メッセの子が「警察には行かない。弟も行かないって意見に賛同してくれてます。自分犠牲にしてまでそいつに制裁下したいとは思いません」、みたいな事を言う。そいつはあまりにヤバすぎるから、と。 俺は、「そいつが性犯罪で捕まった後、犠牲者の女に報復したとかって話は無いんでしょ?そいつが警察に捕まれば自分が犠牲を被る事も無い訳だし。弟に話す時も『本心では警察には行く気なんて更々無い。嫌々警察の名前を出してるだけだ』ってのを前面に押し出し、匂わせながら話したんじゃないの?」と言うと、「はい。でも弟との話し合いで決めた事です。弟もよく納得してましたから」と言われた。 それに対して、俺は「ああいう奴であれば、そういう男の子に対してやりたい放題って事か。また、そういう男の子に対してはやった者勝ちが当然である、と。○○(メッセの子の名前)はそれを認めるのか。よく分かりました」と言った。 しばらくすると、メッセの子から返事が着た。 「日本語わかりますか?命狙われるって言ってるんです。悪いけど命犠牲にしようとかそこまで思えません。それに俺が逮捕させてこの一件を解決させて奴を動けなくさせたって所詮日本中に日常ありふれてるショタの中のたったの1なんですから。馬鹿馬鹿しい!俺の命の危険だって日本中にウヨウヨ阿呆みたいにいるクソショタのおかげで無駄な命懸けになるんじゃん。あほらしい。それにね今回俺がされた事を裁判所で大勢の人達の前で俺の口から言わなきゃいけないなんて死んでも嫌だ。しかもあれって一般人も視聴できるんですもんね。なおさら嫌だ。親にだって知られたくないし。どうせ俺は自己中の最低野郎だよなんとでも言えよばか!!!俺はこんな人間だ!まじ死ねよ!!!!!!!!!!!!!!」 それに対して、俺は「そっか」とだけ返事を返した。 すると「鬼!」と言われた。 続けて、「なんで俺にこんな厳しいんですよ!勘弁だよ」「やられるだけやられて帰ってからも責められるのまじウンザリなんだよ!あー大人にはなりたくないなぁ!!」と言われた。 そこでメールは途切れた。 警察に行き、そいつが逮捕されるんなら「命を狙われる」事も無いし、そこら辺はメッセの子が警察に行きたくない為の方便なんだろうけど、 この子はいつも「別に知られる事が怖い訳じゃないけど、親に心配かけるから」とか「知られてもいいけど、そうする事で〜の為にはならない」みたいな言い訳をしていたので、「本当の本当は知られるのが怖いっていうのが一番の理由なんだ!」と、今回初めて本音をこぼされた気がする。 メッセの子の気持ちや言い分ももっともなのだろうけれど、俺は納得できなかった。
メッセの子とのメールのやり取りが終わって、5時間くらい経過した。 何だか、落ち着かなくなってきた。気が重い。 今までずっと関わってきた子にあそこまでボロクソに言われて、無意識的にどこかでショックというか悲しさみたいなものを感じているのかもしれないな。 もう関われなくなるかもしれない、といった寂しさみたいなものもあるのかもしれない。
今日は午後13時過ぎに眠りに就いた。 そして、今日は午後23時半頃に目が醒めた。 メッセの子から「昨日は酷い言い方してすみませんでした」とメールが着ていた。
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