囁き
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| 2004年05月09日(日) |
夢と痛み 〜『一片の現実』 『同じこと』〜 |
今日見た夢。しっかりと覚えてるわけじゃない。 何かに追われていた。戦っていた。相手側は、死を望む人達だった。 場面が変わると、その、相手側の人二人と親しく話していた。 「本当にいいの?」 一人の女性にそう問われ、僕は頷いた。 「じゃあ・・・おやすみ」 僕は喉を掻っ切られた。 力が抜け、身体が冷えていく。全身に痺れが走る。 「ドラッグをやってるみたいだ」 すでに声にならないが、唇を読んでくれたのだろう、一人の男が、笑った。 徐々に意識が消えていく。
暗い場所にいた。 『許されると思っているのか?死ぬことなど』 『まだ、償いきれていない』 どこか遠くで、そんな声が聞こえる。
目を覚ますと、僕は死んではいなかった。目覚めた場所は、別の場所。 先程とは違う二人が、僕を見て安堵の溜息をつく。 助けられた・・・? 僕は、そのことに苛立ちを感じ、同時に気がついた。 あの二人は・・・? 立ち上がり、二人にそのことを告げる。 走った。 場所はわかっている。でも・・・ 間に合うわけなど、なかった。 事切れた二人・・・身体を抱いて、泣いた。 苛立ちと、悲しみ。 助けられなくて・・・? 彼らは、望んでいた。 なら、苛立ちは・・・
そんな夢。凄く奇妙な感覚。目が覚めても、夢の感覚を引きずっているような。この夢を見るのは、初めてじゃない。少し前に見たばかりなんだ。何で、また見たんだろう。
時々ね、思う。僕らみたいな奴らは、幸せになれるのだろうか?
大学にいればいるほど、他の人達にギャップを感じることがある。やっぱり、どこか違うのかもしれないな。違うフィールドにいる感じなんだ。同じフィールドにいる奴らなんて、今はめったに見ないけど。 昔の友達は・・・やっぱ、どっか社会に適応しきれない奴らでね。逆らったり、ぶつかったり。どっちが正しいんだろうね?きっと、どっちも正しくなんてないし、どっちも正しいんだよね。けど、少数派なんだろう。ここで書いてても、わかんないだろうけど。なにが違うのか。どうして僕がこう思うのか。包まれる雰囲気。状態。考え方。その場所の、彼らを見ないとわかんないんだと思う。個人を見ても・・・きっと、隠してしまうだろうね。あまり、表じゃない。裏というほど、濃くはない。ただ、弱い。 犯罪者やドラッギスト、自傷癖や精神病者。当たり前に行われる性行動。まぁ、それが軽いもんだったら、どこにでもある話なんだろうけどね。特に、性行動なんか。ただ、渦巻いてた。様々なものが目の前にあからさまに。それだけだよ、きっと。
『一片の現実』 『さぁ、綺麗な青空から目を離し 薄汚れた路地裏を見てみよう 道の脇に倒れたように眠る人がいる 欲望に身を委ねて人を見る人がいる なにもかもを捨て去った人もいる 心の闇を隠して笑っている僕がいる それも一つの現実、間違う事無き現実 空の青さや、人の優しさとは対極にあるような 慈母のごとき微笑も、ここには欠片も届かないまま 僕だって、そう 全ての関係を断ち切り、存在を無に返したいと願い 自らの体を壊したいと願い、傷つけたいと願い 恐怖に身を歪ませ、覆い隠してる僕 見えないんだろうね、僕達が何を恐れているかが 誰かが側にいた後の孤独を恐れているという事を 誰もいなければ、いい。それが普通だと感じられているときには それが癒された後に裏切られ、叩き落されるときの恐怖を知っているかい? 裏切られるのにはもう慣れた 人は誰でも裏切る要素を持っていることは教えられた もう、身体に染み付いてしまっているんだ 復讐に身を焦がし、まるで隼のように相手を探す人 金のために人を騙し、友すらあっけなく裏切れる人 自らの心から噴出す炎を抑えきれず、意味もなくお互いの血を流す人 愛することに我を忘れ、愛した人の一番大切な人を消そうとした人 悪魔の薬に陶酔し、手に入れるためにはなんでもやった人 そして、その悪魔の囁きに身を委ねた人 人を信じられなくなることがあるんだ。そんなものばかり見てきたからね 信じられる?僕だって嘘をついているのかもしれないんだ 囁いた言葉全てを、信用できますか? 仮面をかぶり、生きていく人間 素顔は見せていないと信じた方が楽じゃないか? 裏切られても、まだ心が軽くなるから 見破れなかったと叱り付けるのは、怒りを持つのは自分だけですむから 全ては出来ることがないと信じた方が楽じゃないか? 出来ないときの言い訳になるから、出来なくてもつらくならずにすむから 出来なかったと叱り付けるのは、十字架を背負うのは自分だけですむから 様々な言葉を口にして出来ないまま 有言不実行の薄汚れた塊 それも現実、受け止めてくれるかい? 今まで僕が見てきたものを見せたくはないけど それがあるという事は知っておいて欲しいんだ 知って欲しくはないけど、知らなければ傷付くから わかってる。僕が見てきたものも現実だけど それが全てじゃないことは』
『同じこと』 『無計画に進む。なんとなく 景色はほら こんなにもあっさりと変わっていく 足の向くまま 気の向くまま 足元には小さな花が踏み潰されていた 思考のまま吐く なんとなく 流れはほら こんなにもあっさり変わっていく 口の動くまま 気の向くまま 足元には泣いてる人が踏み潰されていた 『人を傷付けるなんて・・・』 そんな言葉は破裂して消える 『生贄がいるんだ』 そう言われれば、話す言葉に理由もわかるけれど・・・ 気がついていないのか 中傷と吊るし上げは 見てごらん ここにも ほら あそこにだって行われている 弱者は踏み潰される運命にあるのか 涙と、隠した黒い炎は月の光のように世界を浸食し ほら また一人壊れた 繰り返される断罪の儀式 何が僕をそこまで苦しめるのか? 人はいつでも人を裏切る 黒い炎は正視する事も出来ないほどに醜く 打ちのめされた人は正視できないほど憔悴しきり 人を信用して 人を嫌悪して 信じて 嫌って 夢見て 潰され 結局は翻弄され続けて 何時の間にか置いていた少しの距離 どっちつかずの・・・ あぁ、きっと僕も 同じようなことをやり続けているのだろう 僕だって、他とあまり変わりない人なのだから』
おかしいのかな?決め付けてるのかな?それならば、いいんだけど。 普通でいたい。そう願うだけ。ただこう考えている、ただの普通な人でありますように。
幸せに・・・なれるよね?
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