リュカの日記

2006年04月29日(土)

メッセの子は大丈夫だろうか。
さっきの映画を観終わっても、まだ返事は返ってこない。
もしかしたら、一度目を覚ましてから息を引き取ってしまったのだろうか、とか。
こんなにその子を思いやれてないまま死んだりしたら・・・、とか。
最悪な事態を想定した俺の予想はよく当たってしまうんだ、とか。
それとも、メッセの子が昏睡状態のうちに、意識だけの存在になって俺のところに来たのだろうか。
俺の内面の薄情さ、冷徹さに触れ、目覚めた後「もうリュカさんとは話したくない」となったのだろうか。
色々な事を考えていて、どんどん後ろめたさが募っていった。
ここで、いきなり親父に邪魔された。
俺が感じているべき罪悪感が、親父のせいで散ってしまった・・
自分がさっきまでメッセの子に対し、何を想いどう感じたのか、すっかり分からなくなってしまった。
この1週間、土日になったら学校に行かずに済むから、その機会に自分の気持ちを整理しよう、なんて思ってた。
休日は親父が家に居座っているのだ、という事をすっかり忘れてしまっていたのだ。
だから、普段、休日はいつも「考えたいから、早く休みよ明けてくれ」と思うのだ。

何で連絡が来ないんだろう・・・・・

欝い・・
昨日弟君が「病院に行って来ます」と言ったのは、午後22時前だ。
もしかしたら、メッセの子でなく弟君の身に何かあったのかもしれない。
以前も、夜中に公園でショタコン親父に襲われかけた子だ。
そこらの変質者にでも捕まって、連絡出来ない状態なのかもしれない。
それとも、あの女共に・・・

メッセの子にしろ、弟君にしろ、異常な事が起きている可能性は高そうだ。
それとも、弟君がメッセの子に携帯を渡し、メッセの子は驚かすつもりで、自分がメッセを立ち上げる日まで連絡を絶つつもりだろうか。
以前、退院する前も「びっくりさせようと思って、本当は退院するのも黙っているつもりでした」と言っていた。
でも、自殺を計ったような子が、そんな余裕を持った事をするだろうか。
以前と違って、今回は自分の意思で自殺を計った可能性が高いのだ。
それとも、俺が弟君にメッセの子が何について悩んでいるのかを告げた事を怒っているのか。

現在午前5時49分。
とりあえず一度眠って、目が覚めてからもう一度メールを入れてみる事にする。好きだった子の思い出に浸っているような場合じゃなかったんだよな・・

午前7時過ぎに目が覚めた。
1時間くらい眠ったと思う。
男の子を心底心配できる自分、というものは、
あの子までもがそういう目に遭わされていたのだ、という事を知った時、同時に死んでしまったのだと思う。
それ以来、心配している風で、どこかで高揚していたり、嘲っていたり。
本当に、酷いくらいに・・・
それ以前の自分と今の自分が、全くの別人格のように感じられてならない。
以前の自分に合わせよう、合わせようとしてきたけれど、やっぱり内面だけは戻せない。

眠りに落ちたり目覚めたりを繰り返し、最終的に午後16時半頃に目が覚めた。
相変わらず、連絡は着ていない。
タイプの男の子が陵辱されるという事が、自分の意識の中で常識化しつつあるんじゃないか・・・
そんな事が意識され、胸の中がギュウギュウ締め付けられるような、ドロドロとした気持ちになってしまう。
悔しいな・・・

メッセの子の事を好きな、メッセの子よりも年下の男の子が一人居る。
もう1年以上前の事だが、その子はメッセの子の携帯から俺に対して「あなたは○○君(メッセの子の名前)の何なんですか?僕と遊んでいる時も、あなたとばっかりメールしてんじゃん!」とメールを送って来た事があった。
どうやら、メッセの子の携帯を盗み見て、そのまま俺にメールを送ってきたようだ。
別に、俺はメッセの子と付き合っている訳でも何でもないので、その通りに説明した。
それでも、「あなたがどうだろうと、○○君がどう思ってるかが重要なんですよ!」とか、「もう○○君と会話しないで!!」とか色々言われた。
その子が自分の携帯をいじっている事に気づいたメッセの子は、その子を止めようとしたそうだ。
すると、その子は泣きながらメッセの子の携帯を割ってしまった、という事があった。
メッセの子は、その子と今でも繋がりがある。
その子も、メッセの子のお見舞いには来ているはずだ。
もしかしたら、その子が弟君からメッセの子の携帯をひったくったりしたのかな。そして、俺からのメールを受信拒否にし、「この携帯は僕が保管するから!」とでも言い出したのかもしれない。
だから、連絡が途絶えてしまった。
そういう可能性も見えてきた。
それなら、メッセの子がパソコンを使えるようになるまで、かなり長い時間、俺はメッセの子の安否を知る事は出来ないだろう。

映画「着信アリ2」を観た。
内容はまあまあ。
でも、そこまで怖い映画でもなかった。
出てくる幽霊も怖くないし。
一人で鑑賞しても大丈夫な類だろう。
映画が終わり、エンドロールに「シャドウ・リュウ」という名前を見つけた。
シャドウ・リュウというのは、俺が子供の頃に好きだった「来来!キョンシーズ」という中国ドラマに出てくる、テンテンというヒロインの本名だ。
今は日本でタレント活動をしていると聞いていたので、多分テンテン本人だろう。
中華料理店の娘の役らしい。
観返してみると、確かに面影が残っている。

午後23時46分。
メッセの子本人からメールが来た。
「心配かけてすいませんでした」と。
色々話を聞いてみる事にする。


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