囁き
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2001年04月13日(金) |
久しぶりの感覚 〜『冷たい風』〜 |
久しぶりに、彼女と夜に全く電話しなかった。お互い忙しいから、仕方がなくだけど・・・
この感覚、久しぶりだね。色々と考えることも出来たし、詩も書けた(謎)。やっぱり、キーボードで打つよりも、紙を前にシャーペンで書いたほうがいいね(謎)。 なんだろ・・・暫く毎日ずっと電話してたから、こういった一人って、凄い久しぶりな気がした。勿論、寂しいんだけどね。 ふっと、自分の意識が奥に沈んでいく感覚。真っ黒な海の中に、思考や感情全てが沈んでいく。そして、全てを内側に向ける。普通に、自分を見つめるんじゃない。何が違うのかは、自分でも上手く説明できないけど・・・楽しくもあり、つらくもあること。なんか、忘れてた久しぶりの感覚でした・・・
新しい詩は、まだ書き途中です(死)。出来あがったら、また乗っけていきたいです。
『冷たい風』 『冷たい風が窓から吹き込んでくる 煙草をふかしながら 俺は深淵の闇を見つめていた 横には空っぽの酒瓶が転がり 震えながらも俺は窓を閉めるのを拒んだ 冷たい風と 酒の匂いだけが俺を 生きているのだと実感させた 夜が明ければまたすぐに いつもと変わらない日が訪れるのだろう そんなときはいつも 自分が生きているのかが分からなくなる 夜の冷たい風はいつも 俺が生きているのだと教えてくれる 深淵の闇の中から吹く 突き刺すように吹く 優しい風が
冷たい風が窓から吹き込んでくる 光が届くことのない 酒と煙草の匂いが染み付いた部屋に 人を愛することを忘れてしまった 人として機能していない俺の心の中に 冷たい風はその中にあるなにかで なぜか俺の心を癒していった 心も身体もいつも 傷だらけになってこの部屋に逃げ帰る そんなときはいつも よく生きてたと いつ死んでもいいと思う 夜の冷たい風はいつも 小さな痛みを伴いながら俺を包み込む 切り裂かれるように冷たい 痛みと優しさを共に持っている風が
夜の冷たい風はいつも 小さな光を心に灯してくれる 愛しい人と同じように 温かい心を持っているこの風が・・・』
中学の時の歌。『風』って言葉が好きなんだな、僕(笑)。他の詩にも沢山出てくる。『心の闇』とかね。 冬。夜は結構窓を開けていることが多い。風が強く、身体を切り裂くほど冷たい。けど、それが好きなんだ。部屋を真っ暗にして、タバコでも吸いながら、ぼうっと空を見てる。時には、日本酒でも飲みながら、ね(昔のを読んだ人は知ってるでしょうが、しつこいようですが、フィクションです。未成年は飲酒、喫煙は禁止です)。下手な生活よりも『存在』を感じられる。 僕が存在しているって、ね・・・
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