ああああ、ジャマ子うぜえええええええええええ!!!! しつけえええええええええええええええ!!!!!!! あれから何度も何度もベランダの扉をキュッキュキュッキュ!と開け閉め開け閉め。 まるで俺の回想、更には先ほど見た夢の纏め書きの『阻止』を図ろうとしているかのように。 こうなる事は最初の最初から予想出来てた事だがな。 俺が何かを「纏めたい」と願って取り掛かると、必ずこうやって妨害される仕組みになっているから。 俺の人生の経験則だ。 「邪魔されないなんてありえない」 「台無しにされないなんてありえない」 あかん、色々吐き出したかったのに、どんどん記憶やイメージが離散してしまってる;;;;; 現在午前0時31分。
俺の意識が完全に叩きのめされ、続きの纏め書き続行が不可能になったら、シレッと隣のジャマ子が静かになった。 本当に、俺のやろうとしている事の「阻止」"のみ"を目的にしているとしか思えない・・・ 本当に忌々しすぎる・・・・
現在午前0時47分。 もう完全に書く気失くした。 もう実感も完璧吹っ飛ばされてしまったし。 もう無理。 はいはい、さぞご満足された事でしょうね、クソが!!!!
現在午後12時26分。 もう実感も伴わないし、記憶も薄れてきたのだが、今日見た夢の内容を大まかと。 その後、別の場面。 俺は学校とデパートが一緒になったような奇妙な建物の中にいた。 薄暗い、廃墟になってしまったような建物だった。 他にも何人か人が居た。 今度は子供ではなく、大学生くらいの人々だ。 みんな、薄暗い1階の踊り場みたいなところに集まっている。 俺一人、エレベーターに乗って上階に向かう。 上階は、人っ子一人居はしない。 だが、なにやら恐ろしい気配を感じてしまう。 ここら辺がうろ覚えなのだが、本物の恐怖の片鱗、みたいなものを感じ取ったのだと思う。 俺はその時感じた恐怖を、手元にあったノートに書きなぐり、記録する。 これは記録しておかなければ、と感じたのだ。 上階は本当に恐ろしい場所だった。 特に何か変わったものがある、化け物がいる、なんて事は無いのだが、とにかく何かが恐ろしかった。 そこには、確かに本物の恐怖と絶望があったと思う。 そして、エレベーターに乗って皆が集まっている1階に戻る。 しまった、ノートを上に忘れてしまった。 しかし、別の人が何故だか俺が上に置き忘れてしまったノートを携えていた。 こいつも上に行ったのか。それがまた恐ろしかった。 しかし、上まで取りに戻らなければならない、という最悪の事態は避けられた。 「この恐怖の記録ノートは俺達の部に保管しよう」という事になった。 どうやら、俺達は何かの部活かサークルのメンバーらしい。 別の場面。 その建物を出る。 何故だか俺一人になっている。 日が昇っていたので、辺りは明るくなっていた。 建物の外は、山の斜面といった出で立ちだ。 しかし公園になっている。 山のふもとに向かって斜めに傾いた公園だ。 俺は広場を降りていく。 目の前には何人か人が居る。 オバさんや、おじいさん。 なんだ、普通の人がいるんじゃないか。 これなら全然安全だ。 しかし、その公園にはところどころに奈落に繋がるような大きく真っ暗な穴が開いているのが気にかかる。 目の前におじいさんが両手を広げて立ちふさがる。 その顔。 なんと邪悪な顔だろう。 週刊誌の広告としてライアーゲーム劇場版のポスターを見かけた事があったのだが、 そのポスターに出てくる仮面の男。その仮面のような奇妙で不気味な顔だった。 肌の色は肌色だけど、ところどころ赤く腫れ上がっているのも特徴的だ。 そのじいさんが、俺に向かって何事かをつぶやく。 何を言われたのかは覚えていない。 しかしその声といったら、極端なダミ声というかしわがれ声というか、まるで地獄の使者のよう。 広場にいた他の人間達も、皆同じ声を持っていた。 「随分とイメージしていたのとは違うけど、ああここは地獄だったのか」と俺は悟った。 俺は憎悪と怠惰で構成されているような人間だからな。 やっぱりこの魂では行き着くところは地獄なのか。 恐ろしい、とにかく恐ろしくてたまらない。 幽霊の怖さとも、修羅場的な怖さともまた異質な、初めて覚える種類の恐怖。こんな恐怖があったとは・・・ また場面が変わる。 俺が3歳から18歳まで住んでいたマンション。 部屋は真っ暗。しかし、ベランダの窓からは綺麗なブリッジが光を放って輝いている。 これは、実際に俺が次のマンションに引っ越す前に見た情景だ。 物心ついた頃から住み続けた家。 俺は、まだ家族がマンションの鍵を返却する前、 「せめて、ギリギリまでこの家を味わっておかないと」と、何度も何度も一人足を運んでは、荷物が全て引き払われ、もはや電気すらつかないその部屋の中で過ごしてたのだ。 その時に眺めていたその光景が、夢の中にそのまま再現されていた。 俺の心象風景とも言えるような我が家の中。 しかし、ベランダを眺める俺の背後に、巨大でえも知れない怪物の気配が。 後ろで大きな口を開いているのが、振り返らなくても分かってしまう。 ここは我が家。俺の心のふるさとだ。 しかし、自分を守るものも助けるものも何もない。 子供時代を過ごした家であるはずなのに、そこは絶望で満ちていた。 これが地獄か・・・ 家族とも、友人とも、メッセの子や霊能者の子やら、俺が持ってる全ての縁が断ち切られてしまっているような感覚が常に付きまとい続けていた。 そこにあるのは、恐怖と孤独と絶望感。 そんな恐ろしい夢だった。 かなり省略したけどこんな感じ。 起きた後、「死んだらこんな地獄に行くのか・・・死んだらこんな地獄に行くのか」としばらく恐怖の余韻が残り続けた。 メッセの子達が普段味わっている恐怖のその一部でも垣間見る事が出来ただろうか。 文章にするとそこまで怖くないんだろうな。 もしジャマ子に妨害されなければ、この恐怖を実感こめて、もっともっと魂の篭った伝わりやすいものとして再現出来てたんだろうけど。 本当に悔やまれる・・・
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