リュカの日記

2003年05月14日(水)

今日起きたらピアスを付けてる左耳がパリパリになっていた。
新しいのに替えてからよくかぶれるようになっていたんだけど、寝てる間に膿が出て固まったらしい。
耳とピアスが膿でくっついていたので、剥がすのにかなり苦労した。
剥がす時、バリバリバリって感じになってかなり痛かった。
剥がしてみるとピアスに小さな肉片のようなものがくっついていた。
膿に血が混じってそういう風に見えるのかもしれない、と思って触ってみると肉の感触がした。噛んでみても肉の感触がした。
以前から自分の傷口を舐めたり噛んだりした事があって、大体味とかは想像できていたんだけど、食べてみると想像通りの味と食感だった。
自分の肉を食べるっていうのは、その部分が体から取れる前は痛みを感じたりしていた部分なので、千切れていても噛んだり食べたりしたら精神的に「痛そ〜」と怖い感じになると思っていた。
この肉片は元々自分に付いていた肉で、神経も通っていたのだろう。
実際は噛んでも食べても精神的に「痛そ〜」と感じることはなく、普通の動物の肉を食べているといった感じで、自分の肉なのに、それに共感して痛みを感じることはなかった。
食べて少ししてから急に腹が痛くなってきた。
人間が共食いしないように、拒絶反応を起こすよう本能に植え付けられていたのだろうか。
母親に自分の肉食ってみたと言うと「うわぁ、人食いやな」と言われた。
ピアスを以前付けていたゆるゆるの物に取り替えたら結構楽な感じになった。
今日の学校の授業は2時限目からだったんだけど、寝坊したせいで授業を受ける事ができなかった。
3.4時限目の彫刻の課題はちょうちんを作るために竹に和紙を貼っていくというものだった。
最初はダルイ感じがしたんだけど、紙が綺麗に貼れたりすると少しだけやる気が出てきた。
時間内に終わらなかったので、少しだけ居残りをして課題を済ませることにした。他の生徒もまだ数人残っていた。
彫刻の教室は天井に天窓がついている。
今日は雨が降っていて、夕方になっていたので天窓から見える空は灰色がかった薄暗い紫色でなんだかとてもノスタルジックな気分になった。
俺も小、中学生の時は学校で居残りとかをよくしていた。
居残りというのは、授業時間が終わりまだ生徒が残っているというのに普段より静かな感じがするものだ。とても懐かしい気分になった。
さらに薄暗くて雨まで降っている。俺はこういう雰囲気が何故かとても大好きだ。普段と同じ場所なのに、普段とは違った雰囲気が感じられるというのが好きなんだろうな。実際夜が明けたばかりの早朝の街並みとかも大好きだし。
家に帰ってから課題の自画像に取り掛かることにした。
明日絵画の授業があるので今日中に終わらせなければならない。
絵の具の残量が残り少なくなってきて残り時間もあとわずかだったので、少しだけ妥協しながらもなんとか完成させることができた。


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リュカ

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