな;;;;
親父が死ぬ前日、都島の大病院に診察に行った。 親父はしんどそうだった。 母親曰く、「お父さん、本当は都島の病院に移りたくなかってん」と。 なので、最後は親父が大好きだった□×病院で逝けてよかったんだと思う。
本当に凄い偶然だったけど、今日は○×先生に会えて本当に良かった・・・ 親父も喜んでくれただろうか・・・
現在午後23時58分。 ガラケーの充電が終わった。 あと2分で「昨日まで親父の葬式だった」が終わってしまう。
現在午前0時01分。 日が替わった。 ここからが本当の2014年2月26日の日記だ。
「昨日まで親父の葬式だった」も終わってしまった・・・
俺のメガネの度は合っていないので、葬式の時「南無阿弥陀仏」と書かれた板?がブレて見えたな。 結局、弟の結婚式の為に母親に買ってもらったメガネじゃなく、中学生の頃から掛け続けているメガネを掛けて行った。 「ずっとこのメガネでお見舞いに行ってたから」というので。
現在午前1時52分。 今日はそろそろ寝ようと思う。
今日は午後13時過ぎに目が醒めた。 俺の「英会話・ぜったい・音読」の教科書を母親がいじってしまって、俺がめっちゃ怒る、という夢を見た。 母親は「ごめん」と謝っているのに、俺は「死んでまえ!」って言うくらい怒ってた。
現在午後14時57分。 あの子にメールを送った。 昨日の出来事を伝えた。
そういえば、一昨日葬儀場から帰ってきたら、スマホの充電が残り20%になってたんだ。
現在午後15時07分。 喪服をクリーニングに出してこようと思う。
クリーニングに出してきた。 以前、弟の結婚式の後も礼服をクリーニングしてもらった場所だったので、名前だけ言ったら電話番号もデータとして残ってたみたいで、改めて伝える必要が無かった。
asnasでマガジンを買ってきた。 俺の顔見知りのおばちゃんが店番をしていたので「ヤングマガジンありますか?」と聞くと「置いてないねえ。昨日まであったと思うけど。セブンイレブンには行かはった?」と言ってきたので「セブンにも置いてませんでした。ローソンまで行ったんですけど、そっちにも置いてませんでした」と。 続けて「普通のマガジンください」と言ってマガジンを買った。 おばちゃんが「これも入れときます」と言ってきたので「何ですか、これ?」と言うと「キャラメル」と。 俺は「ありがとうございます」と言ってasnasを出た。
今の俺、気分が全然平気なんだけど。 親父が死んで、まだ4日目だというのに、通常運転に戻ってる。 切り替え早っ!
プログラムの更新とかで再起動させられた。
あの子から返事が着た。 俺の日記は読んでないそうだ。 「自分の父が亡くなった時の事とか思い出して、色々と辛くなるから」と。 なので、親父が死ぬまでの経緯をざっとメールで書いて送った。 淡々とした文章で。
なんか、この『エンピツ』のカテゴリ別アクセスランキングで俺の日記が1位になってる。 親父が死んで色々あったもんな。 みんな興味持ってるんだと思う。 リモホが替わりまくるスマホからアクセスしまくってた時を除いて、アクセスランキングで1位になったの初めてかも。
それにしても、1週間前まで、親父はまだ普通に生きてたんだよな。 俺もお見舞い通いしてて。
明日は三宮にアンチウィルスソフトのマカフィーを買いに行こうと思う。
現在午後18時45分。 今日も「英会話・ぜったい・音読」の練習をした。 1分間に読めた単語数が1週目じゃ128語だったのに対し、2週目の今回は140語だった。 順調に成長してるな。
エタカブログも久しぶりに更新。
あの子から返事が着た。 「お父さん、最後に自力で歩いたのは凄い思いがあったんやと思います。 最後まで挑戦し続ける姿をリュカさんや家族に残したんやと思います。 普通では考えられない行動やと思います...」と。 俺は、 「親父も、死ぬ前『このまま抗がん剤治療せずにただ死んで行くんじゃおもろおない。夢も希望もないやないか。治療はやってもらいたいです』って言ってました。 死の前日に都島の病院に診察に行ってたし。 でも、母親曰く『お父さん、ほんまは都島の病院には移りたくなかったみたい』って。 だから、最後は親父が大好きだった脳外の□×病院で、親父の大好きだった○×先生に看取ってもらえて、良かったんだな、って思いました」と。
メッセの子にもメッセージを送った。 「ご心配おかけしました。 俺もだいぶ落ち着いてきました。 親父の死や葬儀の詳細は日記に書いてる通りです。 もうメッセ出来るからね」と。
ニコニコでキリンさんの「SIREN 2」の20を観た。 これも、親父が生きていた頃から観続けているシリーズだ。
ヨーグルトの消費期限が2月22日となっていた。 親父の命日・・・ 勿体無いけど、捨てておいた。 でも、昨日は普通にこれ食べてたよな・・・ 大丈夫だったけど、怖いから今回は辞めておく。
親父が死んで、突然する事が無くなってしまった。 今までは毎日お見舞い通いをしてて、帰ってきたらメガビと勉強して寝るって感じだったけど。 やる事ないし、ジャンプでも読もうか。
その前にちょっと横になる。 疲れた。
病院から親父の遺体を車で芦屋の葬儀場に搬送する時、その車に乗り込む時だったか。 それとも、火葬場へ親父を運ぶ時、バスに乗り込む時だったか。 俺は母親に「家族で一番最初に死ぬのは俺やと思ってた」と言った。 母親は「あんたはまた何でそんな変な思い込みしてるん?」と言った。
現在午後22時41分。 親父が死ぬ数日前から、今日にかけての日記を読み返していた。
2年くらい前、親父と母親で「結婚30周年記念」とかでスペイン旅行へ行ってたっけ。 もう、結婚記念旅行もあれで最後になってしまったんだな・・・ これからも、40周年、50周年とやっていくのだと思っていたけど・・・
今日で、親父が生きている時に買っていたチーズを全て最後まで食べ終えた。
俺のiPhone5のiOSが7.0.6にアップグレードされるらしい。
アップグレードされた。
もしも俺が死んだりしたら、追い打ちをかけるように更に母親を悲しませてしまうかもしれないな・・・
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