もう何も心配する事が無くなったんだから、メッセの子にも早く回復してほしい・・ 医者の話では、仮死状態になった時に脳がやられている可能性があって、このまま植物状態になるかもしれない、とか・・・ 「兄貴の書いたメールとか、貴重になるから残しておいた方がいいよ」と言われてしまった。
なんか、また凄く後ろめたい気持ちになってきた・・・
メッセの子の弟との会話は、実に6時間半以上にまで及んだ。 話が終わって、俺も心身共にグッタリしていた。 今感じているものは何だろう。 自分の望んだ通りの方向に話を進める事が出来た満足感か。 それとも、まだ何も解決していないじゃないか、解決するんだという保障も無い、という不安感か。 上手い具合に話が進み過ぎたんじゃないか、絶対このままで終わるはずが無いんだ、という事に関する不安感か。 「もう回復しても大丈夫だから」という状況になり、今こそメッセの子の回復を望める状況になった今、初めて湧き上がってくる、メッセの子が植物人間になってしまうかもしれないのだ、という事実に対する実感か。 俺には判断する事が出来ない。 今感じているものは、高揚とも、不安とも取れる感情だ。 今まで、メッセの子が大変な状態なんだ、という事に対して、欠片も現実感が感じられて居なかったのかもしれない。 メッセの子の弟との会話が終わった後、昨日一昨日と少しずつ観ていたレンタルビデオ「アンダーワールド」の続きを観た。 現代を舞台にした、ヴァンパイア族と狼男族による抗争の物語だ。 最初はちゃちい設定だなと思いながらも、観終わってみると中々面白かったと思う。 今日映画を観始めてから、その映画が終わるまで、1時間半程かかった。 現在午前3時12分。 明日の1時限目にあるリスニングには、死んでも出席しなくてはならない。 大丈夫だろうか。
携帯メールは、新しいメールが来る度、古いものからどんどん削除されてしまう。 残り少ない、メッセの子とのメールを読み返していた。 俺、メッセの子が姉貴の家に留まると言って聞かなかった時、 メールで「もう、○○と話せるのは今日が最後かもしれない。そういう予感がしています」なんて言っていた・・・ 実現してしまうなんて。 でも、「今までだって助かって来たんだから、今回も多分大丈夫だろうな」なんて、根拠も無いのに安心してしまっている部分も強くて。 それで、余計に現実感や切迫感が沸いて来ないのかもしれない。
ずっと、メッセの子とのメールのやり取りを読み返していた。 これがそのうち消えていってしまうなんて、むしょうに悲しい。 でも、全部を保存しておく訳には行かなくて・・
そういう存在だったんだ、という事を除けて考えてみれば、 俺の今までの人生、一番心を開いて仲良くなれたお友達はメッセの子だ。 メッセの子ほど仲良くなれた友達は、未だかつて存在しない。 その1番の友達に対してまで、俺はこんなに冷血だったのか。 本当に、自分はどこか壊れているとしか思えない。
その子に対する心配感を沸き立たせようとするのも、心の底じゃただの罪悪感逃れなんだという自覚があるのに、それでも色々その子に対する気持ちを奮い立たせようと努めたり。 本当、偽善者臭くて厭になる。 でも、そういう気持ちを奮い立たせようとしないと、自分自身に耐えられない。
今まで、メッセの子は俺によく着メロを送ってくれた。 それを、改めて聴きいてみる。 るろうに剣心系が多かった。 そういえば、この子は剣心に憧れていたのだ。 こういう人間になりたい、と。 正義があって優しくて、いつも正しい事を考える。 また、守りたいと思える相手を守れる強さも持っていて。 まさに理想の人間像だな。 色んな事を振り返る。
現在午前5時44分。 結局、朝まで眠らなかった。 学校なんて行かないで、このままメッセの子の思い出に浸り続けていたくなる。
そのまま眠らずに学校に行った。 途中、コンビニに寄ってヤンマガを立ち読みし、ジャンプを買った。 今回は、「彼岸島」が面白かったと思う。 20分遅れくらいで、1時限目の「リスニング」の教室に入った。 この授業を受けるのは、今日が初めてだ。 1時限目が終わった。 2時限目は「環境と人間」 2時限目も終わり、昼休みになった。 ジャンプを読んだ。 「デスノート」が可笑しくて、何だか笑えてしまった。 弁当を食べた。 眠さで、頭がボケボケになっている。 3時限目の授業は眠って過ごそう、と思った。 3時限目は「都市社会学」 眠さが限界だったので眠るつもりで居たのだが、何となく普通に授業を受けてしまった。 黒板に書かれている事だけを、ノートに書き写していく。 授業内容が、全く頭に入ってこない。眠くて眠くてたまらなかった。 3時限目が終わった。 4時限目は授業が無い。 空き教室で過ごす事にした。 ジャンプの続きを読んだ。 「脳噛ネウロ」に出てくるXIが、萌えて萌えてしょうがなかった。 たとえば、XIの肉体が「実年齢は17歳くらいで、見た目は中学生」な肉体を模倣したものだったら、と考えた。 中学生に見える17歳。凄く綺麗な存在だろうな。 強い欲求不満を感じた。 自分は、満たすとかそういう夢を見てはいけないんだ、という事に対して苦痛を感じた。 満たしたい。満たしたい。満たしたい。 この欲求不満が、俺が大学1年前後に感じていた苦痛に似ていて、何だかリセットされてしまったような印象を受けた。 その反面、「自分はどういう風に考えなければならないのか」という意識も浮かび、葛藤しているような状態が続いた。 満たせないという事を、苦痛に感じる事自体が最低なんだ、と。 でも、今の俺には欲求不満があるだけで、そういう子がそういう目に遭わされるんだ、という事に対するショックが無い。 欲求不満が募りすぎて、そういう目に遭わされた子だろうが、遭わされていない子だろうが、今の自分は機会さえあればタイプの少年に衝動的に手を出してしまいそうな気がした。自分を抑える自信が持てない・・ それは、自分の中で絶対に犯してはいけない事なんだ、という意識はあるけど、ショックが伴っていないので、抑止力としては薄く感じた。 「自分のような人間こそ死ぬべきなんだ」 思えば、メッセの子は俺にとっての抑止力的存在でもあったのだと思う。 俺が自分の欲を満たす事は、絶対に許されてはいけない事なんだ、と強い自覚を持つようになったのも、メッセの子と関わるようになってからだ。 そのメッセの子があんな事になってしまって、それで知らず知らずの内に戒めみたいなものが決壊してしまったような状態になったのだろうか。 ここまで強い欲求不満を感じるのも、本当に久しぶりで。 どう考えなければいけないのか。 俺みたいなショタコン野郎は死ぬべきなんだ! 机に突っ伏し、そんな事を考えているうちに、俺は意識を失っていた。 目が覚めると、5時限目が始まる少し前の時間になってた。 喫煙所に行き、タバコを吸った。 吸いながら、「もしも自分がそういう子に手を出すような事があったら・・」という強い不安が沸いてきて、「そうなる前に死ななければならない」、と。 まだ、頭はボケボケだったけど。 欲求不満が続いていた。 別に、「メッセの子の身代わりになってあげたい」なんて殊勝な気持ちからじゃなく、客観的に考えて、自分が生きてる事の方が理不尽なんだ、と。 どうせ、自殺するような勇気は俺には無いけど。 「満たしてはいけない」という事に対して、申し訳を立てなければならない相手が傍から居なくなってしまって、この先どう抑えていけばいいのだろう、と恐ろしくなった。 タバコを吸い終わり、5時限目の教室に向かった。 5時限目は「カウンセリング論」 今日の授業では、「抑圧」とか「無意識」とか「欲求不満」とか、そういう事について教えていた。 それをノートにまとめながら、その講義内容を、自分に照らし合わせて考えたりもしてしまった。 授業を受けている途中、メッセの子の弟からメールが来ていた事に気が付いた。多分、俺が空き教室で眠っている間に着ていたのだろう。 メッセの子の悩みについての内容だった。 それを読んでいるうちに、先ほどまでの欲求不満は失せていた。 5時限目が終わり、家に帰ってきた。 現在午後19時27分。 多分、今日はすぐ眠ると思う。
メッセの子の弟からメールが来て、午後22時20分頃に目が覚めた。 メッセの子は、自分と同じようにショタコン共からレイプされたり陵辱されたりし続けてきた中学2年生の男の子の相談をよく受けていたらしい。 また、その男の子は、現在進行で自分の通う中学校で、同級生達からも猥褻行為を受け続けている。 メッセの子がこんな状態になった今、その子の事はほったらかし状態になってしまっている。精神的にも、かなり追い込まれている子なのだ。 なので、その子の事を、メッセの子の弟に話したのだ。 すると、「僕がその子の事をなんとかします」と言ってくれた。 その中学生の男の子は、メッセの子のお見舞いに、毎日病院通いをしている。その時、メッセの子の弟が、その子と話をしたそうだ。 さっき来たメールは、その事についてだった。 悪い状況に転んだかもしれない。
何で、被害に遭わされた男の子達が苦しまなきゃいけないんだろう・・ 苦しむべきなのはそいつらなのに。 本来、そういう少年というのは、絶対にショタコンなんかの手の届くような存在じゃない。なのに、そういう少年達がショタコン共のために苦しんでいるなんてどういう事だ。
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