今日は午前11時頃に目が醒めた。 しばらくすると久しぶりにメッセの子が現れたので、近況を聞いてみる事にした。 なんでも、またC君が現れたとの事だった。 前回、C君が現れた時にがむしゃらながらにC君の顔面を殴りつけ、C君を撃退する事が出来たA君。 その事でちょっと安心していたのか、A君が「霊的には無理だけど、物理的にC君を何とか出来るかもしれない」と言い出したそうだ。 そしてある日、メッセの子の家にA君が泊まりにきて一緒に過ごしている時。 突然部屋のドアがコンコンとノックされ、C君が現れたそうだ。 玄関のドアには鍵もチェーンもかけていて、物理的に入ってくるだなんてありえない。 しかし、C君はそれを乗り越えメッセの子の部屋の前までやってきた。 そして、部屋のドアを開けて「あの〜・・・」と言いながら中に入ってくるC君。 そして、「あつかましいと思うけど、俺も仲間に入れてくれないかな?」と申し出てきたそうだ。 するとA君が物凄く殺気だって立ち上がり、「やっと出て着たなC!」と、いきなりC君の襟に掴みかかって殴りつけたのだそうだ。 C君はその場で腰を落としてしまう。 次にA君はメッセの子の心を読んだのか、メッセの子が部屋に置いている警棒の位置を読み取って、C君の頭を何度も何度もガン!ガン!と殴りつけ始めたとか。 C君は必死に頭を抑えて防御している。 A君を止めたかったメッセの子は、C君に「逃げて!早く!」と叫んだそうだ。 すると、それを受けてC君はコクコクとうなずき、頭から流血しながらヨタヨタと部屋を出て行ったそうだ。 しかし、A君は「もう逃がさないぞ!」と物凄く興奮していて、C君の後を追って部屋を出て行ったとか。 メッセの子はA君を止める為、更にその後を追う。 すると、エレベーターのあたりでC君を捕まえているA君の姿が目に入ったそうだ。 A君はC君をなぎ倒し、馬乗りになりながら「つかまえたぞC!」とか「喧嘩も出来ないヘタレ幽霊なんだろ!」とか言いながら、更にC君の顔を2回ほど殴りつけ、それからC君の首を絞めようとしたそうだ。 C君は頭と口から出血し泣いている状態だったらしい。 しかし、A君がC君の首を絞めようとしたあたりで、いきなりC君の目つきが生前には見せた事が無いほど鋭くなって。 メッセの子は「C凄く怒ってる・・・」と思ったそうだ。 その瞬間、A君もひるんだのかC君から手を離してしまっていたそうだ。 そして、C君はA君の耳元に向かって「あんまり俺を怒らせない方がいいよ」と言ったらしい。 その瞬間、A君は力が抜けたようにグッタリとなってしまって、C君は「よいしょ」という感じで自分の上に乗っているA君を横にどかし、メッセの子に向けて「いちいちついて来ないでよね?」と言い、エレベーターではなく非常階段の方から去っていったらしい。 メッセの子がA君に目を向けると、凄くガクガクと震えていて。 A君を部屋に戻すメッセの子。 A君は「無理だ無理だ無理だ無理だ・・・」と言って怯え続けていたらしい。 A君が落ち着いてから話を聞くと、C君の目つきが鋭くなった瞬間に初めてC君から霊気みたいなものを感じたそうだ。 霊気を感じたというよりも、C君が霊気をチラ見せしてきたような状態だったらしい。 そのC君が見せた霊気というのが、C君が本来持っているものの10分の1なのか1000分の1なのか、とにかくほんの一部でしか無い事がA君には分かったそうだ。 それについて更に詳しく話してくれたそうだが、 人間の耳があまりに大きな音を聴くと鼓膜が破れてしまう。 それと同じで、あまりに強い霊気を感じてしまうと、A君も気が狂っておかしくなってしまうらしい。 C君は、A君がまだ正気を保てるギリギリに抑えた霊気を、威嚇の意味でA君に見せてきたのだそうだ。 しかし、そうやって抑えられた霊気自体がA君にとってはとんでもなくて。 A君は以前からC君の事を想像を超えた凄まじい存在だと思っていたそうだ。 でも、今回の事があって「もうあれは強いとかそういう次元じゃなくてバケモノだ。見た目はあんなでも」と。 メッセの子がA君に「どういう感覚だったの?」と聞くと、更に詳しく話してくれて(↓原文)、 『ジェットコースターで下に急降下してウウウウウって着てるのと同時にすごい悪寒がしてるような感覚、なおかつ今地球にいるって感じがあの瞬間しなくなってどこか遠い星に一人ぼっちになったような孤独感絶望感がして、それがもうちょっと深くなってたら自分は気が狂っちゃって戻らなくなってたかもしれないって』 これを聞いて、メッセの子も何となくどういう感覚なのか想像がついたそうだ。 俺はメッセの子に「そんなに強い力を持ってるんだったら、日本全国のそういう男の子に、薄汚いショタコンから狙われないよう護符みたいなものをかけたり出来るんじゃないかな?」と。 メッセの子も同じような事を考えていたらしく、A君にそれを言ってみた事があったらしい。 するとA君は「C君の力だったらそんなの本当に簡単に出来ると思う。C君の力で宇宙を終わらせる事だって可能だと思う。でもC君は気まぐれだろうし、その気になるとは思えない」との事。 でもメッセの子は「俺の頼みだったら聞いてくれそうな気がする。この前の時も、俺が『逃げて!』っていったらうなずいてその通りにしてくれたし」と。 なので、今度メッセの子がC君に遭遇した時、全国のそういう子が変態から襲われないよう守ってくれないかと、C君に提案してもらう事になった。 そして、A君がC君を殴った時の血が、未だにメッセの子の部屋の絨毯に染み付いているそうだ。 C君が逃げる時にあるいた廊下とか玄関には血は残っていないのに、絨毯にだけはくっきりと。 俺はメッセの子に、絨毯の繊維を千切ってその血を食べてみないか?と提案してみる。 そんなに恐ろしい力を持った存在の血なら、体内に入れる事でメッセの子自身も何者かになれるかもしれないし、もし何らかの力がついたらそれだけでメッセの子の周りにいる弱い子達を変態達から守ってやれる。 メッセの子もそれは考えていたみたいで、「お守りになるかもしれない」と、絨毯に広がった血は未だに掃除をせずにそのままにしているらしい。 それを食べるかどうかなのだが、もし万が一恐ろしい事にならないとも限らないから(実際にはこの世に存在しないはずの物質だから)、まずA君に相談してからにしよう、という事になった。 薬になるなら良いのだけれど、猛毒である可能性もあるから。 それと、最近またメッセの子の周りに出没するようになったC君だが、 数年前、C君がB君をあの世に連れていこうとした事があった。 その時からA君は「C君は自分の力じゃどうにもならないから・・」と匙を投げている状態だったのだが、「沖縄のユタという民族なら何とか出来るかもしれない」とメッセの子に提案してきた事があったそうだ。 A君の家の家業も霊媒師だし、そのコネというか、沖縄のそういう凄いシャーマン?の一族と繋がりを持っているそうで。 しかし、それを提案されたメッセの子がその日眠っていると、夢の中にC君が現れ「ユタなんかに頼っても無駄だよ」と言ってきて、結局そのままほうったらかにしていた事があったそうだ。 それで、最近またC君が出るようになったと聞いてからよくオカルト板を見ていたのだが、ちょうど俺がよく見ているスレッドに「自分の近所のユタっていう霊媒師が居て」という話を投稿している人を見つけたので、 「それってもしかして沖縄ですか?」と質問すると、「はい、よくご存知ですね。沖縄です」と。 こんなところで繋がった。 こんな話を聞いても「創作だ」とか「厨二だ」と言う奴が殆どだろうけど、ユタどうこうもそうだけど、色んな理由で俺の中ではかなり確信されてる感じだ。
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