ずっとE君の話が頭の中でグルグルしていて、昨日は中々寝付けなかった。 今日は午後13時頃に目が醒めた。 またE君の話が頭に浮かんで、寝起きからまた陰鬱な気分に沈んだ。 今日の授業は1時限目から3時限目まで。 目が醒めた後すぐに仕度していれば、3時限目の授業には間に合ったはずなのだが。結局、今日も周囲の雑音と戦ってしまってグズグズしていて、3時限目の授業に間に合わない時間になってしまった。 23歳で居られる時間もあと5日。 昨日は、E君の話がたまらなくて、それすらどうでもいいような気持ちになってしまった。
数時間、塞ぎ込んでいるような状態が続いた。 また、周りの雑音を気にしてずっとイライラしているような状態だった。 E君に関して強いショックを受けたのだから、それについてちゃんと考えさせて欲しかったのだ。 車の音が本当に五月蝿い。 ヴウウウウウウウウンヴオンヴォヴォヴォ!!!!! 運転している奴の感情の起伏、怒りの情動を無理やり聞かせられているような感じで、凄く気分が悪くなる。 『てめーの情動なんて知ったこっちゃねーんだよ!!いちいち俺に聞かすんじゃねえ!!!!』みたいな気持ちで、ムカムカしてくる。 マンションの15階に住んでいるのに、歩道を歩く人間達の話し声まで聞こえてしまう。俺の耳が良すぎるのだろうか。 午後20時頃に古本屋に向かった。 読まなくなった漫画を処分しようと思ったのだ。 漫画を紙袋に入れて運んだのだが、あまりにも大量過ぎて、両手で抱えなければならなかった。 とても重くて疲れてしまった。まあ、良い運動にはなったと思うけど。 古本屋に到着し、それを現金に換えてもらう。 俺が持って行った漫画が40冊で、5220円になった。 思ったより金になったな。 読まなくなった漫画は多いので、今度また今日と同じくらいの量の漫画を再度処分しに行くつもりだ。 古本屋からの帰りに、スターバックスに寄ってコーヒーを注文した。 Vサイズ?のコーヒーは、普段家で俺が一回に沸かすコーヒーポッドの半分くらいの量があり、それを数秒で用意してもらえるので(家で沸かすと10分くらいかかる)、430円と値段は高いが、最近よくこの店に立ち寄るようになっている。 店の中で、この前買った「平気でうそをつく人たち」を読んでいた。 俺みたいな物音やら妨害やらによって何事にも手を付けられない状態になったりしてしまう人間を強迫神経症と言うらしい。 また、「自分がこう思う事で、それが実現してしまう」という考えに捉われてしまう事を呪術的思考と呼び、特に強迫神経症の人間に見られる兆候らしい。いくらか自分にも思い当たる節が。 まだ序盤の方しか読んでないけど、この本は悪についての研究書で、悪の定義についても論じている。 悪とは生の対義語で、善とは生を促進するものである、と。 その人の生や人格を尊重し、促進していく事が善であり、他人を支配可能なものにし、その人間の他者依存性を助長し、自分自身で考える能力を弱め、その人間の独自性および独創性を減じ、その人間を制御可能な状態に抑え込んでおきたいという欲望は邪悪なものである、みたいな事が書かれてた。 また、真に邪悪な人間と言えば、歴史に名を残している人間やメディアで報じられるような人間を想像しがちだが、実際には三軒隣の家の母親やら教会の職員やら、社会的に『普通の人』だと認識されている人間達の中に広く溢れかえっているのだ、と。 タイプの男の子に猥褻し、支配し、その子が元々持っていた価値観を無理やり違うものに書き換えたり。そういう事をする人間が、普通に学校に溢れていたり、そこらのオッサンだったり。 俺が普段感じている事に通じるような内容で、とても興味深いと思う。
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