振り返ってみれば、この行事も私にとってはもう20回。 式次第ははとんど変わらずに来ているから、 もう開会式の流れはほとんど頭に入っている。 式の台本をもらうと、去年までとの変更はないかどうかと アナウンスの言葉の終わりをよく確認しておくだけだ。 ここ10余年は、打ち合わせもざっと確認するだけだった。
しかし、きょうは誤算が3つあった。
最初の開式宣言でファンファーレをひとつ演奏する。 その直後に「選手入場」と声が入ると入場行進を始める。 すると、「前へ、、、進め!」の声で行進が始まる。 その段取りは、きょうも担当者と打ち合わせたのだが。。
ひとつ目の誤算は、この最初の場面にあった。 担当の人が今年初めてだったらしい。 ファンファーレを始めたらすぐ「選手入場」と入ってしまった。 ファンファーレが終わった時点で「前へ」と入ってしまった。 破綻はなかったが、タイミングの悪い開幕になってしまった。
毎度の打ち合わせも安易になってしまっていたので、 来年はこの点、改めて確認しておく必要がある。
2つめの誤算は「得賞歌」。 例年たいてい6フレーズでちょうどだったのだが、 今年のアナウンスはとても進行が早くて、 4フレーズで切り上げなきゃならなくなった。 終わるぞ、の振り方に変えたら、ちゃんと反応してもらえた。 臨機応変、お手のもんだね、、と喜んで控え席へ。。。
しかし、この後に3つ目の誤算が来た、、そして、破綻した。 開会宣言のファンファーレ。
開会宣言は、いつもは、少し挨拶の言葉があって、 「・・・・体育大会を開催します!」で 締めるのが慣例になっている。 この締めの言葉は我々にとってとても重要で、 どんなに挨拶が長引いても、この「開催します」に合わせて ファンファーレの演奏に入るようにしている。
きょうは挨拶抜きで「ただ今より、、」と始まったので、 すぐに演奏態勢に入り、「開催します」で演奏を始めかけた。 すると、演奏が鳴り始めると同時に、 さらにスピーカーから言葉が聞こえて来た。 えっっ??!! まだだった?? 思わず止めたけれど、それに気づかず演奏続ける者もいる。 スピーカーからの言葉は「よろしくお願いします」。 再びファンファーレを始めようとしたけれど、 前のまま吹き続けてる人もいたりして、始められず、 完全にタイミングを狂わされて、演奏再開不能状態。。。 雑音を出して終わってしまった格好で、とってもくやしい。
このために、新しいファンファーレ用意したのに、、(泣) そしてそれは20年越しの念願でもあったのに、、(涙)
来年の打ち合わせで、このことも確認しなきゃなぁ。。 開会宣言に「よろしくお願いします」はいらない。 その人の口癖であっても、いらない。 宣言前に言っていただいてもいいが、後にはいらない。
20年目にして改めて打ち合わせの重要さを認識したのだった。
ちなみに、退場は「ラブ・レインボー」の2カッコなしで、 ちょうど終わった。 退場時間を計るつもりでいて、結局忘れてしまったが、 団長から、10分でした、と報告を受けた。
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