リュカの日記

2009年11月25日(水)

現在午前0時00分。
27歳だ。

現在午前0時02分。
とりあえず午前2時48分までは、生まれて27年経っていない事になる。
まだ26歳だと考えておく。
それにしても、毎年誕生日が迫ってくると、誕生日前から既にその年齢になったような気持ちになるので、27歳なんだって実感も殆ど沸いてこなかったりする。
26歳なら20代半ばといった感じだけれど、27歳ともなると、もう20代後半って感じだよな。
あと3年で30歳か。
なんか考えられないな。
26歳に戻りたい。

久しぶりに浴槽にお湯を張ってボーっとしてみた。
なんかあまり考えられない。
こういう風に、「この時間を味合わないと」という意識が働いてしまうと、それが凄く面倒に感じられ、逆に「早くこの時間が終わってくれたら」と望んでしまう。勿体無い事だけど。
現在午前2時42分。
26歳で居られる時間も、あと残りわずか6分だ。

現在午前2時47分。
26歳で居られる時間も、残り1分。

現在午前2時48分。
これで完全に27歳。

いざ27歳になってみると、逆に自分がまだ26歳で居るかのような感覚になるから不思議なものだ。
昨日までは既に27歳になったような感覚で居たのにな。
午前0時ちょうどに、俺がネットで関わっている少年がお祝いのメールを送ってくれて、それから少し話してた。
午前0時00分から午前2時48分までの間に、今まで読んでいた小説「ヴァンパイア・ジャンクション」を最後まで読み終えた。
一つ区切りを付けれて良かったと思う。
隣近所の妨害もあり、今年は例年よりもあっさりと歳の移り変わりを越えてしまった。
と、こうやって色々書き綴っていると、部屋の外に車が着てトランクの開閉を繰り返す。
うぜぇ。
おまけに隣のジャマ糞も起床してきて、ガタゴトガタゴト。
ああ、何だか吐き気がこみ上げてきた・・・
現在午前3時05分。

ノストラジックな気持ちに浸ってみたかったので、こんな動画を鑑賞してみた。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm642439
3分の2以上知ってるものだ。
俺自身が持っていたというよりも、友達や年上の従兄弟が持ってた事が多かったのかな。
詳細は知らなくても「見た事ある!」というものが殆どで。
他の人間がどういう風に区切っているのかは知らないが、
俺は「前の時代」「今の時代」というものを、携帯やPCの普及、またはファッションで区切って見てると思う。
例えば、インナーシャツやGジャン皮ジャン、男の子の半ズボンやリーゼントや学生服の短ラン等が流行っていたのが前の時代。
茶髪や男のピアス、男の子のハーフパンツや学生服のミニスカート等が流行りだしたのが今の時代。
と言った感じで。
そう考えると、自分は「前の時代」の一番下の世代であるのと同時に、「今の時代」の一番年長に当たる世代にもなるのかな、と。
ちょっと上の世代になると、今のそうした服装なんて「自分の時代のものじゃない」
また、俺より下の世代になると前の時代の服装なんて「そんな古いの着た事ない」みたいな感じだろうけど、
俺の歳になると、その両方が自分の時代のものになってる。
何だか少し複雑な気分になってくる。
本当に、自分が小学生高学年から中学卒業までの間に、色んなものがガラっと摩り替わってしまった感じで。
時代の移り代わりのちょうど狭間に位置してたのかな、と思う。
現在午前7時33分。

阪神淡路大震災によって時代が真っ二つに分けられてしまったような、そんな錯覚も覚えてしまう。

タバコを買いに行く為に、昔の地元付近に向かっている途中、母親から誕生日のお祝い電話が掛かってきた。
そして地元に到着し、タバコを纏め買い。
その帰り、何年も前から履き続けていた靴が片っぽ、完全に壊れて使い物にならなくなってしまった。
誕生日だからなのか、これもちょうど区切りだな。
それから家に帰ってしばらく過ごし、その後眠った。
今日は午後21時前に目が醒めた。
ファミレスにでも行って、帰りにケーキでも買ってこようかな。
しかし、こんな時間に開いているケーキ屋があるだろうか。
現在午後21時18分。

こんな時間に開いてるケーキ屋なんてある訳ないか・・・
せっかくの誕生日だけど、今日はケーキを食べるのは諦めるしかなさそうだ。
ファミレスでステーキだけ食べて帰った。
現在午後23時20分。
24時間前までは、まがう事なき26歳だったのに。
もう一生26歳には戻れない。

現在午前23時50分。
あと10分で誕生日が終わってしまう。
「昨日まで26歳だったんだ」というのが終わってしまう。

あと2分で誕生日も終わってしまう。

あと1分だ。


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リュカ

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