囁き
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2004年09月19日(日) 愛媛へ行く&戯言

 今日から愛媛。正直、あまり気乗りはしていない。披露もあるが、何より、精神状況が悪すぎる。隠しとおすことは難しくはないだろう。親族である上、気がつかせてはいけない状況ということを理解しているから。

 羽田空港に向うバスの車内、無数の思考が浮かびつづける。既に、自分の意思と反して。同時に、不安感と恐怖で満たされる。小学生のころから変わらぬこと。それでも慣れることもなく、打ちのめされる。
 知人の一人に、精神状況を明かした。気がついているようだったから。隠しとおせなかった?否。無意識のうちに告げたかったのだろう。一人で強く。そう願いつづけているのに、手を伸ばしてしまう。立ち上がろうとあがく。立ち上がることは出来ても、ふらついてしまう。拒む両足を殴りつけても、何の意味などない。心の中で、吼えた。くそったれ。

 既に、涙を流そうとも思わない。ただ、何でもない、下らないことをメールで何人かに送った。…寂しかったのか?今、ひどく後悔している。誰かにすがり、立ち上がったところで何になる?問題を先送りにしているだけではないのか?引き上げてもらってばかりでは、自分の足は鍛えられない。弱っていくばかりだ。

 仙台での友人との会話で、一人ではなく、人といることの強さを教えてもらった。本人にはそんなつもりはなかったかもしれないが、そいつの話の中で、頷かされることがあったからだ。少なくとも、たまには、人に頼ってみようと考えた。しかし、今の僕には、まだ出来ない。弱音を吐くことへの不安と恐怖。無意識に大丈夫なふりをしてしまうこと。それに、ただ頼りつづけるだけで、ハムスターの檻の中のように恋愛とSEXを繰り返す群れの中にいた記憶。全てを吐き出し、友人を壊してしまった過去。手を伸ばそうとしても、震えてしまう。

 飛行機の中で、これが落ちてしまえばなどと考えた。けれど、それは多くの人の死を意味するし、僕だってまだ死ぬわけにもいかない。けれど、自殺ではなく、誰かに殺してもらえれば…何度、この言葉を思っただろう。しかしそれは、責任を他者に投げ渡し、自分のみの幸せを願っているにすぎない。自らで命を絶つよりも卑劣な思考。何故、今まで気がつかなかった?まだまだ、思考の足りない自分を恥じる。

 逃げ道をなくしていけばいいのか?逃げる場所がなくなったら、僕は立ち向かうことが出来るのだろうか。壊れてしまうかもしれない。けれど、逃げ道があれば、僕はそれを選び続けてしまう。それでいいという考えもあるが。さて、どちらにすればいいものか。

 しかし、喜びや楽しさの後の虚無感に立ち向かえない今の状態を、なぜどうにもできないのだろうか?わかっていたはずなのに、出来ない。それは、当たり前のことなのか、それとも、僕に力が足りないのか。転化したものを、さらに転化することをできずにいる。これはおそらく、単純であるがゆえに強いものと同義なのだろう。なににも変わらぬ思いなどないことは知っているが、どうせなら、絶望だけしか知らなければ、更に深い奈落に落ちる事などないのだろう。無人島で一人で生き続けた人間が、寂しさという感情を知らずにすむように。しかし、一人で存在することが出来ないように、喜びを知らずにすむことなど出来ない。誰しも生まれるときは一人ではありえないし、生まれたものは欲を満たさなければ生きられない。何も出来ぬ赤ん坊の食欲を誰かが満たさない限りは、その赤ん坊は死んでしまうし、生きれば、喜びを知る。そこで消えなければいけないのなら、既に僕は23年間も時間を過ぎさせてしまっている

 最低でもいい。卑劣でもいい。ただ、生きることだけに執着してみたい。固執してみたい。満たされているがゆえに、出来ずにいる。俺が吐いているのはきっと、甘えた、満たされた者の戯言。


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